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2016年8月28日 (日)

全日本マウンテンサイクリングin乗鞍2016-当日

4時半起床。天気予報を確認すると午前中は曇り。雨雲レーダーに雲の影なし。外に出てみたが、降ってもいないし、降りそうな空気でもない。穏やかな天気。雲は出ているが、陰に月があるのがぼんやり見えるくらいの薄いもの。うん、今年は走れそうだ。

5時朝食。その後着替えたりボトルを準備したりして、6時ごろからウォーミングアップに出る。去年の宿のあたりまで下って坂道を上りながらウォーミングアップ。ちょっと体が重い感じで、いまいち力が出ない。金曜日に麦草峠を登るなど、テーパリングをほとんどしていないので、このあたりは想定内だ。けがで下がったCTLを戻すことが先決と乗り込んでいるので仕方ない。CTLはようやく70台まで戻ってきた。TSBは、土曜日が完全休養になったこともあり、-10ほど。記録が狙える状態ではないが、疲れ切っているわけでもない。

そうそう、ウォーミングアップ中、チャンピオンクラスに出る村山さんにもばったり。ウォーミングアップとしてなのだと思うが、ランニングをしておられた。「今年もジロに行きますので~」とごあいさつ。村山さんを囲んでの飲み会がGiro de HOTAKA楽しみのひとつなのだ。

6時半すぎ、宿に戻り、最終準備。スタート地点に近いのでこのあたりはすごくやりやすい。7時すぎにスタート地点へ。50代男子Fグループの列に並ぼうとしたら、私がスタートする第1ウェーブの列がない。どうも、スタート地点に移動してしまったらしい。第3ウェーブのY氏と別れ、あわてて第1ウェーブを探す。と、ちょうど移動途中の列を発見。なんか、どさくさでかなり前のほうに入ってしまった(^^;)

ボトルは1本で4割方。スタート直前にジェル1本。服装は、袖無しアンダーに半袖ジャージ、レーパン、指切りグローブ。この格好でじっとしていると肌寒いというくらいだった。結果として、このくらいでちょうどだったと思う。スプロケットは14-32T。何回かアウターを使ったが、まあ、こんなものかと。もう少しいい状態ならローは30か28でもいいかな。その場合、Reconの12-28Tロークロスか11-30T新クロスがベストかもしれない。

■スタート直前

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最終的にスタート位置に並んだとき、前から4列目くらいだったかな。3分前、1分前は「乗鞍ガールズ」の女性が時間を書いたプラカードをかかげてくれる(写真は撮り損ねた)。なんか、レースっぽい(って、一応、レースなんだが)。

7時20分にスタート。標高が高いので無理しないことを一番に、スタート直後、抜かれても気にせず、250Wを超えないくらいを目安に踏んでいく(実際にはけっこう超えている)。全体としては平均230Wくらい出ればベストなんだけど、たぶん、難しいだろうなという感じ。

序盤の平均出力は225Wくらい。うーん、序盤でこれでは、やはり、全体平均230Wはきつそうだ。心拍は順調にあがって160台。まあ、こんなもんでしょう。

第1チェックポイントの三本滝をすぎたあたりからタレはじめる(^^;) 出力、心拍ともじり貧。心拍なんて、一時期、150をようやく超えるくらいまで落ちてしまった。タレてたあたりで水分補給。そうそう、三本滝ではスポーツドリンクと水を配っていたので、水をもらって体にかけた。

これじゃいかんと、勾配が緩むときを中心にがんばる。急坂部分はまわりと同じペース、勾配が緩んだら何人か抜くという感じ。だが、第2チェックポイントの位ヶ原山荘に向けたつづら折りでまたタレる。パワーは出ないししんどくてダンシングもつらいため、カーブは大回り。平均出力も210W近くまで落ちている。

いかんな~、と思っていたら、50代第2ウェーブの人がひとり、抜いて行ったのだが離れない。ん、この人をペースメーカーにしたらいいかもと必死で食らいつく。つづら折りのカーブで坂がきついところでは遅れるのだが、次のカーブに達する前には追いつくというのをくり返しつつ、位ヶ原山荘を通過(ここの給水はパス)。記録を見ると、一時期140台まで落ちた心拍がこのあたりで150台前半、このあとが150台後半、ラストは160台とけっこう踏ん張れていることがわかる。

位ヶ原山荘のあと、しばらく、斜度が緩むことが増える。ずっと引いてもらった方をパスして前へ。残り4km、3km、2km、1km、500m、300mという感じで残り距離が表示される。こうなるとゲンキンなもので、力も湧いてくる。出し惜しみしている場合じゃないっていうか。サイコンには、残り2kmの18km地点で最高斜度の18%が記録されているのだが、このあたりは、カーブで内側車線の真ん中あたりをダンシングでクリアできるくらいまで回復していた。

森林限界を超えたあたりで、霧が晴れ、山がくっきりと見えた。思わず見とれて足の力が抜けそうになったほど。大雨DNSかもと思っていたのがうそのよう。お天気については、結果として、これ以上は望めないというくらい好条件になったと思う。

ゴール前100mちょいからラストスパート。サイコンには300W超の数字が見えてさすがにがんばりすぎかと一瞬思ったが、そのまま踏んでいく。ゴール直前、本日の最高出力506Wが記録されていた。

サイコンの記録は、1時間21分ちょいだったようだ。

ゴール後、だいぶ引いてもらった方を待ってごあいさつ。

■ゴール直後。いい天気だ。このあとしばらくすると、このあたりは大混雑になる。

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ゴール直後、ミツイキさんのほうで参加していた知り合いが声をかけてくれた。年代別は年寄りから順だと思っていたので、前に知り合いがいるとは思っていなかったのだが、そっか、ミツイキさんのほうには20代が何人かいるんだ。ということは、三代目を途中で抜いてきたのかな。ぜんぜん注意してなかった(^^;)

荷物は、一応ゼッケン番号で車が別れているが、車のなかにごちゃごちゃと積まれていて、みんな、探し出すのに苦労している。自主的に車の前に荷物を並べていく人たちもいるほど。私はと言えば、宿がまとめて持ってきてくれている(荷物預かりの車を出すついでに、宿泊者分はまとめて別途にしてくれている)ので、その車を探し出すだけでさっと受けとることができた。これも助かった~。

上半身はアンダーとジャージを着替え、アームウォーマー、レッグウォーマーを装備。その上からウインドブレーカーを着る。シューズのカバーもして、手袋も長いものにしておいた。ダウンベストも持っていったのだが、さすがにそこまでは不要だ。雨だった時用のバスタオルや雨合羽も。下山準備が整ったので列に並んで下山しようとしたら、Y氏とすれ違う。じゃ、一緒に下山しましょうと、私は下山列を少し逆行して上へ。

Y氏が下山準備をしているとき、ミツイキさんの三代目とばったり。「10km地点くらいでびゅーんと抜かれました。速いですね~」って、おい、それってまだ半ばじゃん。

Y氏と改めて下山の列に並ぶ。と、やはりミツイキさんのほうで参加しているK氏を発見。声をかけたら「いや~、ここは体重重いとダメですね~」とのこと(このところ、乗鞍を中心にひとり合宿状態だったK氏、親戚宅で飯をがんがん食って体重が増えているらしい)。

■下山の長~い列

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それにしても下山待ちの列が長い。写真で見えなくなるあたりから下山開始なのだ。これは、ハルヒル並みに待たされるのかもとうんざりしていたから、意外に進む。いや、もうちょっとゆっくり進んでくれたほうが風景を見ている時間とかその写真を撮ってる時間とかがとれていいんですけどと思うくらいだ。

■下山待ちの列から

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■Y氏と写真を撮りあう

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下山は特になにもなく。防寒着など、いっぱい持っていったのでリュックが重く、そのせいで腰が少し痛かったりとかはあったけど。

スタート会場に戻り、ふるまいのリンゴをもらって完走証発行の列に並ぶ。ああ、あと、アミノバイタルが回復用というジェルを配っていたので、もらって飲んでみる。完走証をもらったあと、水を1本もらって宿へ。ゆっくり温泉につかって出てきたら、Pedalistの方々が戻ってこられた。

■Pedalistの方々と記念撮影

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Pedalistなみなさんにはホントにお世話になった。ひとり、部外者で混ぜてもらったのだが、まるで前から仲間のように接してもらった。

ここでみなさんと別れ、Y氏と松本駅に向かう。途中でお昼を食べ、輪行で東京に戻るY氏を松本駅に送ったあと、私は野辺山に。あれこれ買い物して6時ごろ帰着。中央高速は小仏先頭にそうとう混んでいるようだったが、小淵沢までは快調だった。

■結果や反省など

リザルトは1時間21分37秒の年代別74位/出走791人。

走行距離19.77km、獲得標高1315。平均出力208.4W、最大出力505.6W、平均ケイデンス80rpm、平均心拍156bpm、最大心拍167bpm。平均ペダリング効率はシッティング43%、ダンシング35%。ダンシング率4%。平均パワーバランス43.8:56.2%。

乗鞍は富士ヒルクライムより少しタイムが短くなると言われているので、今年けがせずに来ていれば余裕で1時間15分切り、去年の自分でも1時間17分とかはでていいはず。そういう意味では1時間21分というのはちょっと遅い。でも、まあまあ回復している感じかな。そういう意味では、こんなもんかなというところ。テーパリングをきちんとしていたら、もうちょい速かったはずだし。来年は、1時間15分切りを狙うのかな。そのくらいなら年代別で上位5%くらいになるし。ちなみに、50代トップは1時間4分28秒。はええ。60代でもトップは1時間8分、表彰台は1時間13分とみなさん速いこと。

いや、それにしても、空気が薄い(んだと思う)。力が出ないこと出ないこと。私なんか、しばらく野辺山にいるおかげで、少し、薄い空気になれてるはずなのにな。

反省点は……ペダリングが乱れまくりだったこと。ペダリング効率低すぎ。かなり踏み抜いてしまっている。空気が薄くて余裕がないっていうのに、無駄に力を使ってどーすんだって話である。パワーバランスも悲惨。というか、右足に頼ると踏むペダリングになり、効率が落ちるというのがいつものパターンなので、このふたつはセットなんだけど。ここしばらく、左右のバランスを整えることとペダルをきれいに回すことを注意して走っていたというのに、レースになったらそのあたり全部ぐちゃぐちゃになってしまった。まだ、気をつけていないとできないくらいしかできていないってことなのだろう。

いや、それにしても、上の風景はすごくよかった。乗鞍はこれがいいんだと聞いていたけど、そう言われるのがわかる。毎年、今年くらいの天気だったらいいんどけどな。

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