スマートコーチング1日千葉キャンプ
先週土曜日は、スマートコーチングが千葉で行った1日キャンプに参加した。去年、何回か参加した合宿の1日版だ。
集まった顔ぶれを見ると、自転車屋さんのチームで一緒のコースケくんが地脚という意味では一番強そう。というか、たぶん、ダントツに強い。ただ、彼はこれまでヒルクライムメインで、集団やローテなどロードレース的な走りをほとんどしたことがないからと参加しているわけで、そのあたりでどこまで差を詰められるかって感じだ。
走ったのは、アップダウンのある10kmの周回コース。一つひとつの上りはそれほど長くないので、わりと得意なパターンのはずだ。このコースを、毎回、テーマを決めて1周する。集団のローテーション(早め早めにローテする。先頭を長く引きすぎない)とか、逃げグループと追走グループに分かれてローテーションの練習とか、最後はアタックして2~3人でゴールしろ(セレクションをかける練習)とか。
1周10kmということは、平均時速30kmで20分間。うまくローテを回せれば17分を切れるはず、プロなら15分以下で周回練習になるだろうとのこと。実際、我々クラスでも、16分台で全員がゴールできるくらいのペースで走ることができた(私のサイコンだと16分30秒を切っている)。
レースをシミュレーションし、いろいろと試してみろとのことだったので、ゆるい下りを使って逃げ集団へ一気にブリッジを試みるなどしてみた。やはり、ゆるい下りは得意だなぁ。
ただ、最後の上りがしんどい。登坂力で一歩抜きんでているコースケくんが飛び出し、若者、私という順番でそれを追うというのがほぼ毎回の展開になったのだが……2~3人でゴールしろ(ひとりはダメ)という課題がなければコースケくんがひとりでかっ飛んでいって終わりなんだろうな。それでも、最後、割と粘れたようには思う。去年、合宿でご一緒した人に「いつ落ちてくるかなぁと見てるのに落ちてこない」と言ってもらえたくらいなので。
最後は遅めの人からスタートする時間差個人TT。去年の合宿でもやったパターンだ。ドラフティングは基本的にしないこと。状況によって多少は仕方がないけれど。
私はラス前のスタート。私の前はいつも最後に着争いをする若者、後ろがコースケくんだ。着争いをする若者はいつも逃げ集団、私はいつも追走集団なので、たぶん、私のほうが少し速いだろうということで。
スタート直後、若者がばびゅんと消えていく。飛ばしすぎじゃないのかなぁ。私だってFTPくらいでは踏んでいるわけで。個人TTなので、FTPくらいの一定ペースを狙う。もちろん、体勢は極力低く。下ハンか、ブラケットなら前の方を持って上体が下ハン時と変わらないくらいに保つ。半ばくらいでコースケくんに抜かれたけど、そのあと下りで抜き返すなど、抜きつ抜かれつの状態。前の若者も、2/3くらいで抜く。1箇所ある信号は、めいっぱい踏み倒すことでなんとか抜けた。若者も同じようにしたらしい(彼はホントにギリギリだったはず)。
その後の上りは、もうちょいだからと必死。個人TTでドラフティングはしないが原則なので、一応、前とはラインをずらして必死で踏んでいく。最後は下ハンでダンシング。記録を見るとケイデンス100rpmで550W近くまで出ている。TSS 300超えの状態でそれだけ出れば御の字だろう。最後は、コースケくん、私、若者がほぼ固まってゴール。タイムは、コースケくんが17分、私が17分22秒、若者が17分後半で1位、2位、3位。賞品としてプロテインのパックをいただいた。
ちなみに、最後の個人TT、NPが258Wだった。つい先日、FTPを測定し、253Wという結果だったので、ほぼ出し切りのベストだったと言えるのではないかと思う。
■反省点
後半の周回は最後アタックで追い込む走りだったのだけれど、9周回目までは、最後、「もうダメ」という感じでシッティングままケイデンスを上げる走りになっていた。で、10周回目は最後なんだからダメ元でトライと下ハンを腰を上げてみたら意外なほど脚が回った。これ、9周回目までも腰を上げたらちゃんと最後踏めたんじゃないかな。あきらめちゃいかんわ。
今回我々を主に見てくださった大村コーチから言われた言葉も耳が痛い。「得意なところだけがんばるんじゃダメ。練習では不得意なところをトライして、不得意をつぶさないと。上りも、一定ペースで上るだけじゃなくて、入りでぱーんとかけて、途中ちょっと落とし、最後にまたぱーんとかけるとか、いろんなパターンを練習すること」
ちょっと仕事が忙しくて(だからブログも更新が滞っている)、ツール・ド・おきなわ後は練習量が落ち、1月半ばにはCTLが60台まで低下。1月末だったかにFTPを計ったら20Wも落ちていた。そのあと、少し走り込んで、このところはCTLが90前後で推移している。まだ完全復調とは言いがたい気がするが、それでも、このキャンプでそれなりに走れたのは、かなり調子が戻ってきたからだろう。やはり、このくらいは走らないとダメらしい。
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