家族旅行2019――10日目(ベネツィア観光)
昨日ついたのが遅めで、食材の買い出しができていないので、朝飯は出たあと食べることに。アパートすぐ近くのお店に入ってみた。
■巻いてあるサンドイッチに興味をひかれたので
■サンドイッチふたりで1個に絞りたてオレンジジュース
昨日、遅い時間にたっぷり晩飯を食べたので、朝は軽く。
いわゆる観光ポイントは、去年、一通り回ったので、今年は、あまり目的も定めず、ぶらぶらと街中をさまよい歩くつもりで来た。とは言いながら、サンマルコ広場は移動のキーとなる場所なので、つい、来てしまう。
■今年はいい双眼鏡を持ってきた
■さすがはベネツィア
コロッセオの説明によると、赤い大理石は高いということだった(皇帝しか使えない時期もあったらしい)。さすが、世界の財が集まっていたというだけのことはある。去年はなんとなく見ていたが、知識が増えると見え方も変わるなぁ。
■サンマルコ広場はすごい人
暑さが和らぐこの時期が観光シーズンなのだそうで、とにかく人出が多いらしい。特に週末は、週末利用で来る近くの人々もいるらしく、すごく混む、と。
ベネツィアは標高0メートル地帯なわけで、近年、潮位がぐっと上がると(アクア・アルタと呼ばれる)広場とか水没したりする。上の写真で左端に写っている板とか机をひっくり返したようなものとかは、そのとき、台を置いて通路を作るための資材らしい。
まずは朝飯の食材を買おうと、グーグルマップでスーパーを探してみた。
■肉やチーズは当然として
■パンも量り売りだった
ついでに、果物も量り売りだった。しかも、自分で量ってシールを貼る。って、説明がイタリア語だけでまったくわからないので、店員さんに説明してもらった。
そうそう、上の写真でお世話係がダウンにスカーフという出で立ちなのからわかるように、かなり涼しかった。対して、ローマはみんな半袖姿でそれでも暑いくらいだった。さらに前、ポーランドは全般に涼しく、特にアウシュビッツは寒いくらいだった。こういうとき、ダウンはぎゅっと潰せば小さくなるのに暖かいから便利。
こばっかいは、ここで、傷みにくいチーズをバイト先(居酒屋)へのおみやげに購入。おみやげです~、これでなんかおいしい賄い作ってください~って言うんだろうな。キッチンは、そういうの、喜んでやってくれるらしいし。
お昼はスーパー探しの途中に見かけたお店で。いろんなものが載ったパンがいろいろあって楽しそう。クラフトビールもあるらしい。
■A LE BANDE -Osteria Veneziana-
地ビールは、オートミール・スタウトとスコッチ・エールで迷い、スタウトを選択。スタウトらしい味で好感が持てた。
■オートミール・スタウト
■お任せ盛り合わせ
希望も言えるらしいけど、初めてでどれがどうとわからないので、とにかくお任せでお願いした。そしたら、いろんな種類が2個ずつ出てきた。4人でシェアするにはぴったりのパターン。1個ずつじゃ、4人で分けるのは無理だし、4個ずつじゃ、試せる種類が少なくなる上、お世話係など食べられないものとかあったとき困る。
どれもおいしかったけど、白いペーストが載っているヤツとちょうどにこばっかいが取ろうとしているヤツが絶品だった。白いほうはお魚の風味がしっかりあってとてもおいしい。もう片方は、味のハーモニーがすごくよかった。
■追加で頼んでしまったほど
■ライスボールなるものも
ここ、大当たりだった。(Facebookページへのリンクを貼っときます)
ちなみに、フロア担当は日本人で、しばらく日本とイタリアを行ったり来たりしていたが、この春だかからこっちに移住したらしい。ついでに街の情報とかも少し教えてもらった。
そうそう、去年3泊して観光ポイントは一通り見たので、今回は、街歩き、道迷いを楽しみに3泊すると言ったら、すごく喜んでくれた~。1日かせいぜい2日しかいない人が多くて……って、それじゃ、時間が足りないよ~。
食後は、また、ぶらぶらと。
■ネコ vs. イヌのチェス
チェス盤と一緒で200ユーロ強、3万円弱かぁ。あぶない、あぶない。ときどきでもチェスをやるなら買ってしまっていたな(^^;)
■ちょっと脇道に入ると人がいなくなる
観光客が多いシーズンとのことであちこちすごい人なのだが、1本脇の道に入ると、とたんに静かになることが多い。こういう道をぶらぶら歩くの、我が家は好きなのだ。
■バーガーキングとはちょっとわからない
人の少ない道を通ってたどりついた先は、ガイドブックに紹介されていた穴場。たしかにいい雰囲気である。
■大運河
■リアルト橋
■小雨が降ってきた
予定がしっかりあるわけでなし、小雨くらいなら、それはそれで楽しめる。
■ナイフ屋さん
このアーミーナイフ、いくらなんでも分厚すぎるだろう。
■金融発祥の地
どうということのない広場があるだけ。でも、大昔、こここそが世界貿易の中心地であり、貿易に必要だからとここで金融業が生まれたわけだ。
■すれ違える道じゃねーよー
■アルド・マヌツィオの印刷工房跡地
持ち歩ける小型本を生み出し、出版の世界を大きく変えたマヌティウスの工房があったところ、らしい。英語の本によく使われているイタリック体も、彼が作ったものとのこと。その名残は、ビルの壁にプレートが1枚あるだけだが、我が家としては外せないスポットだ。
■ロレンツォ・ディ・メディチが暗殺されたサン・ポーロ広場
いまは単なる広場でなにがあるわけでもなく、時間がなかったらわざわざ来ないところ。でも、メディチ家の話とか大好きなお世話係としては、来れてよかったんじゃないだろうか。しばし、歴史に浸る。
■スクオーラ・グランデ・ディ・サン・ロッコ
閉館まで30分くらいしかなかったけど入ってみた。大正解。キンキラの部分もあるけど、全体に落ち着いた雰囲気なのだ。こういうほうがいいなぁ。コンサートがあるらしく、椅子が並べられていて床が見られなかったのはちょっと残念かも。そのかわり、椅子に座って天井を見上げるということができたけど。
■壁には本棚が……
これがなんと木製。本物にしか見えないんですけど。
■祭壇脇の壁収納庫は現役で使われている
時間があったら、なかでゆ~っくりしてもいいって感じだった。
■木のおもちゃのお店
サン・ロッコに行く途中、みつけたけど、サン・ロッコの閉館が迫っていたので素通りしたところ。おもしろそうなので、サン・ロッコのあとに回ってみた。
店内にもいろいろなおもちゃがあった。動くのを見ているだけで楽しい。子どもたちが小さいころなら、ぜったい、なんか買ってるな。
■印刷工房跡地近くにあった木工房で指輪を買う
前を通りかかったときは閉まっていたので、再開店する5時すぎにまた訪れた。ご主人がイタリア語オンリーでコミュニケーションに苦労した。こちらは英語、向こうはイタリア語でずっとやりとりしているが、お互い、相手が言っていることはほとんどわからない状態なので。それでも、手前の箱の一番前にあるのがオリーブだというのはわかった。イタリアみやげならオリーブっしょと思ったが、はめてみると似合わない。肌の色と相性がよくないのだろう。最終的に、こばっかいと私がひとつずつ購入。
横で見ていたお世話係は、たとえ言葉は通じなくても、通じさせようという意思があるとなんとかなるものだなぁと感心したそうだ(^^;)
晩飯は、店頭にディスプレイされてるお魚を見て、おいしそうなところをこばっかいが選定。いろんな魚を岡持に入れ、食べ方含めて提案して売るって居酒屋でバイトしているので、それなりに目があるからだ。
■ディスプレイのお魚
サンマルコ広場近くのトラットリア・カノニカ(Trattoria Canonica)というところ。ピザ生地で作った顔が目印だ。
■ピザ生地で作った顔が並べられている
■当然、テラス席を選択
■たしかにおいしいお魚だった
デザートはやめておいて、昨日、超満員であきらめたバーカロに再挑戦してみた。昨日ほどではないが混んでいて、席はふたつしかなかったけど、入ることができた。
■通は立ち飲みっしょ(^^;)
今日もよく歩き、大満足の1日だった。歩数約2万歩。
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