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2015年8月 9日 (日)

戦国ヒルクライム in 韮崎・甘利山2015参戦

戦国ヒルクライム in 韮崎・甘利山参戦というのは、2年近く前の2013年11月に走った韮崎甘利山ヒルクライムが改名したもの。距離11.7km、標高差1146mの平均斜度9.6%という激坂系ヒルクライムである。

今日はレースなので、目覚ましで4時に起床(朝練は目が覚めたらでかけていた)。

あれこれ片付けて5時半に走り出し。

■八ヶ岳は今朝もけぶっていた

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下道で6時半ごろ会場に到着。公式サイトの「アクセス」にある地図が少しずれていたこともあり、近くに行ってから迷ってしまったが。私のほかにも、車が2台、自転車2台が迷っていた。このあたりは要改善だと思う。

■受付ごろの風景

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まずは受付。その後、自転車などの用意をして荷物を預ける。預けたのは、荷物預けが終わる7時15分のちょい前くらいだった。

ボトル2本差し(1本はいつものドリンク、1本は水)でウオーミングアップに行く。会場を出て左折し、橋をわたった先の信号を右折すると、いい感じでなだらかな上りが続いていた。ウオーターローディングを意識し、水をちょこちょこと飲みながら7~8分走ってからペダリングモニターのゼロ点校正をする。そのあと、いったん車に戻り、飲み上げたいつものドリンクのボトルを置いて、会場に戻る。

出走前にいろいろと注意点が放送されていたが、我々グループ5(50代以上、女性、ジュニア。要するに年寄りと女子ども???)のあたりでは何を言っているのかまったく聞き取れない。直前トイレに行ったときはもっと遠い場所からでも聞き取れたので、私の耳より放送機器の問題だと思う。たぶん、スピーカーが指向性で運動場のほうを向いているため、建物裏手に並んでいる我々にはまともに音が伝わってこないのだと思う。

8時から3分おきに大きなグループに分けてスタート。

■太鼓がお見送り

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■我々は50代以上、女性、ジュニアの混成スタート

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スタートしたら、私がグループ先頭になっていた。

最初の4.8kmだかはパレード走行。ここが追加ウオーミングアップになるかと思ったら、先導車がゆっくりで足が止まることが多すぎる。それでも、後ろはところどころに隙間があいているようなので、仕方ないのかもしれないが。

ここもウオーターローディングの続きで、水をこまめに飲みつつ走る。

住宅街に入るとスタート地点までもう少し。傾斜も急になってくる。計測開始まではウオーミングアップだから出力を150W前後に抑えて走っていると、どんどん抜かれていく。ここから飛ばしても仕方ないんだけどなぁ。

残った水はジャージにかけて計測開始と思っていたら、なんと、全量のみ上げてしまった。ま、いいかと思ったら、計測開始地点直前に給水ポイントが設けられており、飲む水と体にかける水が用意されているという。これはいいと給水ポイント側に寄ろうとするのだが、右後ろを振り返ると抜きにかかる人がいてなかなか寄れない。これ以上遠慮すると給水ポイントを行きすぎるというところで、ひとりが抜いていった直後、少し強引に右へ寄る。と、後ろからもうひとり抜きにかかった人がいて「おい、あぶねぇ!」と言われた。右に給水ポイントが作られているのだから、当然、そこに寄ろうとする人がいるわけで、そのあたりをなにも考えずに突っ込んでくるほうがまちがいだと思うけどな。後ろちらちら振り返っていれば寄る気なのは明らかなんだし。

ともかく、自転車を止め、ひしゃくで3杯ほど、頭から水をかぶる。冷たくて気持ちいい。

再スタートし、計測開始地点直前からダンシングで加速、計測区間に入る。

今日の目的は、特訓の成果を確認すること。なので、いろいろと気づいたことに注意しつつ走る。具体的には……

  • 引き足を意識
  • サドルに座る位置(傾斜が急になったとき、もう少し前までずれる)
  • 肩から腕の力を抜く
  • ダンシング多め

心拍計がないので、きつさについては体の感覚だよりである(交換用バンドを急いで発注したのだけれど、送り先をまちがえて東京にしてしまったらしい^^;)。

それにしても暑い。計測開始地点あたりの気温はとっくに30℃を超えている。ただ、コースは日陰が多く、先日の麦草峠みたいにじりじり焼かれる事態にはならない。

それでも暑いからだろう、2~3箇所、給水ポイントが設けられており、それぞれ、飲む水と体にかける水が用意されていた。最初の給水ポイントは、ああ、いいなぁと思いつつ、止まればタイムをロスするのでパス。そのとき、飲む水をペットボトルで渡しているのが見えたので、次では1本もらい、ごくごくっと飲んだあと、残りを体にかけてみた。これはいい。

そうそう、体に水をかけるの、オーバーヒート対策にはいいのだが、パイオニアのサイコンにはあまりよくないようだ。序盤、傾斜を確認したら25%とか出ていて……そんなにねーだろ、せいぜい15%だろってひとり突っ込んでしまった。少ししてまた確認したら、今度は0%。いや、全力で上っていて時速10kmちょいしか出ないのに傾斜0%はないよな。標高表示もおかしい。たぶん、気圧センサーの窓に水が付いてしまったのだろう。次回、こんなことがあったら、サイコンに水がかからないように注意すべきらしい。

傾斜や標高があてにならないので、出力と距離を目安に上っていく。コーナーは基本的にイン側をダンシングでクリア。前のグループで3分前、6分前にスタートした人たちがアウトを大回りしているのをイン側から抜いていく。去年までは大回りしかできず、抜かれるほうだったのでちょっとうれしい。

途中、鎧兜で上っている人を抜いた。こばっかいが作ったものと質感が似ている。「自作ですか~?」と声をかけると、「はい。暑いですぅ」と帰ってきた。そらそうだよね。サイクルジャージでも、熱中症らしく道ばたでへたっていて、スタッフが水を持っていってあげているなんてのを見かけるくらいで。

後半、だんだんと腕に力が入るようになる。体幹の筋肉が不足していて、前傾姿勢の体を支えきれなくなり、腕に体重をかけてしまうようだ。で、そうなると、出力が出なくなるっと。

10kmをすぎ、傾斜が緩やかになったあたりからは、ダンシングも織り交ぜつつ飛ばしていく。かなりいいペースで、もしかしたら1時間が切れるかもと思ったりもしたが、どうも、ぎりぎり無理っぽい。せめて1時間1分は切りたいという思いを原動力にラストスパートだ。

といっても、もう心拍いっぱいいっぱいで足にいまいち力が入らない。ゴールが見えて最後の50mほどは、もう、ダンシングする力が残っておらず、シッティングでケイデンス100くらいまでぶん回すことに。ゴール後、しばらくは身動きがならず自転車にもたれてじっとしていた。

タイムは1時間0分40秒くらいだったように思う。

■サイコンによると1時間0分43秒

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平均出力229W、平均ケイデンス75.0rpm、シッティングの平均ペダリング効率49%(左48%、右49%)、ダンシング率5.1%。

■ゴール後、同じグループだった人と写真を撮りあう

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■ゴールのエイド-スイカ、梨、梅干しなど

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■こちらはバナナに水

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下山開始まで2時間ほどもあるので、エイドがあって助かった。

時間があるからと読みさしの『敗者たちのツール・ド・フランス ~ランタン・ルージュ~』を預け荷物に入れていたのだが(友人が訳したもの)、疲れてしまって本を読む気力がなく、ぼんやりと過ごしてしまった。そうそう、レジャーシートを用意してきて寝っ転がっている人が何人かいたが、あれは名案だと思う。

日差しが強くて暑く感じるが、日が陰ると湿ったジャージが冷たく感じる(タオルで拭いたくらいでは、ね)。ウインドブレーカーだけでなく、もうちょっと防寒着を預けておくべきだったかな。

■クランクにトンボが止まっていた

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ゴール地点は野辺山で私がいるのとほぼ同じ標高1600mほどなので、そろそろトンボが出てくる季節なのだ。

■ソフトクリーム(300円)なんてものもあったので、つい、手を出す。暑いのだ

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11時に下山開始。最初のグループで下山の列に加わる。下山列ができるあたりに待機していたので。

会場まで戻ってチップを回収してもらってから、片付け・着替え。その上で会場に戻るとリザルトが出たらしく、表彰対象者が放送されていた。どうせ関係ないやと速報版を見に行くと……

■まさかの50代4位

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まさかの4位。2年前なら7位のタイムなわけで……季節外れの開催だった一昨年と違い、今年はあちこちのヒルクライムレースとかぶっているので、速い人が分散したのだろう。うーん、うーん、とは言え、3位になるにはもう50秒。どうがんばっても逆転できないタイム差だな。

今日は後の予定もあるし、表彰もされないのだからさっさと帰ろう……と思ったのだが、「馬もつ煮込」という看板に惹かれて丼を購入。

■馬もつ煮込丼

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期待どおり、おいしかった~。

12時15分ごろ帰路につく。車内に桃を置いていて温度が心配だったが、日陰になるあたりに車を置けたので車内が灼熱地獄になるのは避けられた。

■駐車場所

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中央高速がところどころ渋滞しかけていたが、たいしたことなく、2時半には帰着。

■感想

いい走りができた。いや、マジで今シーズン最高の走りだったと思う。直前の特訓が効いている。ローラー台で体は鍛えられても、うまく走るには実際に坂を走り込まないといけないってことだ(なにをいまさら当たり前のことを^^;)。

ペダリングも体幹も、筋肉が不足しているようだ。どちらも、スキルがないわけではないが、短時間で崩れていく。ということは、長距離・たくさんの獲得標高を楽に走るのではなく、そのあたりに負荷がかかるような練習を増やすべきなのだろう。

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