スマートコーチング夏合宿
この土日は、4月にも参加したスマートコーチングの合宿にリピートで参加。前回、いろいろと気づきもあったし、スキル練習の面で得るところが多かったからだ。
前回で様子がわかったので、今回は、前泊なし。
土曜朝4時すぎに起床。用意しておいた荷物と自転車を積んだり家近くのコンビニで朝ご飯を買ったりしたので、実質、走りはじめたのは5時だった。6時すぎ、アクアラインでスローダウンしたりはあったが、まあ順調に走って6時半すぎに集合場所に到着することができた。すぐ横の7/11で朝食の追加分を買い、着替えて自転車の準備をして、7時半の集合にちょうどという感じだった。
■1日目参加の面々
走るコースは前回と同じで、前半が7分弱のヒルクライムリピート、後半が23分くらいの上り基調コース(もみじロード)のリピート。今回、強い人でこれない人がいたりしたので強度的にはそれほどでもないくらいだったが、基本的に、スキル練習というか、下手なところを注意してもらって直すことが目的なので必死に踏み倒すよりこのくらいのほうがよかったんじゃないかと思う。
走りはじめてすぐ、「ひざを上げる」「リズムで」「あごを引く」など、前回、さんざん言われた注意が飛ぶ。ほかの人に対してだったということは、前回は私が一番下手で、今回は私じゃない人が一番下手ってことなのだろう。でも、だからといって、それは、自分ができていることを意味しない。実際、言われてる声を聞いて注意すると、はっきりペダリングの感覚が変わる(^^;)
今回、私が注意されたポイントは、ハンドルの持ち方。
上からかぶせるようにブラケットを持っていたのだが(そうするものだとどこかで言われたか読んだかして、以来、そうしている)、上りなど、出力高めにするときは、手の甲が腕からまっすぐになるくらいの感じでブラケットを握り、指の根元近くをブラケットに引っかけて引け、と。踏んでる足の側の手というか、腕全体を背中でちょんちょんと引くイメージだ。私は特に右が強く、左が弱いので、左を強めに引く意識にしたほうがいい。
なお、上からかぶせるのが悪いわけではなく、脱力して軽く走ってるようなときは、上から持って肘をつっぱり、体重を骨で支えるような形もOK。悪いのはそのままで力を出そうとしていることで、そんなことをするから足だけで踏んで苦しくなる。
出力高めで外から持つような持ち方をするときは、ハンドル幅があんまり広くないほうがやりやすいとの話もあった。いまの幅がいいのかどうか、要検討かも。
あああと、ダンシングでも、力を出すときはやはり外から持つという話も。
これからしばらくは、ハンドルの持ち方に注意して練習だな。
力を出すダンシングでは、それこそ、シートに座っていたはずが足に体重がかかったからうっかりお尻が浮いちゃったというくらいでいいんだという話もあった。
ハンドルの持ち方とか、いずれも、安藤さんは「ギアボックスの段数を増やそう」と言われる。パワーの出し方も休み方もいろんなレベルというかやり方というかがあって、たくさん身につけていれば、場合場合に応じて必要なものを取り出せるのに、ギア自体がたとえば2段しかないと、めいっぱいパワーを出すかめいっぱい休むかしかできないことになるわけだ。
■ヒルクライムリピートの休憩は木陰で
ファミマで補給したあと、もみじロードへ。
もみじロードの1本目、地足があるほう4人(だったかな)が先行し、どちらかというと地足がないほう4人があとからスタート(私は後者グループ)。ところが、だんだんと先行グループに追いつき、ついには追い抜いてしまった。理由はローテ。先行したグループに、ひとり、地足は強いけどローテの経験がほとんどない人が混じっていたのだ。そのためローテがうまく回らない。追走グループもそんなにローテがうまいわけではないが、それなりにはできる。その差が地足の差を覆してしまった格好である。ローテしていても特に楽になったとは感じないのだが(というか、普通は楽にならないと思う。スピードはあがるけど)、やはり、けっこうな効果があるということらしい。
もみじロードの下りでは、ハンドル加重になってBBに乗れていないため、バイクが不安定になっていという指摘もあった。ついつい休みたくなって、サドルとハンドルで体を支えてしまうんだよな。あああと、下りで前下がりになる分、後ろに重心を持っていかないとという話もあった。「BBに乗る」の言い換えなわけだけど。
もみじロードから車をデポしたところまで戻る途中、ずっと後ろを走っていた人から「座っている位置が少し右寄りになっている」との指摘をもらった。いろんな意味で左右のバランスが悪くそういうこともあるかもとは思っていたので、やはりという感じ。こういうことは自分ではなかなか気づけないので、指摘してもらえるのはありがたい。
初日のTSSは約257と4月の1割弱減だった。暑くてリピート回数を少なめにした分だろう。とにかく暑くてのどがかわく。今回はリピートするあたりまで安藤さんが車を出し、そこに積んである水や氷をもらえたので、ドリンクがなくなる心配をせずにどんどん飲むことができた。なので、熱中症や脱水症になったりはしないですんだのだが……いったいどれだけ飲んだんだろう。6リットル近かったんじゃないかなぁ。そんだけ飲んでも、ぜんぶ汗ででちゃうんだもんな。
午後2時か3時には練習を終了。
■練習後にしばらく走ってきた安田団長
今回の合宿には安田団長も参加。トライアスロンの年代別日本代表をめざしておられて、自転車の練習が終わったらランでしょうとしばらく走ってこられたとのこと。トライアスロンの人って……。
解散後、館山の合宿所に移動し(合宿所としか言いようのないところ)、ふろに入ったあと、晩飯はBBQ。たっぷりいただいた。昼間はすごく暑くて、これでBBQは地獄かもと思ったが、夕方からは涼しく、気持ちのいいBBQになった。
■夕食は外でBBQ~
そうそう、ニセコのとき集団内での走りがうまくなかったなと思ったので、どうしたらいいのか安藤さんに尋ねてみた。「ホビーレースなら、割り込めるだけのすきまが上がっていく車列のあちこちあるはず。そこに差し込んでいけるようになれ」とのこと。精進します。
2日目、目が覚めたら6時ちょいすぎだった。6時にめざましをかけていたはずなのに、気づかなかったようだ。準備をしていたら、安藤さんをはじめ朝ランにでかけた人たちが戻ってきた。みなさん、元気だ~。
宿を出たあと、近くのコンビニで朝飯を買い込み(朝食がない宿だった)、本日の集合場所へ。2日目も、4月の2日目と同じ場所だ(というか、スマートコーチングの千葉合宿はいつもこのパターンなのだろう)。
練習メニューも基本的に4月と同じで、あまり極端でない上り下りを含む周回コースでローテメインの練習。4月合宿の最初に比べればだいぶうまくなっているが、まだまだ下手だなぁ。特に、自分が上がろうとして併走になる瞬間、隣との距離が大きすぎる。一緒に回しているうまい人はもう一段、近くを通るし、そうしてうまい人が横を上がっていくときは怖くないのに、自分が上がると怖くて、つい、離れ気味になってしまう。まあ、このあたりはくり返して慣れるしかないんだろうな。頭ではわかっているのにできないというレベルなんだから。
2周回目だったか3周回目だったか、ローテに気を取られてミスコースしてしまった。曲がるはずの交差点に突っ込んだ瞬間、あ、ここで曲がるんだったと気づいた次第。ほかの3人はちゃんと気づいて曲がったのに。3人が待ってくれているので、急いで追いつこうとした瞬間、前で落車が……。私のほうをふり返ったりしていて、絡んでしまったらしい(私が原因です。すみませんm(._.)m)。幸い、けがはなかったようだが、リアディレーラーのハンガーは曲がってしまったし、フロントはシフトができなくてインナー固定になってしまった。とりあえず走れない状態だったので、周回コースの起点まで抑え気味で走る。
■リアディレーラーの応急処置をする安藤さん
リアディレーラーは安藤さんの応急処置でそれなりに。フロントはケーブルの取り回しがおかしくなっていただけで復活した。
メンバーを入れ替えてもう1周したあと、ショートカット部分になる坂で「ほかの人を押す」練習にはいる。右手で押すのはそれなりにできたが、左手で押そうとしたらどうにもならず、ばらけてしまった。踏むとき右手はけっこう強くハンドルを引くのでバランスが崩れるが、左手は引けないからバランスも崩れにくいという喜ぶべきか悲しむべきかよくわからない状況。
手はステム近くに添えたほうが安定すると言われてやってみるが、やはり腕と手にがっちがちに力が入り、いまいち安定しない。指摘され、意識して力を抜きかげんにしたら、ようやく、それなりの感じになった。最後に押し出したら、その瞬間に崩れたけど(^^;)
押されるほうは、押されることでぽんぽんとリズムで走る感覚を覚えろとのこと。で、その感覚を忘れないようにしながら、3分弱の上りを3本リピート。1本目、2本目、3本目で10秒ずつタイムを詰めろ、という条件付きで。
というわけで、1本目はそこそこのペースで上る。基本は、押してもらったときの感覚でシッティング、とのことだったので、最後の最後ちょっと以外はシッティング。2分59秒。2本目は少し上げ気味にするとともに、斜度が緩むところでダンシングを混ぜ、緩やかな部分のスピードアップを図る。最後のダンシングも長め。2分48秒。おー、いい感じ。3本目は、ダンシングのスタートダッシュをせずシッティングで走りはじめる以外は、ほぼ全力。走り方は2本目とほぼ同じで、全体に出力アップという感じ、かな。2分28秒。ここで20秒縮むということは、1本目、2本目を抑えすぎだったんだろうな(^^;)
最後、下り基調の道をローテでめいっぱい走り、周回コース起点でクールダウンをして合宿終了。TSSは約180弱で、前回とほぼ同じだった。
戻りは、「最速ルート」に設定したナビに従って走る。アクアラインがそろそろ渋滞するころだとは思ったが、ナビはそちらを指示するのでとにかく行ってみた。低速走行になるところはあったが(高速道路的には渋滞になるのだと思う)、アクアラインは順調にクリア。ところが首都高で事故渋滞に巻き込まれ、30分以上もちょっと動いては止まり、ちょっと動いては止まりになる。疲れていることもあって、眠いこと、眠いこと。いくら眠くなっても、首都高では休む場所もない。お茶を飲んでみたり、血糖値を上げようとナッツをかじってみたり、はては車内に流れる歌を大声で歌ってみたりと必死の努力でなんとかクリア。いや、きつかったわ。
晩飯は、こばっかいの希望で回る寿司へ。小中時代を過ごした学校の夏祭りに先輩として参加し、いろいろとがんばったご褒美ということらしい。寿司は炭水化物の塊なのでシーズン中は基本的に避けているのだが、ま、たまには、だし、次に予定されているレースがおきなわでだいぶ先なのでいいことに。気軽に食べたら、10皿を軽く越えていた(--;) しかも、5貫盛りとか3貫盛りとかもかなりあったのに……30貫くらい食ったかも。
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