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2015年5月10日 (日)

クロモリロードレース2015参戦

第4回となるクロモリロードレース2015に参戦した。

この大会、参加資格は、「フレームの素材がフロントフォーク以外全てがスチール素材である26インチ以上のロードレーサー、MTB、クロスバイク」であること。今年の初めにGreg LeMond Washoeを買ってしまったときから、「絶対に出よう」と思っていた大会である。

受付は当日の朝7時からで、8時から9時にコースが試走できる。会場である群馬サイクルスポーツセンターまで我が家から3時間弱。5時ごろに車で出発したいと思っていたのだが……土曜日に仕事関係でシンポジウム&懇親会なんてものをやってしまったので、帰宅が午前さまという有様。4時起きはいくらなんでも無理なので、6時起床、7時発で10時の受付終了までには現着をめざす。

(シンポジウム&懇親会、私は主催者のひとりというか、私の空いている週末がこの土曜日しかないってことでこの土曜日にしてもらった経緯があるので、午前さまも自業自得以外の何物でもない)

なんとか予定どおりの6時に起きられたので7時ごろ出発。ナビは9時半現地到着と予想していた。時間を節約するため、朝ご飯はコンビニで買い込んで走りながら食べることに。通常のタンブラーとスターバックスグランデラテ用タンブラーを持っていき、ファミリーマートでコーヒーのL(通常のタンブラーが満杯になる)とラテ×2杯(グランデラテ用が満杯になる)を購入。ラテとサンドイッチ×2を朝ご飯にする。高速を降りてすぐのセブンイレブンでコーヒーとお昼用のおにぎり2個を追加購入。予測どおり9時半ごろに現着。

■受付

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受付をすませたあと、のんびりと準備を進める。私が参加する3時間エンデューロは12時スタートで時間がたっぷりあるのだ。

■コース

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私が到着したときは、1時間エンデューロと6時間エンデューロの人たちが走っていた。6時間エンデューロの後半は3時間エンデューロが一緒に走るわけだ。

こじんまりとした大会で、会場はほのぼのとした雰囲気。上の写真を見ればわかるが、ひなたぼっこをしながら出番を待つ人がいたりする。

ああ、そうか、10時に1時間エンデューロのゴールをお迎えに行くべきだったなぁ。来年はそうしよう、うん。

天気はいいが気温は低め(お昼過ぎで13℃くらい?)。アンダーの有無をなやんだが、結局、アンダーなしの半袖ジャージに短いレーパンとする。結果としてこれで正解だった。暑くなく寒くなく、快適そのものだったのだ。ボトルはWashoeボトル2本。もう1本をバックポケットに入れることも考えたが、涼しいのでそこまではいらないだろうと。こちらも正解。2本目の半分ちょっとまで飲んだかな。補給は、いわゆるゼリーを4個+1個。4個はふたをいったん開けたもの、もう1個は追加が必要な場合用としてふたを開けていないもの。バックポケットの中央に財布と追加用ゼリー、右側と左側に味の違うゼリーを2個ずつとした。ゼリーを取るタイミングは、30分ごとに1個で2時間たったところを最後にする。途中で止まらないのでカメラは持たない、周回コースだから携帯電話も不要だろうというわけ。

準備を進めながら、まずはおにぎり。11時すぎには朝ご飯と一緒に買ったバナナ2本。さらに、出走直前に300kcalの大型ゼリーをひとつ。

そうそう、準備を進めていたとき冷や汗をかいた。持ってきたはずの新しい手袋が片方しかなかったのだ。ヘルメットと手袋を着用が義務づけられている。忘れれば出走できない。どうしよう、その辺の人に声をかけて借りるか……と思ったら、あれこれの荷物を入れてきた箱の中にもう一組転がっていた。よかった~。

3時間エンデューロの参加者は40人くらい。スタートの車列では2列目に並ぶ。

スタートしてみると、ホームストレッチ後半の斜度が思ったよりきつく、フロントをアウターからインナーに落とすことに。インナーでスタートすべきだったな。スタート直前、1列目の人たちがほとんどインナーだったので失敗したかなと思ったんだけど、それは正しかったってことだ。

最初の坂をあがるとアップダウンに入る。と、フロントがアウターに入らない。リアをトップに持っていったあと、何回か切り替えているとなにかの拍子にアウターに入ったりするんだけど、とにかく、思ったタイミングで入らないというのはきつい。足が空回りするのだ。準備中、インナーにチェーン落ちしたときおかしくなったのか、それとも、おかしくなっていたからチェーン落ちしたのか。そんなふうだからペースがあがらず、コース前半の飛ばせるあたりでどんどん順位が落ちいてく。30位前後まで落ちたんじゃないかな。

2周目に入ってもアウターに入らない不調が続く。リタイアするか、少なくとも、ピットインしてチェックすべきか……どうせ、フロントディレーラーの調整ができるだけの技術力もないのに? それにしても、こんなに不調なのは初めてのこと。なんでこうなったんだろう。そう思ったとき、ふと、思いだした。そういえば、リアホイールを交換したとき、ブレーキの当たりを調整しようとワイヤー調整用のネジを回したことを。もしかして、あの調整ネジ、後輪ブレーキじゃなくてフロントディレーラー用だった? 後半の坂道でスピードが落ちたタイミングでワイヤーを追ってみる。と、下に伸びてる!(後輪ブレーキは上のほうにある)まちがいないようだ。ということは、こいつを元に戻せばいいのかも。ぎりぎりまで回した記憶があったので、回るほうに半回転ずつ回していく。2回転くらいしたら、なんとかアウターに入るようになった。もう1回転くらい回すとすぱっと切り替わるように。よかった~。

フロントディレーラーでアホをしたこと、試走していなかったことから、最初の2周はさんざんだったが、3周目くらいからは、コースに合わせたギア選択で快調に走れるようになった。気をつけたのは、下りの勢いを使って上りをこなすこと。上り始めは110回転超などケイデンス高めでぶん回して上がる感じ。上りピークのスピードを見ると、この形がうまくできたときのほうが速いのはまちがいない(脚を残すという意味でどうかはよくわからないが)。あと、坂を上りきって下りに入るとき、すぐに休まず、ギアをあげて(場合によってはダンシングも入れて)加速してから休む。

1時間くらい走ったとき、下りの勢いで上りをこなそうとした瞬間、ふくらはぎにぴきっという感覚が走った。やばい、つりそう。自転車でつりそうになったの、初めてである。だましだまし行くしかないけど、あと2時間もあるんじゃん。

とにかく、その場所その場所でこう走ったほうがいいと思うやり方を考え、それをトライしながら周回を重ねていく。同じコースの周回なんて飽きるかと思ったが、そんなことはなかった。考えることもたくさんあるし、実際にやってみてうまく行ったり行かなかったりするし。

最初にアホをやったこともあり、途中からは抜く一方で抜かれることはほとんどない。

と、時間ちょうど半ばとなる1.5時間ほどがたったとき、上りで抜いていく人がいる! え?っと思ったら、そのすぐ後ろからも別の人が……先頭集団の7人だった。半周くらいついていってみたが、ずっと付いていくと死にそうなのであきらめることに。うーん、1.5時間で抜かれるということは、下手すると2回、周回遅れになっちゃうのか。それは避けたいけどなぁ。

後半、何周も抜きつ抜かれつになった人がいた。33535の人だ。下りなどコース前半の高速部分で私が先行し、コース後半の上りでは向こうが抜いていくくり返し。私、一応、ヒルクライムメインの坂バカ自認なんだけどなぁ(^^;)

33535さんをついに振りきったら、もう終了間際だった。最後半周は33536さんと抜きつ抜かれつ。上りはあきらかに向こうが速い。ゴールが近づいたバックストレートで抜き、そのまま最後の上りを駆け上がる。最後のダンシングと立ち上がったとき思った。やばい。脚に力が入らない。ほとんどオールアウト。でも、座ったら最後でがっくりスピードダウンする。最後に抜いた33536さんに抜き返されるのは必至。というわけで、無理矢理ダンシングを継続。死にそうになりながらゴールした。

ゴール後、ほかの参加者と少し話をしたあと、片付けなどをしていたら、表彰式のアナウンスがあった。

話は、私の自転車はちょっと変わったハンドルがついているので、声をかけてくださったふたり組と、抜きつ抜かれつをした33535さん。33535さんからは「下り、速いですね~」……そっか、私は下り番長だったか。まあ、たしかに、自動二輪でスピードに慣れているから下りに恐怖心をいだくことは特にないし、体重がわりとあるからか重力だけでもスピードがあがりがちのようだし、ホントは上りより下りとか、平坦とかのほうが得意なのかもしれない(^^;)

■速報を確認する参加者

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■表彰式

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表彰は、各クラスの総合だけでなく、自転車の種類ごと、年代ごと(参加者少ないのに5歳刻み)といろいろあった。さすがに全員にはならなかったようだが、半分くらいの人は表彰台に上がったのではないだろうか。

ちなみに、私は、3時間07分16秒で15周回。個人3時間エンデューロの総合順位が8位、ハイブリッドクラス(フォークがカーボンのクロモリ自転車)の3位、55-59歳年代別の1位ということで、2回、表彰された。

■賞状と賞品

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表彰台にあがったところで気づいた。そっか、表彰台にあがるって、生まれて初めてなんだ。子どものころはフィギュアスケートをしていて表彰されたとか、一応、クラス優勝でトロフィーまでもらったりとかは何回も経験あるけど、いつも、表彰台はなかったからなぁ。お~、1位の場所って、意外なほど高い~。

表彰式が終わったら帰宅。高速前のセブンイレブンでコーヒーとクリームのドーナツ1個を購入。やっぱりこのパターンが定番になりそうだなぁ。関越が多少渋滞していたけれど、7時半ごろ帰着。戻りで3時間ちょうどというところだった。

生涯初表彰台の話をしようと思ったら……家のなかがなにやら険悪な雰囲気。あらら。子どもたち、ずうたいは大きくなっているけど、精神的に子どもというかで、ま、いろいろと。

■感想

予想以上に楽しかった。これは、来年以降も定番でぜひ参加したい。

ちなみに、走行データは次のとおり-総走行距離88.65km(15周回)、獲得標高2474m、所要時間3時間7分(休憩なし^^;)、消費カロリー2100kcal、平均速度28.5km/hr、最高速度61.0km/hr、平均パワー185W、最大パワー692W

このサーキット、1周約6km、高低差42mとのこと。高低差が42mしかないのではあまり楽しくないかもなんて思っていたが、そんなことはなかった。1回1回の上りはそれほど長くないがアップダウンがあるので、獲得標高は2500m近くに達している。1周回あたり160mくらいか。走りごたえ十分のすてきにきついコースだった。

ヒルクライムのようにたんたんと一定出力で走るのとはまったく違う。下りからの上り返しなど、ふとメーターを確認すると、シッティングで400W台が出ているなんてこともざら。そもそも、出力も心拍も、ほとんど確認しないで走っていた。

リザルトを見ていて気づいたのだが、結局、私は、先頭集団に加われなかった中で一番速かったということらしい。先頭集団のローテーションに入ればもっと楽に走れるはずだけど、でも、あのペースについていけるかっていうと、いまの力では無理だなぁ。

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