Mt.富士ヒルクライム2017-当日
3時半起床の予定だったが、3時15分ごろにみんな起き出したので私も。眠りが浅くて夜中になんどか目を覚ましてしまったが、それなりに寝た感じはある。このくらいなら大丈夫だろう。
買っておいたパンなどを食べながら出発の準備。トイレも、みんな交代ですませておく。会場のトイレは混むので、可能なかぎり宿ですませておくのが吉だ。
荷物を車に積み、5時ごろ、自転車で会場に向けて出発。朝の気温は10度台前半とのことで、服装は、薄いアンダーに半袖ジャージ、レーパン、指切りグローブ。会場まではニーウォーマー、アームカバーも装備。ニーウォーマーは預け荷物に入れ、アームカバーは最後に外してバックポケットへ入れることにする。ボトルは750mlが1本。待ってるあいだに1/3くらい飲んで、あとはスタート前と途中でなくなるくらいか。一応、預け荷物に経口補水液のほかに水のボトルも入れておく。
■下山荷物を持って会場へ
胎内交差点側から回り込むように会場へ。最初に荷物預けとなったのだが、これが大混雑。移動できる隙間が細い上、みんな自転車を持ったままなのだから当然だ。それでも我々は横から合流のない地点までそこそこ早めに進めたのでなんとかなったが、荷物預けが間に合わない人が大量発生したらしい。しかも、最終トラックは最後尾車の後ろから上がってきたとのこと。そのため、最後に預けた人は、5合目で防寒着もなく3時間とか待たされたらしい。ランネットの大会レポートに怨嗟の声がずらりと並んでいる。
荷物預け終了の10分か20分前くらいに荷物を預けて待機場所へ。
■第4ウェーブ待機場所
並べた位置は150~200人目くらいか。4000番台は600人くらいいるから前から1/4くらい? 近くのトイレで最終軽量化をすませつつ、待機列先頭付近でチームメイトと一緒にスタートを待つ。と、そろそろ移動するから自転車に戻れとのアナウンスが。主催者選抜がスタートしたら動くのかと思ったら、その前に移動するらしい。
自転車に戻れとのアナウンスは複数回あったが、それを聞いていないのか、自転車に戻っていない人がけっこういて、この時点で前から120~150番目くらいまで進んだかな(^^;) そうそう、すぐ横にいた人、ペダリングモニターのカバーがオレンジ色だった。私もイベントでひとつもらったのだが、非売品と言われた。声をかけてみたら、やはり、イベントでもらったとのこと。
■メイン会場手前まで移動
開会式が終わり、主催者選抜がスタート位置についたあたりで我々もメイン会場内に移動。
主催者選抜スタートの3分後に第2ウェーブの女性陣がスタート。と、遠目にみても、これが大混雑状態。女性は初心者までいっしょくたにひとつのウェーブだからなぁ。男性のトップウェーブとなる第3ウェーブがスタートした時点で女性の最後尾はまだ会場内にいたかも。そんなだから、第3ウェーブ全員がスタートするまで2分以上もかかる。実質、ずらずらとつながってスタートしているに等しいじゃん。これ、ウェーブスタートになってないよ。
■スタートを待つ第4ウェーブ
私のちょい前に並んでいたチーム員に合流したこともあってスタート前は100番手くらいにいたのだが、パレードラン中にウェーブ後ろへ下がることを決心。第4ウェーブだからそんなにひどくないかもしれないが、下手に前に突っ込んでも女性陣に阻まれて走りにくいだけになるかもしれない。それなら、少しでも後ろに下がり、女性陣が細くなってから抜いていきたい。
そのため、出力をエンデュランスレベルにおさえて走りはじめる。このくらいだと抜かれること抜かれること。道の左端に寄りたいのだが、左からもがんがん抜かされて寄るに寄れない。ようやっと左端に寄ると、二人連れがいて「ここは飛ばさなくていいから。ゆっくり、ゆっくり」と片方がもう片方に声をかけている。「ですよね~。ここは冷え切っちゃった体に少しでも血を回すのが一番だと私も思います」などと声をかけ、胎内交差点までおしゃべりをしながら走った。
計測開始ラインでサイコンをスタート。待機中に冷えた体がまだ温まりきっていないので、出力も少し抑え気味の230Wくらいを狙う。案の定、左車線は女性陣に埋め尽くされているし、女性陣は3列でセンターラインを越えてたりするのだが、第4ウェーブで先を急ぐ人は先に行っており男性陣の動きが落ちついている。殺気立ってる人もほとんどいないし、抜くのも抜かれるのも怖いと感じるほどではない。
目標タイムは1時間15分切りのシルバーだが……途中ラップとかのメモはなし。出せない出力は出せないので、出せるかぎりを出して結果を待とう、と。具体的には、10分ごとにラップを取り、ラップの平均出力が230W(できれば240W)になるようにしていく。
というわけで、(富士ヒルにしては)斜度のあるあたりはたんたんと。斜度が緩むところは私にとって稼ぎ時なので、ちょい速い人をみつけてコバンザメする。ケイデンスは80台が目標。
序盤を押さえて入ったおかげか、けっこうぎりぎりで走っているのに必要に応じて踏むことはできる。そのため、斜度が緩む直前で抜かれた人の後ろにつくため加速することが可能。結果、斜度が緩んだところで前走者をだいぶ抜いた。全体としてそこそこいい感じで走れたと思う。
ラップの出力は、236W、238W、229W、229Wと40分くらいは悪くなかったが(よくもないが^^;)、そのあとは223W、220W、217Wと下がり気味。標高が上がるので多少は仕方のない面があるのだが……。大タレすることなく走れたのはよかったと言えるかも。
大沢駐車場で1時間。うん、シルバー絶望。奥庭駐車場で1時間15分(--;)
大沢駐車場からあとは、主にゼッケン5000番台の人にコバンザメしていた。後ろのウェーブからじわっと詰めてきた人だったりして、斜度が緩ければけっこう足が合うわけだ。奥庭駐車場後の平坦区間は、少なくとも1/3は引いてもらったけど、イマイチ足の合う人がいなくて、半分以上は先頭あるいはひとりで走っていたような。いいタイムが出ないとわかっているから最後の上りに足が残らなかったら残らなかっただと思えたっていうのもある。記録によると、最高速度は時速44.6キロメートルだったらしい。スプロケット、12-28Tにするか、14-28Tのジュニアギアにするか迷って12-28Tにしたのだけど、14-28Tでよかったか。フロント50T、リア14Tで45キロならケイデンスは100。長時間保つんじゃなきゃなんとかなるわな。
最後の上りは、ラストスパートで一応はVO2max。
計測ラインを越えたあと、サイコンのラップを押したのだが、どうも、1時間20分を超えたようだ。うーん、一昨年より遅いのか(--;)
ゴール後は流れに乗って荷物受け取り場所へ。荷物を受けとったら、先にゴールしていたチームメンバーから声をかけられ、一緒に下山準備を進める。5合目はやはり寒い。レッグウォーマーとアームウォーマーをしたほか、ダウンベストとウインドブレーカーを装備。手袋も長指のオーバーグローブを装着。経口補水液も預けていたが、意外なほど喉がかわいていないので、リカバリーゼリーのみ補給。
チームメンバーがそろってから下山という話もあったのだが、寒いのでさっさと降りることにする(チームメンバー間はラインで連絡を取りあう)。下山待機場所に着くと、列がない。人数がある程度集まったら降りるという段階で、まだ渋滞していないらしい。これならすぐ降りられて助かる。
下山中、反対車線はまだみんな上っているわけだが……人がいっぱいでとても抜けそうに見えない。あれじゃタイムもへったくれもないだろうなぁ。ときどき、センターラインを越えて抜きにかかる人がいるが、下山側も左端一列というわけではないので、見ていて怖い。正面衝突したら大事故になるぞ。
胎内駐車場は駐車場側に誘導されたので、ついでにしばらく休憩し、後続を待つことに。このくらい下がっただけでだいぶ暖かい。
■胎内駐車場には給水所が設けられていた
ここに給水所があること、まったく気づいてなかった。レース中は周りを走ってる人しか見てないもんな。それにしても、最後尾近くだと、みなさん、順番待ちしてまで水をもらって飲むんだ……。
ここまではなんかてきとーに降りてきてしまったが、ここからは、先導車付きで降りることに。ま、それが本来だわな。
スバルライン料金所で、また、後続を待つ。こちらはチームメンバー全員が集まるまでなのでけっこうな時間を待つことに。やっぱり疲れたのか、気づいたら寝ていた。
■スバルライン料金所脇で居眠りする私(^^;)
全員下山したところで大会会場に移動し、ふるまいの吉田うどんをもらう。
その後、宿に自転車で戻り、山中湖方面の温泉を経由し、道志道で帰京。道志道もけっこう時間がかかるのだが、中央高速は大渋滞しているはずなので。
最後は、お店そばのステーキガストで夕食を取り、車代の精算などをして解散。
■感想
レース結果については、あとでまたまとめることにして、それ以外について。
ランネットの大会レポートにもいやというほど書かれているが、エントリー総数1万人は多すぎる。私は運よく荷物も預けられたし、トイレも苦労しなかったし、追い越しに苦労することもなかったし、ゴール前も渋滞というほどのことはなかったし、すんなり下山できたしで特に困ったことはなかったが、あきらかに人が多すぎて大混乱という感じだった。本会場側も大変だが、我々が下山したあとの5合目もすごい混雑だったはずだ。
あと、参加者のマナーというかなんというかも、ねぇ。
開会式でもキープレフトを呼びかけていたが、ひとりでセンターライン付近を走り続ける人とかいるし。極力右に出て抜いたけど、右側を私より速い人が抜いていってるため左から抜くことになったのも片手の指くらいの回数はあったかな。抜くときは声かけしてあげてくださいって開会式でアナウンスがあったけど、正直、こういう人に声をかけてあげる気にならない。口を開くと「左寄って!」と言いそうになるくらいで。
もっとひどいのは、6000番台の人が前から降ってきたりすること。6000番台のゼッケンで第4ウェーブか第3ウェーブでスタートしたってことだよね。数人はいたかな。なぜか全部6000番台だった。もしかするとグループで参加していて、みんなで前のウェーブでスタートしたのかも。あれを許すと全体がぐずぐずになると思うんだけど、チェックは難しいのかなぁ。
下山は、前のほうのグループだったからか、ひどい走り方をする人はあまりいなかったかな。下山パトロールをした一昨年は、後ろのほうのグループでかなりひどかったけど。
参加者の総数が多く、結果、初心者も多いので、ある程度は仕方ないと思うけど、もうちょっとなんとかする努力が運営側にあってもいいんじゃないかという気もする。
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