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2018年8月30日 (木)

UCI世界戦ツアー-0~1日目(出発前~イタリア入り)

ニセコクラシックで出走者の上位1/4に入り、世界選手権の出場権が得られたので、イタリアはバレーゼという北部の街までレースをしに行くことになった。年代別だとか、予選の通過条件がすごく甘いとかいろいろあるけど、それでも、世界選手権は世界選手権。世界選手権なんて、大昔、フィギュアスケートの選手をしていた時代にも出られなかったわけで(全日本のビリ争いだったから)。

会社の関係でこの時期は基本的に休めないお世話係も、世界選手権ならということで、かなり強引に休みを取って行くことになった。そんな話をしていると、子どもたちも、「そこは特に予定ない。オレも行きたい」と言い出し、結局、家族旅行を兼ねることに。子どもたちが大きくなるとなかなか4人全員が長期にわたって予定を合わせるのはむずかしい。もしかすると、家族そろっての海外旅行なんて今回が最後になるかも。というわけで、費用には目をつぶって、えいやっと4人で行くことにした。予定は前半がレース、後半がベネツィア観光だ。自転車を持ってあちこち動くのは無理なので滞在型で楽しめるところということで話し合った結果である。

山ごもりしていた私は、野辺山から東京に戻り、東京滞在2日間でイタリアに出発する過密スケジュール。しかも、うち1日は修理に出した補聴器の受取、銀行の手続き、帰国直後に行くことになっている学会の打ち合わせで準備はできないに等しい。出発前日、いつものショップで自転車の最終チェックをしてもちらうと……リアエンドが微妙にゆがんでいるという。このところ変速がもたつくと思ったらそういうことかい。エンド金具を取り寄せている時間はないので、ツールでゆがみを計りつつ修正してもらうことに。時間がないなか、無理にでもチェックしてもらいに来てよかった~。

■自転車の最終チェック

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なんだかんだで、パッキングを始めたのは夕方。お世話係が仕事から帰宅した時点で、自転車しかパッキングできていない。あとは、スーツケースを倉庫から出してきただけみたいな状態。あした早朝6時前に出発とか信じらんないわ。

大きな荷物は、自転車のハードケースとスーツケース3個。親ふたり用がでかいので重量制限(1個23kg以内)に引っかかりそうなので、重いものを子どものスーツケースにいれさせてもらう。

結局、寝たのは、子どもたちが2時ごろ、私は3時半、お世話係は4時半らしい。

めざましは5時。なんとか起きた。着替えて、充電器につないでいた電子機器などを最終パッキングして5時45分ごろ、こばっかいとふたり、車で最寄り駅に。自転車のハードケースが確実に積めるワゴンタクシーは、この時間帯、走っていないとのことだったので。自転車とスーツケースをおろして私は駅で待機。こばっかいは車で家に戻り、家族と一緒にタクシーでまた駅まで。

6時半ごろ家族がそろい、さあ、成田エクスプレスへ……と動こうとしたら、にこばっかいの顔色が変わった。「やばいかも」「どうした」「鍵、忘れたかも」「なんの鍵?」「スーツケース」……波乱の幕開け……

さぁどうする。

鍵を取りに戻るしかないが、戻ったら成田エクスプレスに間に合わない。どうやって成田まで来させるか(もう大学生なんだから、ひとりで戻らせる。親がついていくって話はない)。幸い、成田空港ではかなり余裕がある時間に出ているので、たいがいなんとかなるはずだ。成田までの経路をざっと説明したあと、ある程度のお金を渡してタクシーで家に戻らせることに。

残り3人で4人分の荷物を持ち、予定どおり成田エクスプレスに乗る。

まずは駅のコンビニで買った朝飯。そして、お世話係とこばっかいは寝る。私は仕事。出発前に返送しなければならない仕事がちょっとだけ残っているのだ。

■成田エクスプレス車内で仕事

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成田につき、終わった仕事を送ったりレンタルポケットwifiを受けとったりしているうちににこばっかいが到着したので、ちょうど始まったチェックインの列に並ぶ。

■チェックインの列

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後ろのご夫婦も同じレースに参加する方々だった。

■ずらっと並んだチェックイン待ちの自転車

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自転車はチェックインカウンターで重さをはかってチェックインしてから大型手荷物の検査場に自分で運ぶ。23kgまでの制限に対して23.4kgだったが(体重計ではかったときは23.0kgってなってたんだけど)、そのくらいはお目こぼしらしい。

身軽になったところで改めて朝飯というか昼飯というかに。にこばっかいは朝から飲まず食わずだったし。

セキュリティもパスポートコントロールも問題なく通過し、飛行機に搭乗。

時差調整を考えたら、なるべく寝ないで行って夜ぐっすり寝るのがいいのだが、前日が貫徹に近いわけで、全員、爆睡。それでも、こばっかい、お世話係、私の3人は飲み物や機内食がサーブされるたびに起きたが、にこばっかいは機内食も食わずに爆睡していた。実は機内でやるつもりで仕事を持ち込んでいたのだが、私もそんな元気はなく、最後まで、時間があったら寝ていた(^^;)

ミラノのマルペンサ空港では、スーツケースが出てくるところに家族3人を残し、私は自転車が出てくるところを探しに行く。このあたりは、先日、ニセコ行きで予習した成果である。なんだけど、英語があんまり通じない。空港職員に「オーバーサイズのバゲッジが出てくるのはどこだ」と聞いてもきょとんとしている。しかたがないので、質問をくり返しつつ、両手を大きく広げて大きな荷物だというジェスチャーをしてみたら、半分イタリア語、半分英語であっち行ってこっち行ってみたいなことを言われた(英語はleftだけ聞き取れた^^;)。言葉はほとんどわからなかったが、こちらも、手の動きを見ていればだいたいどっちなのかがわかる。というわけで、バゲッジクレームの端っこに移動。

■でかい荷物は普通と違うところから

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荷物を持ってスーツケースエリアに戻ると、何人もから「あ、自転車、もう出たんですか? どこでもらって来ました?」と尋ねられた。でかい荷物はほかから出てくること、知らない人もけっこういたようだ(って、私もつい先日のニセコ行きで知ったんだが)。

■空港→ミラノのホテルはツアー会社が準備してくれた車で

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今回は家族旅行を兼ねるので人数が多く、自己手配で費用を抑えたいところではあるが、そうすると、現地であれこれやりとりする部分は基本的に私が担当しなければならない。英語がどれだけ通じるかわからない国で(実際、あんまり通じない)レース前にあれこれ神経をすり減らしたくなかったので(自分ひとりならまだしも、家族が一緒だし)、費用には目をつぶり、基本的にツアー会社に手配をお願いした(ニセコクラシックのサイトに広告が出ている公式ツアーの会社)。

全体を通じて特に問題なく移動ができたし、たとえば空港に出迎えてくれているはずの人がみつからなかったらここに電話しろとかいう番号もあったので、けっこう安心して動くことができた。今回は、頼んでよかったなと思う。

ホテルの予約は素泊まりだったので、朝飯は頼むことに。どこかで朝飯は食べなきゃいけないわけだし、翌日は朝からツアーがあるので。

ホテルに荷物を置き、ミラノ大聖堂(ドゥオーモ)を見に行こうと歩き出す。お世話係とこばっかいが地図を見ながら歩き出したのであとをついていくと……なんか違うほうに来たような気がするとのこと。あっちだ、いや、こっちだろうとまるで方角がわかっていない。まずは北を確認しようと提案したのだが、太陽は出ていない。iPhoneのコンパスでと確認すると、これが、こばっかいと私のiPhoneが指す方角と、お世話係とにこばっかいのiPhoneが指す方角がまるで違う(--;)

よくわからんが、戻って反対側に行くというのでついていく。しばらく歩いたら地下鉄駅に出た。これで現在地がわかる。ところが、それでもまだ、どっちに行くのか意見が分かれてしまう。地図があって現在地と目的地がわかっていて、どうして道に迷うのか私にはわからない(--;) というわけで、ここで地図を受け取り、そこからは私の指示で歩いていく。

■モダンなマクドナルド

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マクドナルドなんて世界共通と思っていたら、なんか、タッチパネル式になっていた。イタリア、進んでるわ~(なんか違う)。

■無印良品が進出しているとは思わなかった

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■石畳を走る路面電車

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イタリアはあっちこっちで路面電車を見た。なんか不思議。

■目的のドゥオーモに到着

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■近づくとでかくて遠近感が狂う

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夕食は、Braci e Risotti Massareという地元の人に人気のところへ。英語メニューがあって助かった~。

■イタリアビールをチョイス

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イタリアならワインなんだろうけど、私はビール党なので。ベルギービールとかもあったけど、銘柄はイタリアものをチョイス。おいしいかどうかより、まずは現地モノを味わってみなきゃ。

■パスタ、リゾット、サラダ、肉料理を頼む

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おいしく食べ、大満足で店をあとにすると、タクシーでホテルに帰着。翌日の朝がけっこう早いのでそのほうがいいだろう、と。

ホテルは、シャワーのみでバスタブがないことをのぞけばすごくよかった。まあ、私は、アメリカ時代、泊まり先がシャワーのみってのはよくあったので、そんなもんだと気にならないのだけれど、家族からは、長旅のあとは風呂につかりたい~との声が上がっていた。

12時すぎだったかなぁ、かなり遅くに就寝。

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