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2015年9月20日 (日)

ヒルクライム佐久2015参戦

20日の日曜日はヒルクライム佐久2015に参戦。市町村合併で佐久市が大きくなって10周年。それを記念して開催とのことで、今年が第1回大会だ。

ツール・ド・美ヶ原や全日本マウンテンサイクリングin乗鞍を開催しているJCA(日本サイクリング協会)がかんでいるので、計測タグは足首に巻くタイプだし、ゼッケンは自転車に取り付けるタイプとなっている。

受付は前日のみ。

当日、6時30分には会場に集合、荷物預けが6時45分までとのこと。5時30分着を狙い、4時起きの4時半発と考えていたのだが、4時起きの4時45分発(--;) いろいろ準備しておいても30分で出るのは難しいようだ。ただ、朝で道が空いていて、途中コンビニに寄ったりもしたのに5時半には駐車場に到着。本会場近くの駐車場に入ることができた。

■駐車場で準備を進める

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6時すぎに荷物を預け、ウォーミングアップとしてそのあたりを少し走ってくる。6時20分、列に自転車を並べてトイレへ。

■開会式直前の様子

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6時半すぎに開会式。予定では6時45分からスタート地点までパレード走行となっていたが、しばらく待たされ、7時すぎにパレード走行開始。2kmなので10分あまりで到着。7時18分にスタート位置について、我々50代は8時20分スタート。1時間あまりも待たなければならない。

■スタート待ちの列

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ここまでもずいぶんと待っているし、ゴールまでもう2.5時間ほどもあるはずなので、一度、トイレは行っておいたほうがいいだろう。スタートゲート近くに仮設トイレがあるはずと推測して行ってみる。実際、そこにトイレがあったのだが……クリートシューズで何百メートルも往復するのは正直しんどい。クリートカバー、預け荷物に入れず、ここで使うべきだった。

戻ってからは縁石に座って待つ。待つ。待つ。眠い……寝てしまうのはまずいので体を揺すったりしてなんとか目を覚ます。こんなに待つのではウォーミングアップしていても意味がないよなぁ。

朝一は肌寒かったが、スタート時間が近づくと日が差すようになってきた。そろそろ前がスタートするあたりでレッグウォーマーを脱いでバックポケットへ。重りになるのでこういうものは持ちたくないのだが、待ち時間が長いので体が冷えてもまずかろうとここまで着ていたのだ。服装は、短いレーパン、肝力アンダー、半袖ジャージ、指切りグローブ、シューズカバーなし。気温はスタート時20℃近く、頂上が13℃とかで平均15℃。結果としては、服装はこれでベストだったと思う。

8時、チャンピオンクラスから順次スタート。年代別は若い方からなので、我々50代と60以上は最後尾である(我々のあとは女性とジュニア)。

5分間隔スタートなので、40代が出たところでウインドブレーカーを脱ぐ。最後にジェルを1袋補給。水は、待っている間にボトル1本を飲みあげている。

50代の2列目からスタート。スタート直後の計測開始地点でサイコンもスタート。直後、10%前後の坂に突入。そんなコースプロフィールなのでトレインはできず、みんなばらばらに走っていく。ざっと見て、私は15番手くらいか。

目標は平均出力230W台。前半から230W台におさえ、そのまま一定で最後まで走りきるパターンを狙う。

……と思っていたのだけれど、記録を見ると、頭の45秒くらいは平均320Wも出ている(--;) 周りにひきずられたか。スタート直後の混乱が収まったあたりからはサイコンをちょいちょい確認して出力出し過ぎないように注意したんだけど。

序盤、240Wくらいで走っているとけっこう抜かれる。たぶん、10人くらいは抜かれたんじゃないかと。

トレインはできないし、後ろのグループから速い人が上がってくることも期待できないので、とにかく、ひとりたんたんと走る。肩から腕の力を抜く、ペダリング、ダンシングと気にしなければならないところがたくさんで、あっちを気にしているとこっちを忘れるという具合。考えればできるではなく、考えなくてもできるところまで体にたたき込まないとダメだよなぁ。

中盤、60代の後ろに50代が付いているふたり組に抜かれ、私も後ろにつかせてもらう。その状態でしばらく走って気づいた。先頭の60代、2年前の多摩川源流ヒルクライムの60代でぶち抜かれた人だ(還暦と書かれたジャージに見覚えがある)。今回も後ろから追いつかれたわけだか、こうしてしばらくついて行けるということは実力差が縮まったってことだろうな。

調子はいいようで、平均出力235Wで走り続ける。苦しくなってきたのが50分くらいから。じりじりと出力が落ち、平均出力も234W、233Wと下がり始める。なんとしても1時間平均230Wは達成したいとがんばってみた結果、1時間経過時の平均が232W。1カ月前の「戦国ヒルクライム in 韮崎・甘利山2015」が1時間出し切りで229Wだったから、1~2%くらい向上したことになるか。

このあともペースはあがらない。終盤に10~15%が続く区間があり、出力200~220Wではスピードが1桁に落ちる場面も。リアスプロケット、直前、13/25にしたいのに東京に忘れてきたと悔やんだのだが、乗鞍から11/32T付けっぱなしで正解だった(^^;)

残り4kmからは残り距離の表示が出ていた。4km、3km、2km、1km、400m、200m、100mだったかな。この残り距離が出たあたりからペースアップ。なんとか230Wくらいを絞り出す。最後は尻上がりに出力が上がって最後の2~3分は平均250W(ロングスパートって感じか)、ゴール直前は瞬間的に370Wも出ていた。サイコンのタイムは1時間22分台だったようだ。

ゴール後、計測チップを返して自転車をラックにかけ、下山荷物を受け取る。思っていた以上に暖かいが、まずは汗をふいて下着を交換。レッグウォーマーを身につけたところで食べ物をもらいに行く。

■豚汁とおにぎり、プルーン

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■ゴールエリアはクリートでも心配なく歩ける

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しばらくしたら、途中で抜いてきたママチャリの人が到着。よーやるわ。

■ママチャリで完走

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10時半くらいから、なんとなく下山準備が始まる。10時50分くらい、私も列に並び、ふと、前輪に触るとぐにゃぐにゃ。空気がかなり抜けている。このまま下山はまずいと思うくらいに抜けている。「空気入れはないか」とスタッフにたずねたがゴールエリアにはないという。結局、最後に車で下ろしてもらうことになった。というわけで、自転車をラックに戻し、11時から12時前まで昼寝(^^;)

12時前、スタッフのワゴン車に自転車を上下さかさまに乗せ、私が横に座って自転車を支える形で下山開始。少し下には、足切りにあった人たちのバスもいた。

車は自転車の人を抜かずに降りていく。つまり、遅い人がいるとゆっくりしか降りられない。今回、女性にひとりとても遅い人がいるらしく、その女性と付き添いふたりがゆっくりゆっくり降りていく。結局、下山に1時間以上もかかってしまった。まあ、機材トラブルがなければさっさと降りられたわけで、自業自得なんだけど。

すでに始まっていた表彰式を横目に、自分のリザルトだけ確認して車へ。下山中もフロントタイヤの空気抜けが進行し、完全にぺしゃんこなので押していく。

リザルトは1時間22分30秒935で、50代13位/完走116人。まあ、そんなもんでしょう。ちなみに50代トップは1時間10分30秒。表彰台は1時間12分以内。かなり速い人がたくさん出ていたようだ。

■ペダリング

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サイコンの数値を少しメモっておく。

走行距離22.44km、獲得標高1338m、最大勾配16.4%、平均勾配5.9%。

走行時間1時間22分31秒。平均ケイデンス79rpm、最大スピード47.8km、平均スピード16.4km。平均パワー229W、最大パワー453W、平均パワーバランス46:54。ダンシング率4.5%。

効率はシッティング227W48%、ダンシング278W36%、全体229W47%。

全体に少し下に踏み抜いている。膝をきちんと持ち上げようという意識をしたときはいいが、なにも考えずに踏んだときがけっこう多く、そのとき、下に踏み抜いていたのだろう。時間的に15分から40分くらい、力があって出力が出ていたあいだの効率が低い。このあたり、あまり気にせず踏んでしまったからだ。つらくなってきたあとは、ペダリングに意識が行き、その結果、効率は高め。前半からきちんと回していれば、もう少し出力がキープできるのではないだろうか。

それでも、今回、後半や終盤になってからも、ペダリングを意識すればきちんと回せた。そのくらいの筋肉はついてきたということだろう。これは朗報。

半ば(50分~1時間20分くらい)は少しタレたが、タレ幅がいままでより小さかったように感じる(心拍計を忘れなければ、このあたり、心拍から確認ができたんだけど)。腹筋などの強化が効いているんじゃないかな。ラストはスパートできてるし。

■感想

まあいい走りができたかな。1時間の出力が少し上がったらしいのはうれしい。トレーニングの効果が出ているらしいのも朗報。しばらくは、いまのパターンでトレーニングを続ければいいだろう。

コースはいい。けっこう急な部分あり、斜度が緩いところあり、少しだけ下りもありと変化があってあきない。緑のトンネルを走っていけるのも、山好きの私としてはポイントが高い。1時間20分ほどの走行時間が短く感じたほど。

ただ、また参加したいかと聞かれると微妙。運営が、ねぇ。

とにかく待ち時間が長い。長すぎる。6時45分にはパレード走行開始の予定なので、早くに列に並ばなければならない。あげく、開会式場で15分から20分待ち、スタート位置で(チャンピオンクラスのスタートまででも)40分待ち。なんでこんなに待たなければならないのか理解に苦しむ。甘利山のようにパレード走行からなし崩しのスタートでもいいと思うけどな。どうしてもいまのパターンでやりたいならそれもいいけど、それにしても、少なくとも30分は開会式を遅らせていいんじゃないの? 必要な待ち時間なら仕方ないけど、待ちは短い方がいいわけで。ヒルクライムで、しかものっけから坂というコースプロフィールだというのに、こんなに待たされたのではウォーミングアップもへったくれもあったものではない。それでも今回はそれなりに暖かかったからまだしもだったけど、これが寒かったり雨が降っていたりしたら悲惨の一言だ。

スタート位置のトイレも問題。ゲート近くに仮設トイレが用意されていたが、我々のように列が後ろだととにかく遠い。普通の靴ならまだしもクリートシューズであんなに歩かされるのは苦痛。で、遠いからなのか、それとも前にいけばトイレがあると知らなかったのか(一応放送はされていたが……)、そのあたりで立ちションをしている人が何人もいた(私が気づいただけで片手の指くらい)。ヒルクライムならスタート直前に最終軽量化をしておきたいとみんな思うわけで、あんなところで1時間も待たされれば当然にそうなるだろうと思う。でも、あんなことしていたら、付近の住民から苦情が出るぞ。同じ参加者として見ていて気分も悪い。

給水所が3カ所あったけど、それがぜんぶ傾斜が緩いところっていうのもなんとも。スペースの問題などから設置しやすい場所を選ぶとそうなるのはわかるけど、時速20kmを超えるスピードで水のコップを受け渡すってきついと思うな。私の目の前で時速25kmくらい出ている状態でトライした人がいたけど、やはり、たたき落として終わっていた。私も水は欲しかったけど、はなから無理とあきらめて手を出さなかった。

私は関係なかったけど、開会式では50代と60以上を別々に並ばせ、50代からパレード走行させておいて、スタートは50代と60以上混合っていうのもひどいと思う。60以上の速い人は、120人前後もいる50代の遅い人をかわしなから走らなければならないわけで。混合スタートなら前に並ばせてくれ~と思った60以上の人、絶対にいるはずだ。

そうそう、グレーチングのほとんどにカバーがしてあったのはよかったかな。分厚いゴム板で走りにくいっちゃ走りにくいので、甘利山ヒルクライムのようにマットのほうがありがたいけど、はまったり滑ったりの心配がないのはとてもいい。

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