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2015年6月 8日 (月)

実走時の携行品

サドルバッグの改造」でも書いたけれど、自転車で走りに行く場合、荷物をどのくらい持っていくのかが大問題となる。積めるスペースが限られているし、荷物は重りとなってエンジン(人間)への負担が大きくなる。だから、なるべく少なく、小さく、軽くしたい。一方、自転車はエンジン(人間)に負荷が大きくかかる上りは空冷効果が小さく、負荷がほとんどかからない下りは空冷効果マックスとなるので、服装による温度調節も考えなければならない。

自転車関係の雑誌などを見ていると、ロングライドには替えチューブ(2本)やパンク修理用品、空気入れ、ツールセットなどを持っていけと書かれている。ウインドブレーカーや防寒具、雨具も。田舎道を走るならコンビニもないので補給食も。ボトルは2本。汗ふきのタオル。輪行なら輪行袋にエンド金具、軍手、フレーム保護のシート。もちろん、財布や携帯電話も必要。写真は携帯でも撮れるが、コンパクトでいいからカメラは持っていきたい。

いくらなんでも無理っしょ。

いや、バックパックにしちゃえば持ち歩けるだろうし、実際、すれ違う自転車でバックパックの人をそれなりに見かける。でも、私は汗かきなのでバックパックは避けたい。背中って特によく汗をかく部分だし。自転車用のバックパックは背中の通気性を考えた設計になっていると言われても、バックパックがあったほうがないより涼しいなんてことはありえないわけで。ヒップバックなら少しマシかもしれないが、バンドでお腹に荷重がかかるのはうれしくない。さらに言えば、体の動きを妨げるようなことはなるべくしたくないので、サイクルジャージのバックポケットを満杯にするのも避けたい。

つまり、自転車自体に積める範囲+αでなんとかしたいわけだ。

●なにを持ち、なにを持たないか

ボトルは基本的に2本(イベントでエイドステーションがあるときは1本)。汗かきなだけに水分が切れる事態はなんとしても避けたい。田舎道にでかけることが多いので補給食も基本的に持参。工具類も最低限は必須。ポンプはボトルホルダー脇に取り付ける。ガムテープも必携。自動二輪関係では30年も前から必携と言われているのに(あ、最近のことは知らないか^^;)、なぜか自転車雑誌の携帯すべき品物には登場しない。

財布、携帯電話は必携。コンパクトデジカメも外せない。写真好きとしてせめてコンパクトデジカメは持ち歩きたいのだ(ホントはミラーレス1眼にしたいくらい)。

雨具は持たない。冬場になったら持つかもしれないが、温かい時期はいいことにする。雨が降りそうな日は外に走りにいかないし、万が一降ったらそのまま走ってしまえばいい。

ウインドブレーカーは持つ。峠からの長い下りには必須だからだ。ニーウォーマー、アームウォーマーは、朝や輪行時に肌寒いなら持参(というか着て出る)。朝が耐えられるならやめておく。

タオルはスポーツ用で吸水性が高い小さなものをひとつ持つ。

輪行関係は、輪行袋とエンド金具、スプロケットカバーまで。なお、エンド金具は、シャフトのないもの(↓)。後輪のシャフトを外して使えばいいわけで、エンド金具にどうしてシャフトが付いてくるのか不思議だ。後輪のシャフトを使うことで増える手間は、ねじ込み具合の調整くらいのものなのに。

軍手も持たない。軍手があれば手が油で汚れないし、軍手をスプロケットにかぶせてカバーにできる……と言われるが、私のは32Tスプロケットなのでさすがにかぶらない。手が油で汚れたら、ウェットティッシュで拭き取る。

フレーム保護のシートは、輪行のパッキングをトライしてみて不要と判断した。タイヤの位置を調節すればリムとフレームがぶつかる危険はあまりないと思う。スプロケットでフレームをがりっとやりそうなのでスプロケットカバー(MTB用のでかいヤツ)は持参。

●どう持つか

イベントでエイドステーションがあるときや涼しいときは、ボトル1本としてパンク修理道具などはツールケースに入れ、小さなサドルバッグにティッシュや脱いだレッグカバーなどを入れる。ダブルボトルが必要なら、サドルバッグを大きくし、そちらにパンク修理道具なども入れてしまう。ポンプはシートチューブのボトルホルダー脇に取り付けている。

■ツールケースに入れたパンク修理道具など

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ツールケースは、一応、防水仕様のものにしている。ツール缶よりツールケースのほうが大きく開いて使いやすいと思う。

■ツールケースから取り出したパンク修理道具など

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現在、下記のものが入っている。

  • 替えのチューブ×2
  • タイヤレバー×3
  • CO2ボンベ×2
  • CO2を入れるアダプター
  • パッチ×1
  • バルブエクステンダー×2
  • 千枚通し
  • ツールセット
  • ひも
  • タイラップ
  • ガムテープ
  • 絆創膏
  • 塩ようかん少々

バルブエクステンダーまではパンク修理用品として説明は不要だろう。千枚通しは、タイヤになにか刺さっていたときにほじくったりするためのもの。とがった先端にはビニールチューブをかぶせている。ひも、タイラップ、ガムテープはなにかと便利。自転車の雑誌などでは携行品にガムテープが入っていないが、これは必携である。学生時代に自動二輪でツーリングをしていた時代から、いったいどれだけお世話になってきたことか。

絆創膏もあったほうがいいし、塩ようかんは補給食がどうにも手に入らないときの最後の砦である。

■ポンプはボトル脇に取り付けて携行

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使う頻度が高いもの、走行中に必要なもの、さっと使いたいものはサイクルウェアのバックポケットへ。

■バックポケットに入れる品々

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  • 携帯電話(防水のため袋に入れておく)
  • 財布
  • ウインドブレーカー
  • コンパクトデジタルカメラ
  • 補給食

汗は気になるけど、カメラはバックポケットのほうが気軽に撮れていい。サドルバッグに入れると、結局、写真を撮らずに走ってしまうのだ。防水仕様を使っていた時期もあるが、画質に満足できず、ふつうのコンパクトデジカメに切り替えた。ウエットスーツの素材のようなケースに入れているからか、汗くらいでどうこうなることはないようだ。

その他はサドルバッグへ。

サドルバッグは、シングルボトルにツールケースとするイベント時はORTLIEBのSサイズ、ダブルボトルにするときはORTLIEBのMサイズが基本。取付部分のアダプターが共通なので、付け替えは簡単だ。

■ツールケースを使うときのサドルバッグ(ORTLIEBのSサイズ)内部

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サドルバッグには以下のものを入れている。

  • ティッシュ
  • ウェットティッシュ
  • ワイヤーロック
  • ボトル飲料の素
  • 補給食
  • 小タオル
  • ゴミ袋

温度調節用のアームカバーも脱いだらサドルバッグへ入れてしまう。

ダブルボトルでパンク修理関係の品も入れると、ORTLIEBのMサイズのサドルバッグ内部が(↓)のようになる。

■サドルバッグ(ORTLIEBのMサイズ)内部

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下側の布袋(あさひのpochitt輪行袋。袋のみ買える)は上述のツール類。このバッグはかなり入る。ティッシュの隙間にもまだ入るし、レッグカバーくらいはこの手前に入れても口を締めることができる。

輪行するときは輪行バッグなど荷物が増える。輪行バッグ、一般にはボトルホルダーに入れたりするらしいが、ダブルボトルにしたい私はそうできない。というわけで、輪行関連グッズはひとまとめにハンドルにつけてしまう。

輪行バッグはあさひの薄型(pochitto RB003)。この輪行袋を折りたたみ、その上にスプロケットカバー、チェーンフック、エンド金具、肩掛けのベルト、ホイールを止めるベルト3本のうち2本を置いてからくるくるっと丸める。

■輪行用品一式をまとめる

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これでなんとか袋に収まる。

■袋に入れたところ(きっちきち)

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で、ホイールを止めるベルトの残り1本でハンドル下にくくりつけてしまうのだ

■ハンドル部に固定。落下防止としてドローコードにベルトを通しておく

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ライト、ふだんはハンドルの下側につけているのだが(そのほうが上ハンを持ったときじゃまにならない)、輪行袋をハンドル下につけるときはハンドル上側に移動。ちなみに、ライト取り付け台座のベルトで共締めする形で、一応、ベルも取り付けてある。使ったことないけど。

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