なるしま蓼科ロングラン2018――復路
前の晩早くに寝たこともあり、5時すぎにはすっきり目覚めてしまった。それならばとトイレでゆっくり軽量化にトライしたりしつつ、のんびりと準備を進める。8時には準備を整えて集合なのに朝食は7時からなので、ジャージに着替え、荷物も基本的に用意した上、自転車も外に出してから(エレベーター待ちの混雑を避けるため)朝食に。
朝食もバイキング。いつものようなパターンにパンやホットケーキ、牛すじ丼など炭水化物系を多めに追加しておく。と、小畑さんが持ってきたのは……ジュースとコーヒー、あとはパンなどの炭水化物ものの山。ほぼ完璧な炭水化物定食である。さ・す・が。
■朝の風景
荷物をあずけ、諸注意などを聞いたあと、集合写真を1枚。
■集合写真
参加は70人くらい、かな。私は左から1/4の後ろ気味にいるけど、自分で見てもよーわからんな。いつものジャージなら目立つんだけど(^^;)
帰路は基本的にフリーライドなので、脚の合う人同士、適当に組んで走ってくれとのこと。帰路も、もともとはABCと3コース用意されていたが、前日がきつかったので、みんな、基本的にCコースとなる直帰コースとのこと。Aコースは麦草越え。18時までになるしま立川店に戻れるならどうぞという話はあったが、まあ、無理せずCコースで戻ることに。
体は、一晩寝てそれなりにすっきりした感じ。だるさは残っているが筋肉痛といったことはない。無理しなければ特に問題はない、かな。
■復路Cコース
順番はAコース班先頭に適宜~という話だったが、「はい、どんどん出て~」という声が上がっているのにAコース班リーダー小畑さんは後ろのほうでほかのスタッフとなにか話をしておられる。それを待つかどうするかと思ったとき、Aコース班で一緒だった方が出て行かれるのが見えたので私も追うことに。小畑さんたちに追いつかれたら、そこで乗り換えればいいし。スタートは8時20分。
服装は、昨日と同じ+アームウォーマー+長袖ウインドブレーカー。朝の高原は涼しいのだ。足元もニーウォーマーくらいほしいところだが、荷物になるのでがまん。最初だけの辛抱のはずだし。
下りきって299号に出たあたりでウインドブレーカーを脱ぐ。
朝の涼しい空気のなか、左手に八ヶ岳、前方に南アルプス、左前方に富士山ととにかくきれいな風景のなかを気持ちよく走っていく。このあたり、いつも逆向きに走っていたが、風景はこっち向きのほうがきれいだなぁ。南八ヶ岳周回、逆回りもいいかも。
快調に走っていると、なんか止まるらしい。と、パンクだそうだ。すんげー手際で修理完了。あとは空気を入れればというところで「あ~~~!」と悲鳴のような声が。手元をのぞき込むと、CO2ボンベがネジなしタイプでアダプターと合わない。自転車あるあるだ。
■手際よくパンク修理
というわけで、私がCO2ボンベを1本提供。
そのあと、長坂のローソンまで快調に下る。ここで休憩する人、後からきた列車に乗って先に行く人と集団は分裂。私はトイレで休憩組。10人以上いたのが3人になって出発。
このあと、日野春から下っていく道(七里岩ライン)も気持ちよかった。ゆるいアップダウンが続く下り基調の道という私にとって一番楽しい道だ。
韮崎で国道20号線に出てからは車の多いところが続く。まあ、仕方ないわな。道は太いが、けっこう信号によく引っかかるしで、意外なほどペースが上がらない。それにしても暑い。
甲府市を抜け、笛吹市に入ったらすっと涼しくなった。なんなんだ、甲府ってところは。甲府市には友だちが何人も住んでいるのだが、私には住めそうにないわぁ。
笹子に向けて上っていくと、昨日、Aコースでご一緒した方がゆっくり上っておられるのをパス。どうしたのかなぁと思ったら、メカトラで変速できず、アウタートップのみで走っておられたらしい。
小畑さんをはじめ、昨日、Aコースでご一緒した方々がおられたのでストップ(11時52分)。そこが笹子トンネルと笹子峠との分岐点だった。コンビニストップで抜かれたのかなぁと思ったら、国道20号ではなく、別の道を来られたらしい。みなさんは、とうぜん、笹子峠組。私もトンネルより峠と思っていたので、そこから合流とさせていただく。
メカトラの方が到着し、小畑さんと対応を協議してからトンネル側に行かれるのを見送り、我々は峠へ。笹子峠6kmという真新しい看板が立っていたので、ふむ、25分前後かなと思いつつ上っていく。若者が元気に飛び出す。私は自分のペースでたんたんと。小畑さんは、メカトラ氏に敬意を表してアウター縛りらしい。しばらく走ると、若者との距離が離れなくなる。そして、斜度が緩むたびにペースアップすると、そのたびに少しずつ近づくようになる。結局、半ばで抜くことに。でも、その少し前から、上りが速い人が前に出ていた。この人の姿を見失わないくらいでついていこうと気合を入れて踏むのだが、姿が見えるたび、じり、じりっと遠ざかっていく。ヒルクライムって気合じゃどうにもならないもんなぁ。
そろそろ終わりかと思ったら、休憩所だか展望台だかみたいなものが出てきた。ひとり座ってる人もいる。やた、これで終わりだ、座ってるのは先行した人だろうと思ったら……違ってた(T_T) え~! まだあるんかい。いいかげん終わると思ったのに。なんか心折れそうになったのだが、実際にはそこからホントにもうちょっとでお終いだった。
それにしても……復路は往路にもまして写真がない。疲れて余裕がなかったんだろう。
20号線に戻ってからは……高速トレイン小畑号で快調に飛ばす。大月から上野原に向けてだったと思うが、なんかきっついなぁと思ってメーターをチラ見したら時速50kmを軽く超えていた(^^;) フロント52、リア11のアウタートップでちょうどのスピードなのだ。
平坦でもFTP領域が多いようだし、大垂水峠前の上りはどれもVO2max。このまんま大垂水峠をVO2maxで行かれたらついていけないなぁ、切れるかもと思ったが、大垂水峠に入るところで少し前から前方にちらちら見えていたふたり組に追いつく。笹子峠の分岐まで引っぱってもらったおふたりだ。小畑さん、おふたりを抜かず、後ろについて走る。おかげで200~300Wの平均230W前後というきつめではあるがついていけるくらいのペースになった。助かった~。
それにしても、昨日、あれだけ走ったし最後失速気味だったので今日はどうなることかと思ったが、意外なほどに踏める。
大垂水峠を下ったあとは、車が多い街中をじっとがまんで走る。
最終的になるしま立川店についたのが15時27分。帰着のサインをしたあと、どら焼きをいただく。
走行距離173km、獲得標高1650m、所要時間7時間8分の280 TSS。18時までには帰着が条件だったのだから、2時間30分余裕があった計算か。そしたら、麦草峠の上りに1時間とその下りに30分くらい使っても間に合った気はする。獲得標高1000m増し、距離30km増しだし。来年以降、麦草峠経由って話があったらどうしようかな。間に合うなら行きたい気もするし、でも、エコーラインの眺めと七里岩ラインの走りも捨てがたいよなぁ。
■帰着のチェックと預けた荷物
預けた荷物をもらい、小畑さんなど一緒に走った方にお礼を言って帰路につく。かなり疲れているはずなので、あわてずゆっくりと。帰着は16時半。
帰路も含めると、走行距離183km、up 5550mの290 TSSというところ。2日合計で389km、746 TSS。いや、よく走ったわ。CTLは2日間で14も上がって107、月曜日のTSBは-43。107というCTLも過去最高なら926という週間TSSも過去最高。
帰宅後は、とりあえず風呂。汗も流したいし、体も温めて血行をよくしたほうが回復も早いだろうと。そのあと、洗濯をしつつお世話係の帰宅を待っていたつもりが、気づいたら寝ていた。
晩飯は残り物がちょいあるくらいとのことなので、お世話係とふたり、近所に食べに出ることに。
- (Buckeye)
- なにで行くの? 自転車? 歩き?
- (お世話係)
- どっちでもいいけど?
- (Buckeye)
- できたら歩き。一番近いところとかなら歩きでいいよね?
- (お世話係)
- なに、自転車、さすがに今日はこれ以上乗りたくない?
- (Buckeye)
- うん、さすがに(^^;)
というわけで、近所の飲み屋さんまで歩き、おいしいお魚で軽く飲んで帰宅。死んだように寝た。
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