« ツール・ド・おきなわ2019(140kmマスターズ)-感想、反省、そして来年に向けて | トップページ | ツール・ド・おきなわ、普久川ダムの上りに必要なパワー »

2019年11月17日 (日)

南アルプスロングライド2019

おととし、チャリダー取材班で走った南アルプスロングライドを今年も走ってきた。次男のにこばっかいと一緒に。このイベントは、基本的ににこばっかいとふたりで参加している。このあたりの時期でないとにこばっかいは参加が難しいのと、このタイミングは、私もシーズンが終わっていて、のんびり走るんでいいやってなるのとで、ちょうどなのだ。

今回は、お世話係も同行。といっても、走るのはにこばっかいと私のふたりだ。初日にお世話係と私、2日目ににこばっかいと私という案もあったが、お世話係は、車が走る道を自転車で走るのは怖いとのことでパス。レースなら、ずっと車が走らない道を走れるんだけど……(^^;)

コースはほぼ例年通りで、距離111km、獲得標高1900m。最後にヒルクライムチャレンジ(距離5.5km、獲得標高460m)がある。

前日、遅いお昼を食べて出発し、夕方にいつものホテル到着。到着が遅かった関係で夕食は7時半からとのことなので、まずはゆっくりお風呂に入ってしまう。

夕食は、これまたいつも通り、鳥モツ煮やほうとうが出てくる郷土料理のコース。たっぷりで、お世話係には食べきれないほどだ。ビールは、瓶のスーパードライ。これで地ビールがあったら言うことないんだけどなぁ。

朝が早いので、夕食後、わりとすぐに寝た。

睡眠は浅く、何度も目が覚めてしまった。寝た気がしない。別に緊張しているわけではない(のんびり走るイベントなんだから)。おきなわ後、シーズンオフに入って練習量が落ちており、体が疲れていないからだと思う。もう少し乗ったほうが、生活全般にはいいのかもなぁ。

朝は5時に起床、6時朝飯で、7時ごろに出発。会場に近い駐車場はすでに満杯で、くろがねやの駐車場に回された。

天気予報によるとスタート時に7℃で日中は18℃くらいまで上がることになっている。それならと、夏用上下に薄手アンダー、アームウォーマー、レッグウォーマー、長指手袋(指切りも持参)、長袖ウインドブレーカー、薄手シューズカバーという格好にした。結果として、あんまり気温が上がらなかったようで、下は冬用、上も夏用長袖くらいの格好でもよかったかもしれない。

にこばっかいとふたり、受付に行くと……「井口さんって、前にチャリダーで走られた方ですよね」と受付の人に声をかけられた。2年も前のことなのに、覚えている人、意外にいるんだなぁ。まあ、目立つジャージではあるんだけど、ね。

ほかにも、デスライド合宿でご一緒した方とか、先日のPEAKSでしばらく一緒に走った方(こちらはサポートライダーとして参加されていた)とか、知り合いに挨拶をしていたら、すぐ開会式の時間。そして、スタート。

■スタート待ちの列

20191117_080220_dscwx350_dsc00132

南アルプスロングライドはグループに分けての集団走行で、各グループ先頭のサポートライダーは抜かないのが基本。我々は、今回、第4グループでスタートとなった。

■色づいた木々を見ながらのんびり走る

20191117_082414_dscwx350_dsc00133

にこばっかいが着ているのは、私が貸したもので、自転車屋さんチームのジャージとウインドブレーカー。ぜんぶ揃っているのはこれくらいだった。スーパーグランフォンド軽井沢のアンバサダージャージで走るかとも聞いてみたが、そんな足ないのに恥ずかしくて着れない、とのこと。そらまあ、そうだろな。

ちなみに、自転車も、お世話係用に買ったもの。にこばっかいがロードバイクで走るのは、2年に1回、このイベントくらいだったりする。

■第1エイドはほうとうと最中

20191117_091716_dscwx350_dsc001341

冷えた体に温かいほうとうが染みる。染みるんだけど……口の中も冷えているので熱々に感じて意外なほど時間がかかってしまい、食べ終わったときには、「第4グループ、スタートします~」の声が。ぎりぎりだった。

このエイドで、また、何人か、知り合いと会ってご挨拶する。自転車関係の知り合い、増えたよな~。

■身延山久遠寺裏の劇坂区間

20191117_101114_dscwx350_dsc00135

斜行する人あり、ダンシングでクリアする人あり。にこばっかいも必死で上ってくる。

■ライドオンでクリア~

20191117_101125_dscwx350_dsc00137

下から休憩なしで一気にクリアはたいしたものだ。半ばに避難所があったので(駐車場に退避できるようになっていた)、そこでいったん休んで来るかと思ったのに。

■身延山久遠寺

20191117_101344_dscwx350_dsc00138

境内を抜けたところで、グループを再構成する。我々はたまたま先頭だったので、後ろを待っていたら、スタッフのひとりから、「それ、SACRAのホイールですか? 初めて見ました」と声をかけられた。

■第2エイドはガトーショコラとマシュマロ

20191117_104540_dscwx350_dsc001422

前回はここ、渡すのに時間がかかって長蛇の列になっていたが、今年は改善されていた。

■スタッフのeバイク体験を手伝う今中さん

20191117_104257_dscwx350_dsc00139e

■ポプラの黄葉

20191117_105243_dscwx350_dsc00143

■平坦基調のところを快適に走る

20191117_105941_dscwx350_dsc00144

■お昼のこしべんと

20191117_113548_dscwx350_dsc00146

今年のお昼は、例年のこしべんと2種類に加え、バーガー弁当も用意されていた。南アルプスロングライドのお昼は、いつもおいしい。

■お昼は今中さんと一緒に

20191117_114304_dscwx350_dsc00147

お昼直前、走りながらちょっとお話していたからか、我々のところに来てくださった。ほかのゲストライダーの方々も加わられたので、にこばっかいが初参加したときの話などをしながら、豪華メンバーでお昼という形になった。

ゲストのエース栗原さんも来られたけど、お弁当をかっ込んだら、すぐ飛び出していかれた。次の長い上りで少しでもたくさんの人を応援するんだから、ゆっくりなんて食べてられない、だそうで。ゲストのお仕事もなかなか大変だよなぁ。

お昼の第3エイドで、チャリダー取材班で一緒だった若者とばったり。

トイレなどにも寄って、第4グループのスタート時間だと思って集合場所に行くと……第5グループだそうだ。時間、聞き間違ったかな。まあいいや。

少し行くと、長い上りに入る。ここはフリー走行だそうなので、にこばっかいには、上で待ってると言い置き、先に行かせてもらう。思いっきり走る瞬間も少しはないと、ね。いいペースで上ったら、第4グループの頭くらいまで追いついてしまった。

■峠には私設給水所が出ていた

20191117_124327_dscwx350_dsc00150

緑色の液体は桑茶だそうだ。けっこうおいしい。下ったところの工場で作っているとの話だったので、たぶん、この会社(桑郷)

■にこばっかいも到着

20191117_124750_dscwx350_dsc00156

■けっこう上ってきたんだなぁ

20191117_125751_dscwx350_dsc00159

このあと、にこばっかいはだんだんと切れ気味、遅れ気味になる。切れ気味になったんなら引くかと前に出ると、軽く走っているつもりなのに、私からも切れ気味になったり(--;) まあ、しゃーない気もするが。

■第4エイドは焼き芋とレインボーレッドキウイ

20191117_133540_dscwx350_dsc001604

このあと、ヒルクライムチャレンジのスタートまでも、にこばっかいは切れ気味。ここで無理してヒルクライムチャレンジで足つりしてもなんなので、あわてずゆっくり行く。

ヒルクライムチャレンジは、にこばっかいと私でグループひとつずれたスタート。なんだけど、スタートしてほどなく抜いてしまう。そらそうだよね。こっちはまっとうにトレーニングしてるんだから、そのくらい違わないと。

パワーは、260W強とあまり無理せずに入り、そのあとはなるべく落とさないようにする、斜度が緩んだらむしろペースアップするを心がけて走った。もうすぐ残り1kmでお世話係が見えるかなと思ったあたりで、残り2kmの看板(--;) こりゃ、おととしの26分24秒にさえ届かないかも。とにかくがまんで走る。お世話係の声援を受けて残り1km地点を過ぎると……斜度が緩んだ。そっか、こっからスピードが出るからなんとかなるのかも。最後は足がやけるような感覚を覚えつつ、ゴール。タイムは、26分13秒。ぎりぎりおととしは上回れたか。

ゴールもエイドになっているので、ラフランスを食べたりしながらあたりの人としばらく談笑。早ければにこばっかいもそろそろかなぁとゴール地点に移動し、こんどは、そこにいた人と、ゴールに向かう人々を応援する。っにしても、にこばっかいが来ない。ヘルメットからそうかと思うと自転車が違う、自転車の色からそうかと思うとジャージが違うという感じで、今度こそ、今度こそと思うたび、近づくと違っている。もしかして、おととしと同じように足つりで大ブレーキになってるのか? そんな不安を感じ始めたころ、ようやくにこばっかいが到着。

■ようやくにこばっかいが到着

20191117_151456_dscwx350_dsc00166

足つりもなく、順調に走って45分くらいかかったらしい。いくら若いとはいえ、トレーニングなしならそんなもんか。

■ラフランスをもらうにこばっかい

20191117_152209_dscwx350_dsc00168

この直後、チャリダー取材班で一緒だった若者とまたばったり。「井口さん、なんでまだいるんですか?」「息子が上がってくるの、待ってたから」「あ、それで……」なんて話をする。

■富士山をバックに写真撮影に応じる今中さん

20191117_152844_dscwx350_dsc00170

ここからゴールまでは下り基調。軽~く足を回しながらクールダウンする。すでに夕方の感じで気温が下がり始めており、ウインドブレーカーを着ていても涼しい。やっぱ、冬用ジャージでよかった気がするなぁ。

■私は10位だったらしい

20191117_155603_dscwx350_dsc0017210

■ゴール後のみみほうとう

20191117_161030_dscwx350_dsc00173

道の駅で野菜やラフランス、卵などを買う。りっぱな生しいたけも購入。野菜が余り気味でなければもっとあれこれ買ったんだけど、な。

買い物をしていたら、また、チャリダー取材班で一緒だった若者とばったり。

「井口さん、スタッフの方々と、話、されました?」
「いや、特には」
「私とか井口さんとか、チャリダーで走ったメンバーがまた来てくれてるって、とっても喜んでくれてるんです」
「そうそう、けっこう覚えていてくれてるんだよね。私も、受付のとき、チャリダーの撮影に参加された方ですよねって言われました」
なんて話をする。

買い物が終わると、参加賞の温泉券が使える温泉へ。おととしはまほらの湯に行ったが、今年はやまなみの湯へ。いろいろなお風呂があって楽しめそうだったので。

ゆっくりお風呂に入り、売店でワインやつまみなどを買い込む。ここの売店は品揃えがいいと思う。晩飯もどっかで食べないといけないのだが、食べ物は、ふつーのラーメンとか唐揚げ定食とかしかない。いくらなんでもなので、高速に向けて走りつつ、食べるところを探すことにした。と、出てすぐのところにお食事処なるところが。とりあえず入ってみると、なんでもござれの田舎にときどきある怪しいファミレスだ(^^;) まあでも、鳥もつ煮とかもあるし、いいんじゃないかと。

晩飯を食べ終わり、8時15分ごろ出発。高速まで、食べ物屋さんらしいところはほとんどなかった。さっきのところで食べたの、正解だったなぁ。

高速は、日曜夜の中央高速上りなので、小仏トンネルが渋滞20km、90分とのこと。微妙だけど、そのくらいなら並んだほうがいいかなぁ、渋滞箇所につくまでに渋滞が短くなってくれてたらいいなぁと走っていたら、渋滞20kmはそのままで通過時間がごく短いあいだに2時間になり、3時間になりとなにやら異常事態のようだ。ナビも、大月で降りろと指示を出してくる。高速を降りる直前の案内表示には、事故渋滞の文字が……ああやっぱり。

大月から上野原は20号線、上野原からは20号線が渋滞しているようなので、ナビの指示を無視して細い脇道へ回る(山との往復でよく使った道)。そして、相模湖から中央高速に乗り直して10時半すぎに帰宅。

■感想

ツール・ド・富士川という名前だった時代から、これで3回走ったが、ここ、のんびり走るにはいいイベントだ。エイドの食べ物は少なめだけど、どれもおいしいし。特にお弁当は、ハズレがない。

にこばっかいにとっては、がんばればそれなりの状態で完走できるけど、かなりがんばらないといけないということで、レベル的にぴったりらしい。こばっかいも走ってみたいと言っているのだが……さてさて、家族4人で参加することはあるのだろうか。初日をこばっかいと私、2日目をにこばっかいと私という組み合わせならあるかな。車も、自転車2台に家族4人ならなんとかなるし。

|

« ツール・ド・おきなわ2019(140kmマスターズ)-感想、反省、そして来年に向けて | トップページ | ツール・ド・おきなわ、普久川ダムの上りに必要なパワー »

自転車-ロングライドイベント」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ツール・ド・おきなわ2019(140kmマスターズ)-感想、反省、そして来年に向けて | トップページ | ツール・ド・おきなわ、普久川ダムの上りに必要なパワー »