家族旅行2019――2日目(ウィーン観光)
体内時計が狂いまくった状態で出発したので、時差ぼけはまるでない。朝4時ごろ目が覚めたのは時差ぼけじゃなくて、単純に、年取って眠りの質が落ちてきているだけだと思う。
ホテルの朝飯が始まる6時半に、すぐ、朝飯。
■朝飯
今日は歩き回るので、あまり気にせずたっぷりいろいろ試してみた。パンはおいしい。チーズやハムはいまいちだった。ソーセージはおいしい。サラダが貧弱なのが私としてはちょっと残念。
路面電車で市街に出たのに、セキュリティーボックスを閉め忘れてきたことに気づき、タクシーで戻るとか、わけのわからないことをしたりしつつ(しかも、セキュリティーボックスは壊れてて、貴重品はぜんぶ身につけて出ることになった)、まずはシュテファン大聖堂へ。
そうそう、我が家の家族旅行では、各自が得意分野を担当するのが通例。事前の情報収集と行動計画の策定、現地における各種情報の提供はお世話係、食べ物屋さんの選定はこばっかい、現地で地図を見ながらこっちだあっちだと道を見つけるのは私(こばっかいが担当することもある)、雑用がにこばっかい(いろいろと細かいことに気づくヤツだし)という感じ。あああと、こうやって記録を書いておくのも私の担当。記録には、思い出という側面と、次回旅行であれこれ参考にできる情報をメモっておくという側面がある。
■シュテファン大聖堂
■内部
教会とかはキンキラキンが多いのだが、ここは比較的に落ち着いていて、我が家好みだった。
■枢機卿らしき人が来ていた
■屋根がおもしろい
■街を散策
「ブッチャー・ブックス?」と思わず声を上げたら(英語脳に「ブッチャー」という音が入ると、どうしても肉屋が浮かぶ)、にこばっかいが、「ブッヒャーって、ドイツ語で本だから」だそうで。私も40年くらい前に第2外国語でドイツ語をかじったはずなのだが……(^^;)
せっかくなので立ち寄ってみる。にこばっかいを筆頭に我が家はみんな本好きなので。この通りは有名ブランドが立ち並ぶ通りなのだが(銀座みたいなもんか?)、ブランド品に興味がある人間はおらず、みんな、小さなお店とか、なんかこっちの特色がありそうなお店ばかりを見ている。
しばらく歩いて王宮博物館に到着。スペイン乗馬学校なるものもすぐ横にあっておもしろそう。そちら土曜日午前はお休みのはずなのだが、流れていく人がけっこういる。我々は、時間の関係もあって、そちらはパスして王宮博物館へ。
入り口でオーディオガイドを受け取って入場。このとき、言語を聞かれてなんだと思ったら、その場で言語設定ができるようになっていた。さまざまな言語の音声がぜんぶ入っているわけね。我々は、当然、日本語を選択。いかにも欧州系言語の字面訳って感じになってるところとか、英語に直して考えないと意味がわからないところとか、いろいろないではないが、それなりによくできていると思う。
3人は、国際線でもらったイヤホンで音声を聞いている。私もやってみたが、ボリューム最大でも音が小さすぎ、スピーカーを補聴器のマイクに近づけたほうがよかった。
銀器コレクションは圧巻。圧巻なんだけど……自分が使うことを考えると、金属じゃないほうが落ちつくだろうとしか思えない(^^;) 磁器に金属を貼って銀器のようにしたものなんて、歴史的な経緯でそうなっているのはわかるけど、磁器まんまのほうがいいじゃんと思ってしまう。ま、このあたり、日本人ってことなんだろうな。
銀器コレクションのあとは、Sisiミュージアムへ。
こちらも、部屋の内装など、豪華絢爛とは思えど、ここに住んだら落ち着かなくて気が狂いそうに感じた。木の内装まで、飾り部分に金を塗らんでもいいじゃん。というか、塗らないほうが落ちついていいじゃん。文化が違うなぁ。
そうそう、Sisiが着ていたドレス、人間が着れるとは思えなかった。なにあのウエストの細さ。
我が家は、街を歩くスピードは抜かれることがほとんどないくらい速いのだが、博物館などに入ると、抜かれるばっかりというくらい時間がかかる。王宮博物館、Sisiミュージアムも、オーディオガイドの説明をほとんど全部聞いて歩いたので時間のかかることかかること。見終わって出たら、とっくに12時を回っていた。
逆に言えば昼食のピークは過ぎており、人気店にも入りやすいかもしれない。というわけで、だいたい行列しているらしいカフェ・ツェントラルに行ってみた。
■カフェ・ツェントラル(写真は夕方に撮ったもの)
うーん、けっこう並んでいる。お腹すいてるし、こんな待つのかって感じ。じゃあと、私とにこばっかいでもうひとつの候補店、オーバーラーを確認しにいく。先に入れるほうに入ろうというわけだ。
オーバーラーは……ビル改装でお休みだった。一方、カフェ・ツェントラルは列の進みがよく、そろそろ入れそうとのこと。というわけで、お昼はカフェ・ツェントラルとなった。
■いい雰囲気の内装
■昼から飲むやつ
■いろいろ頼んでシェア
■食後の飲み物も、各自思い思いに
■こういうところに来たらデザートは外せない
いや、おいしかった。特にデザート。甘さ控えめでおいしい。アメリカなんか、食べられたものじゃないことが多いけど、欧州はおいしいのかな。
店を出たら、列が倍くらいに伸びていた。そうか、やっぱり、我々が来たときは比較的空いてたんだ。
食後は、また、買い物街を歩く。
■でっかいスーパー
■品揃えがすごい
写真は塩の売り場なのだが、とにかくいろんな種類が置いてある。チョコ売り場にカカオ100%なんてものまであった。いったいどんな味なのか興味は引かれたが、板チョコ型でけっこう大きく、余ること必死なのでやめておいた(チョコは70%くらいがおいしいと思う)。長辺1mくらいの巨大なチョコもたくさん売られていた。あんなんどうしろと?
■店内にはすしバーも
ここでは「Tea Book」(本型の缶に入った紅茶)、リンツのダークココアなどを購入。
夕方、国立図書館プルンクザールへ。
■国立図書館
■書架の番号
50を意味するローマ数字のLが使われているの、初めて見た。
■ひもで封じられているなんて、やばい魔道書にしか見えない(^^;)
いや~、いい雰囲気だわ。我が家には大受け。椅子もあるので、ず~っと居座って、中で本とか読むのもよさそうだ。
立ち見で中を見学するかという話もあったので、国立オペラ座に立ち寄った。立ち見席が買えそうではあったけれど、こばっかいが体調不良でずっと立っているのはつらいということもあり、立ち見は見送ることに。
ではと、まずはザッハに行き、元祖ザッハトルテとココアを購入。
■ザッハ
■芝生を歩いて……
■デーメルでもザッハトルテを購入
元祖本家争いをした2軒を食べ比べようというわけだ。
■すごいチョコレート屋さん
後ろの壁はチョコが流れ落ちていた。お世話係によると、日本にも店を出して話題になったとか。そら、こんな店なら話題にはなるわな。
■とあるお店のディスプレイ
りっぱな角だ。
夕飯は、カジュアルな雰囲気の郷土料理というツム・ロイボルトを狙ったのだが、残念ながら閉まっていた。
■開いてない~
しかたがないので、第2候補のクラー・クラーに転進。途中、夜のシュテファン大聖堂をのぞく。
■夜のシュテファン大聖堂
■クラー・クラー
夜遊びエリアのビアレストラン、だそうだ。
■私はビールを
楽しく、おいしく食べ、大満足で帰路についた。
■ホテルに戻って、ザッハトルテの食べ比べ
奥の四角いのがザッハ、手前がデーメル。
ザッハトルテというくらいで、ザッハが発祥の地なのだが……甘い。甘すぎる。四角い小さなヤツの半分でさえ、食べきるのが大変というくらいに甘い。我が家向きじゃないわ。特に、周りのチョコレートが甘い。
でも、実は、旅行の最後に空港でもっと大きいザッハトルテ(ホール)を買い、お世話係の実家へのおみやげにしたところ(おじいちゃんのお気に入りなので)、そちらは悪くなかったらしい。小さくすると、外側に塗ってあるチョコレートの比率があがるので甘すぎになってしまうのだろう。だったら、小さいのなんて売らず、ホールを切ったものを売ればいいのに。あるいは、小さいヤツはチョコの甘みを抑えるか。
今日も、0時すぎに就寝。
歩数約2.3万歩。よく歩いたわ。終日歩き回っていたもんな。
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