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2016年8月12日 (金)

TrainingPeaksのPMチャートで見る回復具合

■過去180日分のTrainingPeaks PMチャート

20160812_trainingpeaks_pmc

TSSとかTSBとかCTLとかの説明は、前に書いた記事をどうぞ

けがの前はCTLが80前後となっていた。私程度にとっては、十分にトレーニングを積んでいる状態で、あとは、そのときどきの目標に合わせてチューニングをしていけばいいはずだったのだ。

それが、5月半ばのけがからほぼ1カ月は完全休養。というか、体をなるべく動かさないように過ごしていた(動かすとあちこち激痛が走ったのだ)。結果、CTLは35程度まで低下。ようやく自転車に乗り始められるようになっても、TSSが10とか20とかでけっこうきつかったり(--;)

少しずつ体を慣らして練習量を増やし(TSSを示す赤丸が上のほうにずれていく)、その結果、CTL(青いライン)も上向きに。Attack! 299では、CTLが60台までは回復していたので、それなりに走れたということではないかと思う。ちなみに、Attack! 299に向けて一応はテーパリングをしており、当時のTSBは-5となっている。

ここしばらくは、CTLを戻すため、TSBが-30前後で推移するように心がけている。TrainingPeaksによると、TSBは、トレーニング期で-10~-30が適切な範囲で、これが-30を大きく下回るとけがやオーバートレーニングのおそれが高まるそうだ。そういう意味では、ちょっと危ない範囲まで入っていることになる。でも、なるべく早期に戻したいので、ストレッチなど体のメンテをよくするとともに、どこかに痛みが出たらすぐにトレーニング量を減らすつもりで少々無理しているわけだ。

CTL、8月いっぱいで戻すのは少し難しいかな。乗鞍に向けて多少はテーパリングしないといけないので(さすがにテーパリングなしのTSB -20とかで乗鞍はつらいと思う)。

このチャートを見ると、無理せず回復する目安が得られるというか、無理するならどの程度の無理になっているかわかるというか、無理しすぎることをわりと避けられるというかだと思う。若い時分はがむしゃらにやってもなんとかなったわけだけど、60近い年になると、こういう科学的な方法があるのがとても助かる。なにせ無理がきかないので。

野辺山朝練も、9日のTSS 210は走りすぎで、もっと短いコースでTSS 100強がいいというのも、このPMチャートをベースにしている。TSS 210で、TSBが-26から-40まで一気に下がったのだ。そんな走りを何日も続けたら、TSBが下がりすぎてしまう。その後、TSS 100強にしたら、TSBが-40前後で推移するようになった。

ちなみに、TSBの値は、それなりに体感と合っている。たとえば、7月16日に自転車屋さんのライドでロングに出たときはかなりつらく、翌日もしんどかったのだけれど、そのときのTSBは-50近いところまで下がっている。もちろん、TSBの割に元気だったりとか、逆に、TSBの割に足が重かったりとかもあるのだけれど。

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