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2020年7月 5日 (日)

親父を超えるか

親父が死んだ歳になりました。

61歳。うちの親父は61歳と1カ月ちょいで死んでいるので、トシについては、まずまちがいなく親父を超えられそうです。

実はこれは、自分の寿命として想定していたトシでもあります。親父側はがん家系だし、私は、骨格から体質からあれもこれも親父側を色濃く受け継いでいるしで、下手すれば、親父を超えられずにがんで死ぬ可能性も十分にあるんじゃないかと思いまして。でもまあ、医療も進んでいるし、少なくとも親父と同じくらいまでは生きられるんじゃないか→寿命想定ってことです。

自分はあと何年生きられるのかと考えるようになったのは、20代になってまもなくだったと思います。最初に想定した寿命は、えいやっと70歳。その後、親父側が次々とがんで倒れ、がん家系らしいとわかった時点で、上記のように寿命想定を変えました。30代になってすぐのころでした。

まあ、寿命を想定したらなにが変わるってことでも特にないんですけど、ね。自分にとって5年後、10年後はないかもしれない、来年だってこないかもしれない、だから、いまできることは、いま、やっておこうって思うことが多少は増えた、くらいでしょうか。それでも、そのおかげか、やり残してしまっていることはあんまりない気がします。そりゃもちろん、もっとこうしていればとか、もっと早くに始めていればとか思うものはたくさんありますが、でも、そうするためにはほかのなにかを犠牲にしなければならなかったわけで。総合すると、こんだけできたら満足かな、と。

で、ここから先は余録の人生。生きてるだけで丸儲けの世界です。

といっても、これまた、なにが変わるわけでもないんですけど、ね。自転車をはじめとする趣味に、そしてもちろん仕事にも(定年のない仕事なので)打ち込んでいきたいと思います。仕事については、会社員をやめるとき、長期目標として掲げた「60代は、自分がやりたいと思う仕事をやりたいと思う量だけやるわがままな翻訳者になる」がそれなりに達成できてるとも思いますし。

一の位を切り上げたら70歳。髪の毛も寿命も残り少ないじーちゃんなんで、なにかのおりには、せめて、足くらい残させてくださいませ~>一緒に走る方々

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