アウトドアガイドの友人と鹿角探し
今日は、アウトドアで遊ぶガイドもしている友人と鹿角探しに。いろいろあって、一度ご一緒しませんかと、去年、声をかけたのだが、子どもたちがGW期間にあまりこれなくなっていて、去年も今年もチャンスがないまま。で、ふと思った。これ、機会があったらなんて言っていたら、ずっとないんじゃね? じゃ、多少無理にでも作らなきゃということで、スーパーグランフォンド軽井沢を走った翌日の休足日に行くことにしたもの(足が休まんないじゃんってのはあるんだけど)。
もともと、山に入るつもりがなかったので、登山靴は持ってきていない。しかたがないので、足下はちょっとしっかりしたスニーカー。
山の家まで迎えにきてもらい、コンビニでお昼などを調達して山に入る。
我が家はこんな感じで探してるんですよ~を含め、なんだかんだと話をしながら山の中を歩く。さすがに、アウトドアガイドをしているだけあって、いろいろと知らない話が出てきておもしろい。やっぱ、知識のある人から話を聞くとおもしろいわ。
たとえばこんな場所。
■泥に鹿の足跡がついている
「こういうところ、鹿が集まるみたいで、角も落ちていることがけっこうあるんですよ。要チェックポイントです」
「鹿は、泥をなめに来ますからね」
「へ?」
「草食動物じゃないですか。だから、ミネラル分とか、食べ物から入ってこないんです。しかたないから、こういう泥をなめてミネラル分を補給するわけです。もちろん、水も欲しいわけですが、ほかに水場があっても、ミネラル分を求めてこういうところに来るんです。彼らにとっては死活問題ですから」
へー、へー、へー、という具合。
■これは鹿が寝た跡なのだそうで
木や地面がこんな具合になってるあたりもよく落ちているスポットですね~と言ったら、こういうところは休憩にぴったりだから、ほら、ここなんか、まさしく寝た跡ですよ、まだ新しいから、今日か昨日かって……へー、へー、へー。いや、なんか休憩にぴったりな雰囲気で、だから滞在時間が長くて落ちてることも多いのかなぁと思ってはいたんだけど。
■鹿が食べた跡
鹿は木の皮を食べたりするのだが、やはり好き嫌いがあるらしく、カラマツは、食べる群れと食べない群れがあるとか。へー、へー、へー。
あと、下のほうしか基本的に食べないのは、前歯が上にしかないから、上に首を伸ばしても皮をそぎ落とすことができないからだとか。へー、へー、へー。
■ダケカンバの古木
こういう古木がところどころにある。なんでも、ダケカンバは堅くて加工しにくいし、曲がりくねるので材が取りにくいから、伐採時にも放置されることが多いとのこと。へー、へー、へー。
木登りしやすそうな古木だなぁと言いつつ、でも、こういう木は山の天狗様が乗る木だから人間は乗っちゃいけないって言われてるんですよね、だそうで。へー、へー、へー。落ちたらあぶないという生活の知恵だったのか、古木に対する素朴な信仰心的なものだったのか。
■天然のカラマツ
このあたり、カラマツが植林されていることが多いのだが、そういうカラマツはみんなすっとまっすぐになっている。対して天然のカラマツは、なぜか、太い横枝が張りだし、トーテムポールみたいになることがあるのだそうで。へー、へー、へー。
■標高2000メートルくらいまで上がった
いつもの折り返し地点から。赤岳がすぐ近くに見える。
と、ああ、そうそう、鹿角を探しに行ったんだった(^^;)
戦果は、古いのが2本。
■1本目は私がみつけた
■2本目はガイドさんが
こんな感じというのを知っていただくためにお連れしたので、時間短めだったのもあるが、もうちょっと拾えてもよかったと思うんだよな~。具体的には、今年の新ものを含め、ふたりで5~6本は拾えるだろうと思ってたんだけど。糞の量なども一時期に比べて減っているので、鹿の動き方が少し変わったのかもしれない。
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