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2020年3月21日 (土)

スマートコーチング1日キャンプ@千葉

参加できるなら必ず参加と決めているスマートコーチングの1日キャンプ、今回も参加してきた。

自転車販売店のチームで一緒の人を乗せていくので、5時40分に近くのファミマで待ち合わせて出発。去年までの実績からこのくらいには出た方がいいだろうと思ったのだが、コロナ騒ぎで人出が少ないのか、えらく早くについてしまった。ま、遅れるよりはいいわな。

■スタート前のミーティング

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脚力でグループ分けをしてから、まずは、上りでがんばりすぎない練習。先頭ががんばると後ろがきついのをみんなで体験し、集団で走るとはどういうことかを理解する練習なんだと思う。

そのあと、いつもの周回練。ただ、今回は、複数回まとめてだった。とりあえず、10km×3周回。強度は抑えてローテーションの練習。どうも、私は、先頭に出てから左に寄るタイミングがちょっと早めらしく、コーチの岸選手から「まだよ、まだよ……はい」と何度も言われてしまった。そのうち、左下を見て左後ろにいる人の前輪を確認しろ、と。

そうか、その手があったか(^^;)

このくらいだろうで動いていたけれど、実際には、ほかの人の走り方によってもタイミングが変わってくるし、道の斜度変化でも変わってくる。でも、ちらっと下を見れば、確認して動けるわけで。

コンビニでお昼休憩をしたあと、グループ分けを見直して周回練を継続。我々のグループは、午前中7人だかだったのが3人+岸コーチというぜいたくな仕様。

岸コーチはさすがでローテが自然。毎回、きれいに同じ位置に滑り込んでくる。こっちを見ながら動いているとしか思えないけど、顔は前を向いてるんだよな。

午後一は4周回でだんだんとペースアップとのこと。

2周目くらいからひとり苦しそうだったのだが、3周目に入るとローテがぎくしゃくするくらいに。その人(私の前)が先頭になると、下がる人の前に出られなくなるというか、時間がかかってしまうというか。要するに、風を受けると、下がる人と同じくらいのスピードしか出せなくなってきたらしい。

このとき、後ろの私は、ペースを落とさず、前の人を追い越し気味にしないといけないらしい(そうしないと、集団のペースが落ちてしまうから、だろう)。つい、前に合わせてペースを落としてしまい、岸コーチに何度も背中を押されてしまった。微妙なペース変化を体で感じられるようになれって最初に言われていたのだけれど、それがまるでできないのが露呈したというか。

4周目に入るあたりで、岸コーチから「きついですか」と尋ねられたので、「まだ行けます」と回答。

4周目に入って少しで、きつそうだったひとりが脱落。キャンプ参加者ふたりと岸コーチの3人になり……ペースが上がった。そらそうだ。さすがにきつい。きついけど気持ちいい。ローテがきれいに回っていいペースで走り続けられるのだ。

最後に追加で2周。ここもかなりのハイペースで、わりとすぐ、ひとり脱落して3人に。最後、信号で止まったところで岸コーチから「ここからはレース走にしましょう。だれが先頭でゴールに飛び込めるかの勝負です」との言葉が。

信号のあと、すぐに少し上り、そのあと下りがある。よし、その下りでしかけて一瞬でいいから先頭に出よう。3人のなかでは私が一番弱いはずなので最終ゴールあきらめだろうから。逆に、最終ゴールを考えれば、こんな早くにしかけるのは無謀なので、それはないと残りふたりとも思うはずだ。

そう思いつつ、スタート。

先頭をそこそこペースで進む岸コーチから少~し離れる。加速して、速度差つけて抜くためだ。あのあたりまで行ったら踏むぞと心の準備をした瞬間、岸コーチの腰が上がった。

え?

必死で追うも、当然、追いつくはずもなく。下りはじめたあたりから遅れが広がらなくなっただけよくがんばったと思う。

平坦区間は……とにかくきつい。きついんだけど、もうひとりの人にいつ差されるかと思うと気が気じゃなくて、とにかく、必死で踏み続ける。もうだめ、オールアウトしそうと思ったあたりから、最後の150mはダンシングで絞り出す。もうまっとうに力が出る状態ではないのだけれど、それでも、350~400Wくらいは出た。こんなに粘れるとは思わなかったわ。ベーストレーニングをしっかりやった成果なんじゃないかな。

一応、2着でゴール。

岸コーチからは、「なかなかに強いじゃないですか。最後まで粘れたらワンチャンあるんじゃないですか」と言ってもらった。持久力は高く、長時間になればなるほど相対的に強くなるようなので、あのくらい走ったあとならそれなりなんだよな。問題は序盤の上り。一応、相談してみたけど、やっぱり、特効薬はないらしい。だよね~。

最後は下ハンダンシング。思いギアだともっさりとした加速になるし、疲れてから重いギアを踏むと、最初のひと踏み、ふた踏みで足が終わるので、軽いギアでダンシングしろ、と。

やってみた。どうにもならん。自転車と体がばらばらで下手するとこけるってことだけはわかった(--;)

このキャンプのあと、チャリダーで放映された選手の練習風景によると、まっとうな選手だと、170rpmくらいは回すらしい。今後、ちょこちょこ練習してみようと思うけど……できるようになる気がしないわ、これは。ま、それ言ったら、いまできてるアレとかコレとかも、どうしたらいいのかわからずやってるうちにできるようになったものばっかりではある。

今回のキャンプで注意されたことをもうひとつメモっておく。

ハンドルの持ち方。

いままでは(↓)だった。

  • ブラケット
  • 下ハン先端
  • 下ハン前のほう(下りでブレーキングが必要な場合のみ)

ブラケットと下ハン先端のあいだに、ブラケット先端を持つもできるようになれ、と。持ち方はいろいろあるようだが、私としては、小指だけレバー下に引っかけるくらいがいいようだ(路面が荒れていても手が外れる心配がなく安心)。この持ち方で、手は、へそに向けて引くとのこと。

下ハン前のほうについては……平坦を高速で走っているときにも使う、と。というか、姿勢を特に低くしたいならこちらがいいらしい。

で、下ハンを持つとき、背中に余裕を持たせろ、と。下ハン持つと体が低くなりすぎる気がして、なるべく懐を大きくしていたのだけれど、その結果、下ハン先端、下ハン前のほうと進めば進むほど、背中が丸くなってしまっていたらしい。それでは肩甲骨周りが使えない。肩甲骨周りが使えるくらい背中に余裕を持たせるためには、前傾をきつくしなければならない。

要するに、いままで、かっこだけ下ハン持ってはいるけど、それで姿勢が崩れてしまっていた、と。実際、背中に余裕をもたせて下ハン前のほうを持つと、あきらかに踏み方が変わり、体全体で踏んでいる感覚がある。

下ハン持つなら、姿勢をぐっと低くする。その必要がないなら、あるいは、そこまで低くしたら呼吸が苦しいなどの問題が出る状況なら、ブラケット前端なりにすればいい。そういうことだろう。そうか、という感じ。考えてみれば当たり前なんだけどね~。

下ハン持っての走りは、おととし、去年とかなり増やした結果、長時間続けられるようにはなったのだが……質の向上をめざして一から練習し直すことにしよう。

■今後の練習課題

●ローテーション

龍Q館周回練という練習できる場も手に入ったし(コロナで中断されてるけど)、しっかり練習して身につけたい。

●軽いギア、高ケイデンスのダンシング

正直、どうしたらできるのか、できるようになるのか見当もつかないけど、習うより慣れろでとにかくくり返してみるんだろう。下ハンやダンシングはそれでずいぶんよくなったんだし。

●ハンドルの持ち方の多様化

  • ブラケット
  • ブラケット先端(へそに引く)
  • 下ハン先端(背中注意)
  • 下ハン前のほう(背中注意)

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