グランフォンド軽井沢2016のタイムスケジュール

スーパーグランフォンドに出走予定のグランフォンド軽井沢2016、タイムスケジュールが発表された。

スーパーグランフォンドの記載はないかもと思ったが、ちゃんと記載されていた。ただ、内容が募集時とかなり変わっている。変わっているのは別にかまわないんだけど、っていうか、もともとの話が変だと思っていた（後述）ので変わっているのはやっぱりって思っただけなんだけど、その内容が……さすがに無理がないか、これ。

もともとは、「距離177.6km、獲得標高4,196mを7時間以内で走破」だった。平均時速で26km/hr。

記載された予定を見ると、走行時間が短縮され、距離も少し短くなっている。もともとの予定コースから変更を推測してみると（予定コースに峠を越えて下ったあと、上り返してくる部分があるのだけれど、その峠で折り返し、上り返しをなくしたようだ）……「距離163km､獲得標高3725mを5.5時間で走破」。平均時速30km/hr。

交通規制なしの山岳系サイクリング、トレインも10人maxの小集団で脱落者が出ればさらに小さくなる、エイド立ち寄りが前提で、ツール・ド・おきなわ上位並みの平均速度で走れ、と。

さっきも書いたが、もともと、なにかがおかしいとは思っていた。

募集要項には「大会アンバサダーとして、このスペシャル・コースをデモンストレーション走行いただいた上、ゴール後には、他カテゴリーに参加の皆さまの完走を讃える役割を担っていただきたい」と書かれていた。「他カテゴリーに参加の皆さまの完走を讃える」というのはゴールする人を出迎えるんだろうなぁ、ということは、6時間くらいで戻ってくる先頭より早く帰ってくるためには（グランフォンド軽井沢は先導車がいるので先頭も6時間以上かかるはず）、グランフォンドの1時間前にスタート？　でも、位置づけからして、開会式後、まずはスーパーグランフォンドがスタート、その直後にグランフォンドのスタートでないとおかしい。計算、合わないなぁ。……と。

そういう意味で、5時間半で戻ってくるスケジュールというのは、まあ、わからないではない。でも、2割以上も時間を詰めるなら、コースももっと詰めないと無理だろう。エイドは基本的に立ち寄らず補給食持参で走りながら食べるようにするとしても、スタート地点前後の信号待ちやトイレ休憩など、一定の時間がかかる部分があることを考えると、走行時間は25％くらい縮むはずなので。

いや、もちろん、それこそ、ツール・ド・おきなわ市民210kmで優勝争いに絡むような人ばかりなら、このくらいでも走れる可能性はあると思うし、今回のスーパーグランフォンド軽井沢に出走する人のなかで私ひとりがめちゃくちゃ亀ということなのかもしれないけど。実際、この夏のAttack! 299で、宿谷さんなんて、私が6時間近くかかった佐久穂チェックポイントに5時間でついちゃってるわけで。でも、あのクラスの人がそうそうロングライドのイベントに参加するとは思えないぞ。

制限時間5.5時間を前提に考えると……奈良原温泉から地蔵峠への往復をなくしてしまえば、距離144km､獲得標高2950mを5.5時間で走破となり、平均時速27kmでいい。これなら問題ないだろうけど……距離123km、獲得標高2400mのグランフォンドとの違いが小さくて「スーパー」を冠するのはちょっとという感じが否めない。

余談ながら……地蔵峠への上り、ルートラボだと最後のほうに最大斜度30％なんていうありえない数字が出てくる。20％前後まではなんとかなるけど、25％超えるとまともに走れない。少なくとも直登は無理。ここ、そのままコースに入っているようなら、事前に一度行ってみるべきかも。

閑話休題。

一昨年、グランフォンド軽井沢2014を走ったとき、私は先頭から20分くらい遅くスタートし、ほぼ先頭集団でゴールして6時間10分だった。ということは、先頭スタートなら6時間半。15分の先行スタート分くらい、ゴールも先行すればいいのなら、使える時間はグランフォンド先頭と同じ6時間半。変更後のコース、距離163km､獲得標高3725mを元の話くらいの26km/hrで走ると所要6時間17分。グランフォンド先頭のゴールから30分くらい前にはスタート地点に戻ってこられる。このくらいじゃダメなのかなぁ。