大学後輩の合宿に顔出し
11日から12日は、軽井沢で行われている大学後輩たちの合宿に夫婦で顔を出してきた。去年も参加したやつである。もっとも、去年私は、Attack! 299でけがをしており、氷には基本的に降りていない。
朝4時起床、5時出発でリンクに7時すこしすぎに到着。8時から貸切なので、いいタイミングだろう。
■合宿場所は軽井沢風越公園アイスアリーナ
■練習前のミーティング
■貸切風景
今年は氷に降りたのだが……これが、ねぇ。貸し切り3時間で、それなりに滑ったりもしたのは最初のころだけ。あとは立ってるだけに等しかったというのに、足が痛いこと痛いこと。何年か前、靴を新調だけしてならしていないっていうのもあるが、足首の前側があたって皮がすりむけていた(T_T)
■大判絆創膏で足を保護
これは効いた。肌に密着してすれないのがいいのかもしれない。貸切の最後は立っているのもつらいほどになっていたが、それなりに滑れるようになった。
2日間氷に乗っていたら、なにもしなくてもふらつくようなことは、さすがになくなった(^^;) 簡単なことをちょっとやってみると、何回かはそれなりにできたりするが、数回でできなくなる。強い右足側はできても左はできないものもたくさんある。ステップなんかで同じほうに2~3回転すると目が回る。いや、もう、どもならん。トシだわ~。
トシとか言いつつ、2日目午後の筋トレは後輩たちと一緒にやってみた。きつかったのは、腹筋トレーニング。寝転がって両足をそろえて上げ、それを下や左右にはじいてもらって元にもどすヤツ。10回×2セット。1セット目は意外にちゃんとできて、組んでくれた後輩からも「あら、すごいですね~」と言われたのだが……2セット目の5回目くらいで急激に限界がきて、足が上がらなくなった。どんなに力を入れても60度くらいまでしかあがらないのだ(たぶん、60度くらい。組んでる子が少し前屈みになって次の方向にはじいてくれていた)。
ま、1時間ほどの筋トレサーキットでまがりなりにも後輩たちと同じメニューをこなせたのは、ここしばらく自転車で運動しているおかげだよな。
そうそう、練習内容は上級生が組み立てているので、我々夫婦は口を挟まない。手伝うのは指導の部分。「××がおかしくなってるよ? さっき~って説明あっただろ?」みたいなことをちょこちょこ言って回るわけ。ジャンプやスピンも、ふたりそれぞれに自分がわかるあたりの後輩をみつけてはアドバイスをしていく。お世話係は1~2年生、私は上級生が中心。現役時代にダブルジャンプが飛べるようなっていないお世話係にダブルジャンプの指導はできないし、逆に私は簡単なものは子どものころに体で覚えており、シングルジャンプの飛び方がわからんと言われても「いや、それ……飛ぶんだよ」としか言いようがなくて指導にならない(^^;)
いまの現役には6級がふたりいて、難しいあたりのダブルジャンプからトリプルくらいまで練習していたりする。ふたりとも、調子を崩しているジャンプがあったのだけれど、その回復にちょっとは貢献できたみたい。よかった~。
特に、片方の子は、スケーティングはうまいのにジャンプがぼろぼろで不思議に思っていたら、中学2年くらいでいったんやめ、大学に入って再開とのことで納得。うまいはずなのにどう見ても飛べそうにない飛び方をしているので、プロの先生に「こう飛べ」と言われて苦労しているところかなぁと首をひねっていたのだ。そういう話なら遠慮する必要もないので、私はこう思うという内容でアドバイスしたところ、降りれていてもおかしくなかったレベルにまとまったときも。やっぱり、踏切さえきちんとできれば、あとは体が覚えていて大丈夫そうだ。とってもうれしそうにしていたので、こちらまでうれしくなってしまった。ちょっと残念だったのは、最初から遠慮せずに口を出していれば、ほかのジャンプもアドバイスできたかもなぁということ。我々は異分子として入っていくから、ある程度は仕方ないんだけど。
ダブルループで苦労していた子も、最後は、降りそうで降りないくらいのデキがずいぶんと増えた。もうあと一歩というところ。
みんな一生懸命練習しているの見ると、自分もなにかやろうって気になるなぁ。
ところで、OB、OGなんてものが出せるのは口とカネと車くらい。というわけで、今回、紙パックのジュースや野菜ジュースの差し入れ、部費への若干の寄付のほか、宿との送り迎え、買いだし送迎などもしてきた。現役からすれば、自分たちが生まれる前に現役だった異世界人なわけで、迎え入れるのに少々の不安があったのではないかとも思うが、それなりの役にはたてたんじゃないかと思う。
■合宿最後の貸切の最後は1年生の発表会
これは恒例らしい。貴重な貸切時間を30分くらい費やして、試合と同じ形式でひとりずつプログラムを披露させる。グループ単位でウォーミングアップをして、選手呼び出し、演技、観客への礼、さらには、投げ込まれたプレゼントを拾って戻るところまで。
試合の流れって、頭で理解していてもダメだからなぁ。こうして一度体験しておくのは大事。「見ていただく競技」というフィギュアの特質を理解させるという意味でも、いい経験になると思う。
そうそう、プレゼント投げ込みなどの一環で雪玉をぶつけたことがあり、それを掃除しようと何人かがリンクに降りて……私もと思ったら、なぜかリンクに這いつくばっていた。エッジケースを外さず氷に降りてしまったのだ。こんな失敗、33年ぶりくらい(--;) 最後にやらかしたのは、品川ゴールドリンクで行われた全日本のコンパルソリー。足を降ろす寸前に気づき、片足を氷に降ろしたところで戻ってことなきを得て、ほっとした瞬間、近くですごい音がしたのでそっちを見ると、上位陣のひとり(キャメルがらくだのこぶになっちゃうので有名だった彼っす)が両足を上にあげてひっくり返っていた。
ともかく、2日目、夜の貸切が終わり、何人か車に乗せて宿に送って我々は東京へ。途中、事故渋滞があったりしたので、帰着は11時半だった。1泊2日、早朝5時発の真夜中帰着、その間、リンク、スタジオ、体育館で体を動かして……って、50代半ばでやることじゃないかもしれない(^^;) でも、もう1泊してくると、もう1日お休みしなきゃいけないからなぁ。
もうひとつ。リンクでは基本的に立っているだけでたいして滑ってもいないのに、滑った気にはなるのかなんなのか、お腹がすいて、ご飯が進んでしまった。帰宅して体重などをはかったら、体重2kg増、体脂肪率2%増(いかんなぁ--;)
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