八ヶ岳高原サイクリング2015-当日
朝5時半起床で昨日の夜遅くについたO氏夫妻と朝食。O氏の奥さんが土曜日仕事になってしまったので、夕方東京を出て八ヶ岳に来られたのだ。6時50分ごろ出発で7時15分ごろに駐車場着。子どもたちが小中一緒だったS氏夫妻も到着していた。今回、夫婦3組まとめての参加なのだ。
これはちょっと遅すぎでばたばたと準備をして受付へ。受付後、完走証用の写真を夫婦一緒に撮ってもらい、自転車にゼッケンをつけるなど最後の準備をする。そんなことをしているあいだに開会式が始まる(--;)
■完走証
100kmが3グループ30人くらい、70kmが4グループ40人弱、45kmが2グループ20人弱で参加者は総計100人弱。こじんまりとしたイベントだ。
開会式と準備運動が終わると、70kmからグループごとに順次スタート。我々のグループ(Hグループ)は、我々とO氏夫妻、S氏夫妻のほか、昨日、お世話係がヘルメットをお借りしたご夫婦、それにひとり参加の方で9名。ずらっと並んで記念撮影をしたあと、8時半ごろ出発し、清泉寮前の急坂を上る。
今日、私はお世話係の付き添いなので、お世話係の後ろをゆっくり上る。勾配はメーター読みで7%、8%……10%。あれあれと思っていたら、12%くらいまで出てきた。あ~、最初がきついと思っていたけど、やっぱり、ここ、かなりの急坂なんだ。大丈夫かな~と思ったが、足をつきそうになるでなく、ちゃんと上っていた。スピードはごくゆっくりだけど。
速い人が坂の上で待っていてグループ全体がまとまり、また走りはじめる。これで前半の山場は終了、かな(^^;)
で、次のストップは赤い橋のところ。いくらも走ってないじゃん(^^;) 渓谷がきれいに見えるポイントではあるんだけど、さ。
■赤い橋(ブリッジショップがあったところから)
きれいな景色に参加者から歓声があがる。せっかくなのでと写真を撮ってもらうと、「カードがありませんって出ますけど、これ、大丈夫ですか」とO氏。なんと、昨日、ブログ記事を書いたときSDカードをカメラに戻し忘れたらしい。どうしよう。ちょっと迷ったが、グループリーダーに「忘れ物を取ってきたい。先行してもらえばすぐ追いつく」と頼むと、「待ってるからどうぞ」とのこと。急いで車へ戻り、カードを入れて全力で上っていく。300W超……でぜんぶはさすがに無理だったけど。
私が忘れ物を取りに行ってるあいだにもうひとつの45kmグループ(Iグループ)が追いつき、追い越していったらしい(^^;)
全員がそろったところでまた走りだす。次の休憩ポイントはまきば公園駐車場。いやいやいやいや、ぜんぜん走ってないじゃん。いや、まあ、8時半発で小淵沢まで下り基調、それでお昼が届く11時すぎにスパティオ小淵沢に着けって話だから、よっぽどゆっくりしないといけないわけで、正しいペースなのかもしれないけど。
■まきば公園駐車場から見る南アルプス
それにしてもいい天気。2日前まで降水確率80%だったとはとても信じられない。お世話係の初イベントが気持ちのいい天気でほんとによかった。誰の行いがよかったんだろう。
■仙人小屋で小休止
壁にかかっているのは熊皮だろう。さすが。
■木漏れ日のなかを走るお世話係
■中道口留番所跡
Iグループリーダー、中川さんが説明していたところによると、信玄棒道のひとつに作られた口留番所の跡、らしい。
このあと、一瞬だけ15%超の急坂を無事上り、スパティオ小淵沢へ。到着は11時15分前(^^;) 自転車をそのあたりに置いたりしていたらお昼が到着~。
■お昼
飲み物は、私がもらったオレンジジュースのほか、リンゴジュース、ぶどうジュース、ミックスジュース、カフェオレがあった。サンドイッチも蒸しパンもおいしく、私にとっては悪くないお昼なのだけれど、マヨネーズが苦手なお世話係は食べられたのがツナサンドと蒸しパンだけだった。小食だからなんとかなったけど。
■スパティオ小淵沢で大休止
我々がお昼を食べ終えたころ、先行出発した100kmや70kmのグループが次々に到着。出発時間をずらしておいて、お昼がだいたい一緒、ゴール時間は100km、70km、45kmと順番にって感じにスケジューリングされているのだ。
このあとは基本的に上り。まずは甲斐大泉まで少しずつ上っていく。
■甲斐大泉駅脇のエイドステーション
エイドステーションは小さなテーブルがひとつだけ。なにせ参加人数が少ないので、これで十分なのだ。
■ちょうど小海線の列車が通った
私にはよくわからないのだが、これ、古い車両で(臨時列車だった)、鉄っちゃんなら喜ぶ場面らしい。
甲斐大泉駅からは裏道を通って中村農場のすぐ脇へ抜け、いよいよ、旧清里有料の長い上りである。
■橋からの眺め
写真で見るとたいしたことがないが、実際に橋から下を見下ろすとなかなかの眺めである。立ち寄る人はけっこういるなぁと思っていたけど、それもよくわかるというもの(10年以上ものあいだ、数え切れないくらい通っているのに我が家は立ち寄ったことがない^^;)。参加者から歓声が上がっていた。
■旧清里有料の上りは歩道を
旧清里有料の上り、たくさんの車がものすごい勢いで通るところだし、かなり傾いていてふらつく人がいたりしたら危ないよなぁと思っていたら、やはり、脇の歩道を上る設定だった。10%超が続き、最大斜度は15%くらいまである。お世話係は2/3くらい上ったところで押しが入った。いや、そこまでよく上ったよ。(15%とか言っても、ゆっくり上がるなら楽なのね。出力100W強、時速5km弱で上っていると楽なこと楽なこと)
ここを上りきれば、もうあと少し。清里駅裏まで多少の上りがあるが、それからあとは天女の湯まで下り。というわけで、無事、1時55分ごろにゴールイン。
このあとは、温泉、バーベキュー大会と続くのだが、私とO氏は清泉寮前まで自転車であがって車を取ってくることに。先行するO氏を追って走りだしたのだが……差が縮まらない。1日ゆっくり走ってきたのでついゆっくり走っちゃってるのかとメーターを確認すると、ちゃんと220~240W出ている。O氏、ずいぶんと速くなってないか? 結局、追い越したのは踏切のあたり。駐車場についたときもそれほど離れていない。後半ばてるペースで飛ばしていたわけでもないんだ。なんか速くなってますねと言うと、佐渡の反省にたって走り方を変え、通勤で意識して練習しているのだそうだ。その効果、かなり上がってるんじゃないかなぁ。
自転車を積んで天女の湯まで下り、お世話係たちの自転車を積んで温泉へ。45kmコースはゴール時間が遅いので、あまりゆっくりしている時間はない。短めで切り上げバーベキューの会場へ。グループごとのテーブルで、今日1日ご一緒した方々とわいわいと楽しい時間を過ごした。
■バーベキューの様子
■デザート
デザートを配っていたのはくまぱぱ(今回の実行委員長でもある)の息子さん。ということは、デザートはくまぱぱ奥さんの作品だろう。甘すぎず、おいしい。
それにしても、カロリー収支が大幅黒字というかなんというかなイベントである。これだけ食べたら、100km走っていても黒字になるわ。
いろいろと景品が用意されており、ゼッケン番号で抽選になる。私があたったのは自転車柄の小袋。
■自転車柄の小袋
紹介されたとき、「アレなら欲しいなぁ」と思った物で私にとっては大満足。自転車イベントに行くとき持っていくものを入れておくのに使おう。
■バナナという落ち的景品も
最後にちょっといい景品が出てきたりするのだけれど(今年はポンチョや空気入れあたりが目玉、かな)、その直前はなんとバナナ。会場は爆笑のうずになっていた。
自転車のイベントってゴールした人から順次帰ってしまうのが普通なのだが、この八ヶ岳高原サイクリングは例外。全員に行き渡るはずの抽選会で、名前を呼ばれて出てこなかったのはひとりだったかな、ふたりだったかな。こういう雰囲気が好きな人がリピーターで集まっている会なんだよな。
バーベキュー大会が終わり、5時すぎに走り出し。中央道が渋滞しているとの情報はあったが、ナビの最速コースが中央道経由を指示するので走ってみる。大月で出ろとの指示が出たこともあったが、最終的には、すべて中央道経由。八王子ICの先が事故渋滞9kmというので八王子ICで出るつもりにしていたら、そちらも、直前に渋滞2kmと激減したのでそのまま高速。結局、9時前には帰宅。
我々はバーベキューでお腹いっぱいなので、子どもたちはそれぞれ勝手に。こばっかいは高校の友だちから晩飯のお誘いがあって外食、にこばっかいはアリモノですませたらしい。
■お世話係の感想
大変だったけど、それなりに楽しくないこともなかった。今回のコースが楽に走れるくらいには体を戻したほうがいいと思う。問題は、いつ、どういう形で運動するか。一番現実的なのは、会社帰りに事務に寄る、かなぁ。
それにしても、にこばっかいは、去年、ツール・ド・富士川の100km、獲得標高2000m弱なんてよく走ったなと思う。距離も獲得標高も今回の2倍以上なわけで。
だ、そうである。
■感想
このイベントはとにかくアットホーム。和気あいあいとした雰囲気で初参加のイベントとしてはベストかもしれない。お世話係も、お友だちご夫婦の奥様おふたりのおかげでようやく重い腰を上げた格好だったのだけれど、それなりに楽しんでくれたようでよかった。次は、やはり、ツール・ド・ラフランスかな。今年はいつやるんだろう。
| 固定リンク
「自転車-ロングライドイベント」カテゴリの記事
- 木曽おんたけグランフォンド2024――本番(2024.07.28)
- 木曽おんたけグランフォンド2024――前日(2024.07.27)
- 大周回旅行(3日目)The PEAKS R15@石鎚山(2024.05.26)
- 大周回旅行(2日目)琵琶湖~石鎚山(2024.05.25)
- The PEAKS R15@石鎚山をメインとした大周回旅行の計画(2024.05.23)
コメント