パイオニアのペダリングモニターを導入
もともとはこの冬に導入を考えていたのだけれど、なんだかんだあって、パイオニアのペダリングモニターを前倒しで導入。
■パイオニアのペダリングモニター
いままで使ってきたGarmin VectorはクロモリのWashoeに付けて使う。
ペダリングモニターの違いは、なんといっても、ペダリングの効率がわかること。
「ペダリング効率に関する一考察」にも書いたように、この効率次第では、私の年からでもまだまだ伸びられる可能性がある。そのあたりを確認したり、また、今後トレーニングで伸ばしていったりするためにも、ペダリングモニターの導入は必須で、けっこう楽しみにしてきた。
ペダリングモニターを導入するためには、クランクを外してパイオニアに送らなければならない。そうすると、クランクにセンサーを取り付け、校正などをした上で送りかえしてくれるので、それをまた自転車に組み付けるわけだ。もちろん、その間、その自転車に乗ることはできない。期間は通常1週間あまり。注文が重なるともっとかかる可能性もあるらしい。
だから、デスライドでアメリカに行っているあいだにやってもらうことにした。
そして、アメリカから戻ってすぐ、ペダリングモニターの取付が完了しましたの連絡をもらう。
というわけで、実は、先週日曜日、なるしまフレンドのクラブランは、ペダリングモニター導入後初の実走だったのである。
そんなわけで、ペダリング効率をちらちら見ながら走っていたのだけれど……いいニュースと悪いニュースがあるって感じだった。
悪いニュースは……出てくる数値が40%から50%のあいだをいったりきたり。30%台もちょこちょこ見受けられる。出力200Wくらいでペダリング効率は平均して40%台前半というところだろうか。
ちなみに、パイオニアのサイトによると、出力200~250Wでペダリング効率は競技レベルの低い選手は45~50%、高い選手は65~70%とのこと。私の40%台前半というのは競技レベルの低い選手のちょい下ってことで、ある意味、納得のいく数値ではある。
それにしても……これでも去年よりはずいぶんとペダリングがうまくなったと思っていたのに、40%強でしかないとは。しかも、普通に回していると、下死点近くで縦に長いラインができる。下死点で踏み抜いてしまい、力が全部無駄になっているわけだ。やっぱり、まだまだ下手っかすなんだなぁと悪いニュースにちょっと落ち込み気味である。
ここまで書いたあと、ようやく、パイオニアのペダリング解析サイト、Cyclo-Sphereの設定が終わった。
■2015/07/19なるしまクラブラン都民の森の解析結果
全体の平均ペダリング効率は左右合計が44%。左右別に見ると、右は49%でまあまあなのに対し、左は39%とまさかの30%台(T_T)
30年も40年も前にフィギュアスケートの選手をしていた関係で右足のほうが強い(ジャンプは必ず右で着氷するので)、その前、スピードスケート時代の小学校4年生で右足を骨折した後遺症で左足首のちょっと上で骨が曲がっているなど、左に問題が出やすいのは確かなんだけど、こんなに違うんだ。
■シッティング時のペダリング効率
■ダンシング時のペダリング効率
ははは……ダンシングだと左右平均でも30%台なんだ(T_T)
ちなみに、いいニュースは、いま40%強のペダリング効率を50%強まで上げられれば、体がペダルに加えている総出力が変わらなくても有効な出力が2割増しになるはず。平均220Wのヒルクライムが260Wになるわけで、富士ヒルのシルバーも夢じゃないってことになる。
残る問題は、どういう練習をしたらペダリングが上手になるのか、だな。とりあえず、必要そうなことは……
●左足の強化が必要
左は回すのが精いっぱいなのに対し、右はいろいろな意味で余裕があり、きちんと回せている感覚がある。この感覚はそれなりに正しかったということだろう。まずは、左足を右足並みまで強くして余裕をもたせる必要があると思う。
●下死点の踏み抜き
どう見ても下死点で下に踏み抜いている。これが最大の問題だろう。これは、足の引き上げタイミングが遅い、つまり、感覚的にもっと早いタイミングで足を引きあげ始める必要があるんじゃないかな。
ああそうだ。ペダリングではないけど、問題がもうひとつあった。ペダリングモニター導入に伴ってペダルも違うものになったので(Garmin Vectorはペダル一体型パワー計だから)、クリートを拾う感覚がいままでとまったく違うものになってしまったようで、うまく拾えないことがとても多い。早く慣れないと……
| 固定リンク
「自転車-トレーニング」カテゴリの記事
- 仲間と房総練~地ビール@三鷹~セミナー(2024.10.27)
- 山からバイクを取ってきた(2024.10.19)
- スマートコーチングいわき合宿(2024.10.14)
- ツール・ド・ふくしまの下見ライド(2024.08.25)
- 鎖骨と肋骨が折れたわけだがニセコはどうするか(2024.06.09)
コメント