久兵衛@ホテルオークラ東京
先週の金曜日(6/19)、『スティーブ・ジョブズ』に出てくるホテルオークラ東京のお寿司屋さん、久兵衛に行ってきた。ホテルオークラ東京が建て替えになるので、その前にというわけ。ジョブズ研究家として知られるトブさんとふたりで、ランチの時間に予約をして行った。
■ジョブズ席に座るトブさん
■カウンター席で職人さんの手際を眺めつつ
■ジョブズが愛したという穴子の寿司
『スティーブ・ジョブズ』にも書かれていたが、穴子は塩とタレの2種類が出てきた。どちらも絶品。私は穴子ってあまり好みではなく、家族でお寿司屋さんに行っても頼むことがない。でも、この穴子ならまた食べたいと思ってしまった。その辺のお寿司屋さんで出てくる穴子とはまるで別物だ。
ちなみに、『スティーブ・ジョブズ』の英語版では"unagi sushi"となっているが、日本語版は「穴子」となっている。久兵衛には穴子しかないからだ。鰻の寿司、私自身は好きで、家族でお寿司屋さんに行くに必ずといっていいほど頼むのだが、お寿司の世界では下手物扱いで伝統を守る名店では扱っていない。
■軽くゆでたえび
えびは生でもゆでてもとのことで、最初は生でとお願いしたのだが、板前さんの「ゆでると甘みが増しますよ」につられてゆでてもらうことに。
■あぶりトロ
見た目も魚っぽくないが、味わいもぜんぜん魚っぽくなくてまるでお肉のよう。不思議なお寿司だった。
ランチが6,480円~で、今回の「おまかせ」は10,800円。たしか15貫だかと言われたので、1貫で十分にお昼が食べられちゃうくらいのお値段だ。我々庶民が気軽に食べにいけるところではない。でも、それだけのコストをかけているのも確か。職人さんによると、「穴子は市場に入荷したもののうち、一番いい極上品だけを仕入れる。そのため、『いいものだけを厳選して』とあちこちに頼む。1箇所にたくさん頼むとどうしても質がそれなりのものが混じってしまうから」だそうである。また、穴子は輸送のストレスで身をこわばらせてしまうので、丸1日水槽でゆっくり泳がせ、リラックスさせてからしめる。そうしないと、このほろりと崩れる食感が出ないのだそうだ。もちろん、職人さんの腕も一級品。たとえばご飯の部分、つまみ上げるときには崩れないくせに、口に入れるとばらばらになってしまう。話には聞いていたけど、上手な人がにぎるとホントにそうなるんだと感動モノだった。
ま、ナニゴトも値段並み、ということだろう。
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