アルプスあづみのセンチュリーライド2015-当日
今日のコースは、ルートラボによると、距離163km、獲得標高1350m。平坦基調ということだろう。目標は、日本アルプスなど山の景観を楽しみつつ、下りも積極的に踏んでがんがん走る。上らないのだから、その分、下りで追い込もうというわけ。
3時30分に目が覚めてしまったので起床。十分に二度寝できるほどの時間はないし。気になる天気を確認すると、朝方曇りのその後晴れと好転している。やった~。
前日スーパーで買った野菜ジュース、ヨーグルト、パンで朝食。トイレをすませて4時半ごろにチェックアウト。5時には会場着。スタート・ゴール脇の駐車場は混むかなと第2駐車場に車を入れる。これは正解だったようだ。スタート・ゴール脇の駐車場は、イベント中、車の出し入れができなくなるらしい。ゴールしたらさっさと帰らなければならないのだから、そっちに止めたら大変なことになるところだった。
時間は余るくらい早く着いているのでのんびりと準備。160km S組がスタートする5時半くらいから、近くの道で軽くアップ。レースじゃないからアップせず、スタート後しばらくゆっくりぎみに走ればそれでもいいのだけれど、時間が余っているし、外にいると肌寒いので。
■アルプスの山並みが見える。今日は期待できそうだ。
服装は、レーパン、肚力アンダー、半袖ジャージ、指切りグローブ。スタートからしばらくてウインドブレーカーを装備。
160km 1組がスタートする6時が近づいたので会場へ。トイレをすませたあと、並び始めた3組の列に並ぶ。30人目くらい、かなぁ。
■160km 3組の列
今回、もともとは後泊して翌日に乗鞍を試走するつもりだったのだが、こばっかいの体調不良で日曜日に帰京することになってしまった。元の予定なら戻りが遅くてもかまわないので160kmの最後尾スタートでいいと思っていたのだが、帰京するなら、ゆっくりしていればいるほど渋滞がひどくなるわけで、少しでも早く帰ってきたい。40分早くスタートする1組にしておけばよかったと思ったくらいだ(1組、2組、3組は20分ずつスタート時間がずれている)。
6時半ごろスタート位置へ移動。がんがん走るつもりなので補給食を1本追加。6時40分のスタート直前に2本目。
3組は、ゲストの竹谷さん(2004年アテネ五輪MTB日本代表)、渡部兄弟(2014年ソチ冬季五輪ノルディック複合個人銀メダルと2014年ソチ冬季五輪ノルディック日本代表)が一緒に走るとのこと。どうも、最後尾からスタートしてどんどん追い抜いていくらしい。お昼のエイド、白馬ジャンプ場に引っかけて、ジャンプの話題なんかが出されていた(ノルディック複合はジャンプもあるわけだし)。
■ジャンプのマネをする竹谷さん
スタートは4人ずつ時間差。スタート後は200W前後でそれなりに飛ばし、坂道に入るあたりでは3組先頭に。体も温まったので、上りは240Wくらいまで出力を上げて積極的に走る。3組は全員後ろ、2組はさすがにまだ見えず、下りに入ったあたりから一人旅状態。ぐわ~っと下っていたらガーミンから異音。え、オフコース? 自転車を止めて地図を確認するが、どうもよくわかない。でも、その間に後続が来ないということは、曲がるところを見落としたとしか思えない。仕方がないので、かなりの急坂をえっちらおっちら戻る。
やっぱり、かなり行きすぎていた。3組のたぶん後ろのほうに合流。ここまで下がるのでは、最後尾からスタートしていたほうが速かったかも(^^;)
このあと、ガーミンのナビが不調。地図確認でいろいろ操作したときおかしくしたのかUターン指示がくり返し出てくる。うるさいのでカット。以後、看板に注意することを心に刻む。特にスピードが出ているときには。
■第1エイド-あづみの公園穂高エイド
フランスパンにたっぷりのジャム。ジャムは3種類用意されていた。
このエイドは混んでいた。実質5グループ目のスタートだから仕方がないだろう。160km 2組の4000番台ゼッケンがたくさんいる。
■お菓子も2種類
かじりかけのほうは、たぶん、安曇野銘菓あずさ。ホワイト系好きにぴったり。もう1個もらいに戻ろうかと思ったほど。おまんじゅうは黒糖湯多里饅頭というものらしい。こちらはバックポケットに入れて走りだす。
第1エイドから先は、ほかの参加者がぽろぽろいて、道をまちがえる心配はあまりなさそうだ。
■第2エイド-あづみの公園大町エイド
ここはネギ味噌おにぎりが名物らしい。ピンぼけだが(^^;)、左側が辛味噌、右側がネギ味噌。私としてはネギ味噌のほうが好みで、2個目はネギ味噌のみとした。
このあたりで160km 1組の3000番台ゼッケンがけっこういるようになった。ここが一番の混雑だったかなぁ。
■わらび餅
こちらも数きれ。餅系のものも好きなもので。
■残雪の山がきれい
天気がよくなったおかげもあり、とにかく山がきれい。走っていても、ついつい、横を向いてしまうほど(^^;)
たぶん、このあとだと思うのだが、本日2回目のコース逸脱。1000番台という招待枠ゼッケンをつけたどこかのチームを中心に、30人ほどが大列車となってぶっとばす流れになったのだが(ゆるいアップダウンを時速40km前後で駆け抜けていた)、突然、先頭がスピードダウンしてUターン。コースをまちがえたとのこと。スピードがスピードだっただけに、キロ単位で行きすぎていたようだ。看板に気をつけなきゃと思っていたはずなのだけれど、トレイン組んで疾走しているあいだ、後ろは、前の人やその前の人の動きしか見てないもんなぁ。
戻る途中、コースアウトした人がたくさん着いてきていた。我々に引きずられたのだろう。全部で100人とは言わないが、その数50人以上(^^;)
■第3エイド-大町木崎エイド
■つけものバイキング
少しずつ取ったのだけれど、ぜんぶは皿に載りきれなかった。
■おざんざ
3箇所につけものバイキングが用意されていて、そちらしか見えておらず、あやうくおざんざをパスするところだった。炭水化物系がないのは珍しいなぁ、持参の補給食を少し追加すべきかなぁと思って出発の準備をはじめたところで、プラのおわんを持っている人に気づき、見回したらおざんざをみつけた。太めのそーめんって感じ。
■日本アルプスの眺めが今日のご褒美
■参加者同士で写真の撮りあい
■第4エイド-白馬エイド
ここがほぼ中間点。お昼的な位置づけなのか、紫米おこわのほかに豚汁のサービスがあった。
■紫米おこわ
おいしくて、2個いただいてしまった(^^;)
■エイド脇にはジャンプ台
これが、今朝、話題になっていたジャンプ台なのだろう。
かなり抜いたらしく、ここまで来ると空いている。上りは200~240W、下りも脚を止めず、200W近くで踏んできたので、かなり抜いたはずだ。
■スペシャライズドオーナー専用エイドの少し先から
なんか変なコース取りだなぁと思ったら、ここを走らせようとしたかららしい。今日はあちこち絶景があるのだが、ここが一番かも。みな、いったん止まって写真を撮ったりしていた。
■第5エイド-白馬スノーハーブエイド
ここはあんこのおやき。おいしいわ~。2個目が欲しかったけど、ひとり1個でとのことでがまん。
このあたりは参加者の姿もまばらで一人旅状態が多い。道をまちがえないよう、看板に注意しつつ走る。あづみのセンチュリーライドって、全体に参加者数を絞っているらしく、一人旅になることが多いと感じる。
■第6エイド-大町美麻エイド
冷や奴、ふつうならこのくらいの味付けがいいと思うけど、暑くて塩気が抜けている今日は、もっとしょっぱいほうがよかったなぁ。塩でも少しふったら格段においしくなったんじゃないだろうか。
■蕎麦うす焼き
こちらは味噌の塩味が効いていておいしい。おかわりをもらってしまった。
このあたりから足に力が入らなくなってきた。出力150Wも出ない。距離や獲得標高からしたら、そんなに足に来るはずもないと思うのだが……というわけで、念のためにバックポケットに入れてきた梅丹のフルーツサイクルチャージを補給(参加者に配布されていたもの)。リンゴ果汁50%のリキッドタイプ。昨日、梅丹ブースで説明を聞いたのだが、たしかに、ジェルよりこっちがのどの通りはいい。70gということは、ザバスと体積は変わらないので携帯性も悪くないはずだ。これはいいかも。
補給の問題も多少はあったのか、このあと、少~し回復。といっても、170~180Wがいいところで、200W台は散発的にしか出ない。ここまで、トレインで後ろについたのはどっかのチームの大列車に参加したときくらい。トレーニングと考え、人の後ろにはつかない、ローテーションも回さないと足を残すことは考えずに走ってきたのが効いたのかもしれない。
大町美麻エイドあたりからは120kmなどの参加者がいるので、道をまちがえる心配ががくっと減る。
■第7エイド-松川エイド
黒豆茶がおいしくておかわりをいただく。あと、ようかん2切れ。飴も1個口に放り込んで出発。
出発が一緒になった方、ふと見れば、私と同じ浮島神社のお守り、ブラン・ア・ポワ・ルージュ柄をつけておられる。「同じヤツですね~」と声をかけたら、「駐車場もとなりだったと思いますよ。オレンジのバイクに同じお守りがついてるって思いましたから」とのこと。それはまた奇遇。
■第8エイド-安曇野エイド
ここではリンゴジュースのほか、韃靼ソバを使っただったんクランチをいただく。
最後の20kmは、なんかとぼとぼという感じ。いや、疲れた。
■ゴール
1時50分ごろ、なんとか帰着。疲労困憊って感じだ。
本日のライド-総走行距離169km、獲得標高1510m、所要時間7時間6分(休憩込み)、走行時間6時間1分、消費カロリー3300kcal、平均速度23.8km/hr、最高速度64.3km/hr、平均パワー134W、最大パワー667W
コースアウトで距離6km、獲得標高160mほどよぶんに走ったらしい(^^;)
■参加賞と水、鯛焼きをもらう
鯛焼きがおいしいわ~。
■Red Bullの試供品
■ブースで買ったグレープフルーツジュース
皮に穴をあけ、そこから器具を刺しこんでぐるぐると中をかきまぜ、そのまま飲む。おもしろい。疲れた体に酸味の利いたグレープフルーツジュースがおいしい。
渋滞が心配なのでさっさと片付けて出発。安曇野のケーキ屋さんで、予約していたアップルポテトパイを受け取り(ついでにあれこれ買い込み)、高速へ。ナビの最速ルートは中央道を示すが、関越道経由のほうがいい渋滞予報だったので関越経由を選択。長野道を北に走りはじめて少しすると……関越道で事故渋滞(--;) すなおに中央道経由にすればよかったかも。
結局、ナビの到着予測どおり7時20分ごろ帰着。どうも、ナビの到着予測は、渋滞も加味して算出されるらしい。渋滞が現状ベースなのか、渋滞箇所を通過する時間の状況を予測しているのかはわからないが、しばらく、渋滞についてもナビの言うことを信じて行動してみよう。
■感想
疲れた。とにかく疲れた。定番コースが距離150km、獲得標高2500mくらいなわけで、今日のコースは楽だろう、いや、楽すぎるだろうと思っていたのだが、そんなことはなかった。
なんでこんなに疲れたのかと考えてみたのだが、たぶん、下りのほとんどを踏み続けられるというのが大きかったのではないだろうか。山岳グランフォンド系だと、急勾配・急カーブが連続するので下りはところどころしか踏めず、意外なほど休んでいる時間が長い。対してあづみのセンチュリーライドはゆるやかなアップダウンが多いし、道もあまり曲がっていないので、大半、踏んで下れる。実際、時速45~50kmで巡航していたところも多い。実質、力を出している時間が長くなり、後半、疲れてしまったというか、足を使い切ってしまったのではないだろうか。
足もさることながら、腹筋がばてばて状態。足を引きあげる筋力がまだまだ不足ということだろう。
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