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2016年8月 3日 (水)

プロのペダリング

宇都宮ブリッツェン鈴木譲選手がシクロスフィアのデータを公開されている。2016年7月31日のJBCF湾岸クリテリウムにおけるもの。

鈴木譲選手のペダリングデータ

20160801_

これを見てびっくりしたのは、左右のバランス。データに現れているかぎり、完璧。ペダリンググラフなんて、線が2本ずつ重なって2本になってしまっている。シッティングもダンシングも。ペダリンググラフのもとなんだから当然なんだけど、ペダリングモニターも左右同一。左右バランスの経時変化もほとんどなく、常に50:50。平均ペダリングパワーが4桁目まで同じって……

ちなみに、自分のペダリングは左右がすごくアンバランス。私は、大昔、学生時代にしていたフィギュアスケートのせいで右足のほうが強い。どうしても着地足が強くなるのだ。さらに言えば、小学生のころに骨折した後遺症で左足の骨が足首のすぐ上で曲がっており、体そのものが左右アンバランス。フィギュアスケートをしていたころも左右の違いにずいぶんと悩まされた。それはともかく、自転車のペダリングは、序盤でも右が左の10%増しとかざらだし、後半になるとその差がさらに開いて15%増しとか20%増しとかになったりする。

それってつまり、右足を踏み込む瞬間だけ強く力がかかる、つまり、ペダル1回転につき1回だけ加速するってことで、絶対に効率よくないはずなんだよな。左右がバランスしていれば、ペダル1回転につき2回加速することになって速度変動が小さくなるはずなわけで。

うーん、左足だけ強化する方法を考えるべきかなぁ。改めてFTPテストの記録を見てみても、一番よかった3月5日、20分の平均で右141.3Wに対して左は124.0Wしか出ていない(右は左の14%増し)。左の筋力があがれば、合計265.3Wじゃなくて280Wくらい出せるようになる? いや、まあ、そんな簡単な話でもないだろうとは思うんだけど、でも、もう少しバランスをよくする努力をすべきかなぁ。左足だけハムストリングスや大腿四頭筋のウエイトトレーニングでもするとか。少なくとも、ふだんのトレーニングでは、意識して左にもっと力を入れ、右はもっと力を抜くべきだろう。

プロのペダリングについては、もうひとつ、動画で紹介されているものがあったので貼っておく。こちらも見てみるとなかなかに興味深いものがある。

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