家族旅行2019――7日目（ローマ観光）

■ローマの宿

部屋は簡素だが必要十分。

■エレベーターは自分でドアを開け閉めする

■もちろん礼拝堂がある

■朝食はコンチネンタルブレックファスト

修道院なので、当然、このあたりも期待しちゃいけない。量は……我が家的には足りない。ま、足りない分はおやつなどを足せばいいわけで。

本日のメインは、コロッセオ、フォロ・ロマーノ、パラティーノの丘。心配なのは天気だ。予報によるとかなりの時間、雨らしい。今日は1日外で遺跡を見て歩く予定なのに。

ともかく、まずはコロッセオまで歩く。

■道がみんな石畳

さすがはローマだ。

コロッセオはガイドツアーで回る。我が家はじっくり見たい人なので、はい次、はい次とどんどん進まれてしまうのはありがたくないのだが、いろいろと知らない話が聞けるのはうれしい。説明を聞きながら一通り見たあと、これはと思うところがあれば、もう一度見に行くという方法もある。

■集合はコンスタンティヌスの凱旋門

なんのために道に門だけ作るんだと思っていたが、塩野さんの『ローマ人の物語』を少し読んで、少しわかった気がした。実用に供するものではなく、銅像たてたりするのと同じで、名誉をたたえるものなのね。

■コロッセオ。手前はもともとの部分、奥は最近の部分

古い部分が穴だらけなのはなぜなんだろうと思ったら、石同士をつないでいた鉄の棒がささっていた跡なのだそうで。昔、鉄は貴重品だったから、ローマを征服した国が持っていってしまったらしい。

なお、しっくいで固めず、鉄棒でつないだのは、地震に耐える柔構造とするためだったらしい。でも、さ、結局、鉄棒を抜かれてしまい、それから千年以上もそれなりの形が保たれているってことは、もしかして、鉄棒はいらなかったんじゃね？って説も我が家では出ていた(^^;)

■中心部は発掘作業中

■どこもかしこもアーチで強度を出している

■パラティーノの丘

■赤い大理石は皇帝しか使えなかった？

　

それにしても……

■こういう柱とか

■こういう柱とか

どうやって建てたんだろう。クレーンなどがあっても建てられる気がしないし、まして、そういう重機なしで建てられるとは思えない。

■ケイパー

スモークサーモンと一緒によく出てくる実がこの植物で、これは石に生えるのだそうだ。へー。

■カエサルの神殿

ガイドさんはかなりのお年で滑舌が少し落ちている上、日本語が少し怪しくなっているのか間を取ってから一気にしゃべるのでちょっと聞きづらい。でも、だいたいの話はわかるし、グループを引率して歩くのもまあまあうまい。このガイドツアーは参加してよかったかな。

ガイドツアーは9時スタートの午前中いっぱい。

■ガイドツアーは真実の口で終了

真実の口は長蛇の列だったので、見るだけにしてお昼を食べに行く。我が家は、列に並んでまでどうこうしたいと思わないのよね。そういう意味では、ローマは観光客が多すぎる。遺跡はすばらしいと思うんだけど。

■イタリアの白バイ

こっちはブルーがポリスカラーらしい。警告灯も青い。

■チルコ・マッシモを通る

戦車競走が行われた競技場。旅行前に見た『ベン・ハー』の戦車競技を思い出し、長いひもが1本あれば戦車ごっこができるのにねぇなどと話しながら歩く（3人が横に並び、ひとりが後ろで三角形を作り、ひもを巡らせる。で、後ろがひもをふりつつ、4人で走れば……^^;）。

■ローマの駐車風景

駐車場らしい駐車場はほとんどなく、こんな感じで道に止めていることがとても多い。

お昼は翻訳フォーラムの仲間に勧められたお店をトライしたのだが、人気店のようでとても入れない。あきらめて、近くの別のお店（カフェ・プロパガンダ）に入った。

■おいしいのはおいしい……

ただ、量が少ない。

■カルボナーラ

さっきのはお昼じゃなくておやつだったねって言うほどに(^^;)

お昼（おやつ？）を食べながら午後どうするか相談した結果、フォロ・ロマーノとコロッセオをもう一度見ることにした。幸い天気はもっている……というより、よくなってきているし。

暑いくらいになってきていて、喉が渇くのだが、水を売っているお店がない。そのせいか、物売りがあちこちにいる。それにしても、物売りの人たちは工夫しているというか、商魂たくましいというか。こうして暑くなれば水を売る。凍らせたペットボトルのことさえある（手が出そうになった）。昨日の夜、雨が降り始めたときは傘を売っていた。自撮り棒のこともある。夕方はバッテリー。そろそろスマホの電源、あぶないよね？ってことだろう。

■ようやくみつけたジューススタンド

ジュースらしきものが4種類あったので1本ずつ買ってみたところ、赤いのはスイカだった。これは意外。スイカのジュースはまずいという話もあるようだが、これはなかなかおいしかった。

2～3度、雨がざぁ～っと降ってきたが、幸いコロッセオなので、雨宿りできるところがあちこちにあってあまり気にならなかった。

■遺跡の破片に座る観光客

今日は朝から歩き回りっぱなしなので、さすがに疲れてきた。通路にころんと転がしてあるんだから、座るくらいいいんだよねと言いつつ。

コロッセオを出たあと、ふと見ると、メインとなる入り口から道を挟んだところ、丘の下をくりぬくようにお店があり、そこで水などを売っているのに気づいた。目立たない造りで気づかなかったらしい。だよね～。観光地なんだから、どっかでは売ってるよね～。

今晩はピザにしたいというこばっかいの希望で、ピザ屋を探すことになり、いいかげん歩きすぎなのに、コロッセオから宿までも歩いて戻ることに。しかも、まっすぐじゃなくてあっちにふらふらこっちにふらふら。コロッセオ近くにあったよさげなお店は開店前で入れなかったので、グーグルマップで検索しつつ、お店を見て歩いた。ベネツィアだとたいがいどのレストランもピザがあるが、ローマは、まっとうそうなレストランにはピザがなく、逆にピザ屋さんだと食べ歩き用っぽかったりうるさすぎたりして、これはというところがなかなかない。

■晩飯はピザを求めて歩き回った

■こちらのマンホールには、必ずと言っていいくらいSPQRと書かれている

歩いて歩いて、宿の近くまで戻ってしまい、ここか次くらいで宿につくというところで、ようやく、これはというお店をみつけた。

■よさげなお店（フラテッリ・リッチ）がようやくみつかった

ここにしようと決めたあとこばっかいが気づいたのだが、地球の歩き方で紹介されてて寄ってみたいと思ったお店だったとのこと。紹介文でも、店の雰囲気でも、ここがよさそうと思ったわけだ。

■晩飯～

真ん中の皿は、ライスボール、スモークチーズ、アンチョビとあれこれ頼んだ揚げ物がひとまとめに盛られたもの。メニューでは別だったが、まとめて盛られてきた。我が家はたくさん食べるため、お上品にいちいち皿を分けられるとテーブルに乗りきれなくなるので、このほうが助かる。

パスタはここもカルボナーラ（こばっかいが好きなのだ）。カルボナーラ食べ比べになってるなぁ。

ここに写っているだけでも十分にたっぷり食べていると思うのだが……

■ピザ2枚を追加

1枚がゴルゴンゾーラだったので、こばっかいがだめかもともう1枚。今日は朝も軽かったし、お昼はおやつだったし、そのくらい大丈夫じゃね？ということで頼んだのだが、さすがに多かった。いや、そら、食べきるのに苦労するほどじゃなかったけど、さ(^^;)

ここも当たりだったな。晩飯は、こばっかいが野生の嗅覚で選んでいるのだが、おいしいものに目がないやつなだけにだいたい当たるようだ。

さすがに食べ過ぎた感があるのでレストランのデザートはやめておいて

■トレビの泉ふたたび

■デザートは道ばたで買ったジェラート

うーん、最初に買ったお店のチョコを超えるモノに当たらない。あれが大当たりだったんだろうな。

■レストランのディスプレイ

このカジキは本物だろうか。質感とかからは本物な気がするのだが。

歩数約2.8万歩。今日もよく歩いたなぁ。