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2015年4月19日 (日)

ツール・ド・八ヶ岳2015-当日

■ツール・ド・八ヶ岳2015

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4時半起床。去年は5時起床で進行が遅れ気味だったので。6時すぎに野辺山を出発。6時40分ごろスタート位置近くの駐車場に到着すると、なんと満車。今年は例年同日開催のツールド草津が中止となったので(草津白根山の噴火警戒レベル引き上げによる)ツール・ド・八ヶ岳は参加が増えるだろうとは思っていたし、だから、去年より30分以上前には駐車場に来なきゃと思っていたのだけれど……。

案内の人は「八千穂へ行け」と言うが、上まであがるのにも時間がかかるし、寒いなか、そこからじっと降りてくるのもつらい。141号ぞいにも駐車場があるようなことが案内に書いてあったので、「そちらは?」と聞くと、まだ大丈夫らしい。Uターンしつつ、地図を出そうとしていると、「場所、わかります?」「わかりません」「141号を左折したら、横断歩道橋がある最初の信号を右折」「ありがとうございます」……案内の人、親切だ~。

こちらには駐車場がいくつか点在しているようなのだが、ひとつ目がまだ空いていたので、そちらに車を止める。「この時間でスタート地点脇がいっぱいとは思いませんでしたね~」と隣の車の人に声をかけると、「初参加なんですが、去年は7時過ぎで大丈夫だったってブログがあったので、この時間なら大丈夫だと思ったんですが」とのこと。みんな、そう思うよね。

時間に余裕があるので、ゆっくり用意をする。3本ローラーでアップを始めた時点でミスに気づいた。スピードセンサーが拾えない(--;) 最近、トレーニングではパワーとケイデンスしか見ていないのだが、それならパワーメーターのみで対応できる。それにEdge1000用スピードセンサーを追加すればいいと思ったのが、どうもダメらしい。Edge1000用のケイデンスセンサーとスピードセンサーをセットで追加すれば大丈夫なのは、南伊豆グランフォンドで確かめてあるが、今回のパターンは、そういえば事前確認していなかった。

といっても、Edge1000用ケイデンスセンサーは置いてきてしまっている。仕方がないのでスピードセンサーは外し、サイコンもスピード関係の項目は非表示にしてレイアウトを調整。

そんなこんなをしていたら、それなりの時間になったので、預けの荷物をもってスタート位置へ向かう。途中、スタート位置近くの駐車場まであがってトイレに寄る。8時15分にスタート位置着。人が大勢で動きにくく、荷物を預けたのは20分すぎか。戻りかけたら、ちょうど、スタート並びのプラカードをもった人が出てきた。そのまま、51~60歳Gグループの頭から4列目くらいに並ぶ。道幅一杯に広がっているので、ここで80番目くらいかも。ちょい前に波多野さんをみつけたのでご挨拶。

それにしても、思った以上に暖かい。去年よりは暖かいはず(予報は朝9時が13℃@スタート位置)なので、薄手の長指グローブ、薄手の長袖ジャージに半袖インナー、短いレーパンにUVカット用レッグカバー(薄手)、冬用靴下、トーカバーとしたのだけれど、もっと薄着でもよかったのかもしれない。

開会式では、昨年に引きつづき、審判長の挨拶がおもしろい。「審判長の注意はちゃんと守れ。ごちゃごちゃ注意するのは疲れたので、今年は、守らんヤツの番号覚えといて、あとでタイムを少し足してやる。計測チップの管理してるのはウチの会社だから」とか冗談が多いのだ。「このコース、最初がきつい。ここで飛ばしすぎるとあとでばてる。最初の2~3kmでぜーはーいってちゃダメなんだ。まあ、チャンピオンクラスとか、20代とか、まあ、30代くらい、いや、40代前半くらいまではまだいい。少しすれば回復するから。40代後半とかそれ以上のおっさん、お前ら回復力ないんだから気をつけろよ(私の回りは爆笑)。毎年、こうやって注意すると、前のほうはちゃんい守るんだけど、後ろのほうのおっさんは忘れてぶっ飛ばすのが多いんだ(私の回りがまた爆笑)。まあ、少年の心を忘れないってことでいいのかもしれないけどな」。

9時、チャンピオンクラスから順次、3分間隔でスタート。今年は暖かいので予定どおり(去年は寒かったからか、1分間隔に詰めてスタートした)。ふとサイコンで気温を確認すると20℃に達している。スタート前にみんなが密集しているから? それともむちゃくちゃ暑い? ああでも、上は雪が残ってるんだし……

■チャンピオンクラスのスタート

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カーボショッツ半分(1本分)を飲み、ウインドブレーカーをしまう。水は、ここまでちょこちょこ飲んだので、ボトルに半分というところか。

9時17分スタート。スタート位置に計測ラインはないようで、グループごとのマスドスタートということらしい。Gグループのように300人近いと、後ろのほうはけっこうなロスになりそうだ。

クリートは一発。ばんばん抜かれるが、240~250Wと抑え気味で無理しない。スタートの混乱が終わったあたりでグループ100番台の前のほうか? 調子は悪くないようで、平均240W台をキープ。心拍165前後で安定。もちろん、私にとってはこれで一杯一杯なわけだけど。

10km~18kmは傾斜が緩めなのでスピードアップを心がける。急坂で無理するより、ここでスピードアップしたほうがタイムは伸びるはずだからだ。心がけるのだが……ここの後半はたれてしまった。この中盤の前半までは平均240Wで来ていたのに、後半はパワーが安定せず下ぶれが始まる。要するに、実力的に終わりかけてるってことかも(--;) いや、ちょっと暑くてオーバーヒート気味っていう気もするんだけど。

去年のツール・ド・八ヶ岳は、ちょい速めの人をみつけてはついていくコバンザメ走法を心がけたが、今年は他人を気にせず自分のペースで走ってみた。斜度が緩く時速30km以上で飛ばしていくようなところも、後ろに誰かついても気にせず走る。ローテーションしたほうがいいのかもしれないけど。

残り5kmでふたたび坂がきつくなったあたりから涼しくなってきた。うーん、でも、このくらいならもうちょい薄着でよかったなぁ。

残り2~3kmでチャンピオンクラスが下山してきた。去年は下山開始前にゴールしたが、スタート間隔が詰まっていたからだろう(10分くらい違いがある)。22.5km地点の下り、今年は誰かの後ろにつこうなどと考えず、ひとりでぶっとばし、そのまま勢いでなるべく上まであがる。そういう走りをする人は少ないのか、ここの上り始めで何人も抜いた。そういえば、去年、このあたりは人影まばらだったのに、今年はごちゃまんといる。これも、スタート間隔の違いによるものだろうか。

最後の激坂区間を終わると、すぐ、右手に白駒池駐車場が出てきた。駐車場脇では「あと500mだよ~」と係員から声援が飛んでいる。去年は最後に力を余らせた気がするので、このあたりからペースアップ。最後のカーブを曲がってゴールが見えたらスパート。といってもへろへろスパートにしかならなかったけど。

■ツール・ド・八ヶ岳2015の記録

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平均パワー214W、平均ケイデンス79rpm。タイムは1時間26分台。目標は去年から6%短縮の1時間23分台だったんだけどな。タイムの伸びは3%弱か。それにしても……平均パワーが去年と同一というのはどういうことだろう。力は伸びておらず、力の使い方がうまくなっただけってこと? いや、それも大事なんだけど、大事なんだけど……

ちなみに、緩斜面区間の速度は去年に比べてはっきりあがってる(スピードセンサーがなくてもGPSから速度は記録される)。

データを見ていてもうひとつ気づくのは14km地点あたりから22km地点あたりまで、心拍が平均5~10拍落ちていること。特に14kmから18kmがひどい。たれてるなぁと思ったが、やはり、このあたり、完全にたれてしまっている。

■麦草峠の看板を背景に

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写真を撮っていたら、「撮りましょうか」と言ってもらったので。お礼に、相手の方も撮ってあげる。こういう写真が残ったのって、初めてかも。いつもひとり参加だからなぁ。

白駒池駐車場で乾いたサイクルジャージ、防寒着へと着替えていたら雨が降ってきた。え、夕方までもつ予報だったのに? 念のためとカッパを入れておいて正解だった。急いで下山。まだ上っている人がたくさんいるのに、雨とは……。

八千穂のスキー場まで下り、無料提供のなめこ汁と山菜おこわ(450円)で休憩。

■なめこ汁と山菜おこわ

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食べて見に行ったら結果の速報が出ていた。

■50代結果速報

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1時間26分29秒と去年の1時間29分02秒から3分3秒短縮。短縮率2.9%弱。少なくとも5%、できれば6%伸ばしたかったんだけど、目標には遠く及ばず。来年のMt.富士ヒルクライムでシルバー達成という長期目標に赤信号がともったかも。来年か再来年のピークであと一歩でした、で終わっちゃうかも。

順位は去年の29位/完走148人から31位/完走230人。タイムは伸びているが、順位は落ちている。草津の上位陣が回ってきたということだろう。ま、順位はどうでもいいんだけど。

■結果発表場所

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雨がひどくなってきたので、さっさと下山することにする。

車に戻り、自転車をしまったり着替えたりしていたら、隣の人がもどってきた。「雨になっちゃいましたね~」などと話をしつつ片付けを進める。富士も走るとのこと。また会えたらいいですねと別れ、1時ごろに出発。

ナビは北に行けと指示するが(関越経由で戻れってことだろう)無視して南進。高原のパン屋さんでみんなの朝飯用パンを買い、アングーテさんで昨日予約したタルトなどをもらって中央高速へ。

渋滞表示がまだでていないので、去年と同じであまり渋滞の影響を受けずにすむかと思ったら大間違いだった。八王子ジャンクションで事故があって大渋滞。とにかく進まない。そのうえ、ガソリンが心許ない。渋滞に並んでしばらくたったころ、ふと思って航続可能距離を出したら40km。渋滞のなか1kmも進むと30kmくらいまで落ちる。まずい。へたすると渋滞を抜ける前にガス欠起こすかも。エアコンはカット、トンネル内もヘッドライトはつけない、アクセルもブレーキもなるべく踏まないなど、とにかくエコ運転に徹する。結局、渋滞を抜けた時点で航続可能距離が7km。八王子インターまで下りが多いからなんとかなるだろうと、70kmの一定速でじっとがまん。インターを出て最初のスタンドに飛び込んだとき、航続可能距離の表示は1kmだった。もちろん、このあたりの表示は安全サイドに振ってあるはずでこれがゼロになってももう少し走れるはずだとは思うが、どのくらい余裕があるのかわからない状態でこの数字は心臓に悪い。満タンで45リットルしか入らなかったということは、結局、まだ10リットル近くあったってことなのかもしれない(タンクは55リットル)。

スムーズにいけば4時すぎには帰宅できると思ったのに、結局6時ごろになってしまった。4時すぎに帰着したら、少し休んでなにか食べ、第1回翻訳大賞の授賞式に行こうと思っていたのだが、予定大狂いである。食べずに行ったら倒れそうだし、なにか食べてから行ったら授賞式の半分も出られないし。せっかくの招待枠でいい席が確保されているはずだし、関係者の2次会にもどうぞって言われていたので、元気ならそれでも行ったんだけど……渋滞で疲れてしまい、うつらうつらするだけになりそうなのであきらめることにした。昔の知り合いとか、いままで名前しか知らない人たちとか、いろいろな人に会えるはずだったんだけど。

■反省点

機材は、必ず、早い段階に一度点検しておくこと。

中盤の後半たれたのはなぜだろう。問題は気力なのか体力なのか。このあたりをなんとかしないと長丁場のヒルクライムはダメだよな。Mt.富士とかツール・ド・美ヶ原とか乗鞍とか東京ヒルクライムHINOHARAステージとか(って、今年予定しているレースの大半がアウトってことじゃん。短いのは東京ヒルクライムOKUTAMAステージのみだから)。

ダンシングが下手なのもなんとかしないと。ポジションが固まってシッティングはいい感じになってるだけに、ダンシングがど下手なのが気になること気になること。

そうそう、今回はリアのスプロケットにアルテグラのジュニアギアを投入してみた。

■アルテグラのジュニアギア

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14-28T(14-15-16-17-18-19-20-21-23-25-28T)と、最後の4枚、21T以上は28Tギアと同じだがそこからはクロスレシオになっている。ツール・ド・八ヶ岳は10%超があちこちに出てきて、最大は短いけど15%くらいまである。レースとはいえ最大ギアは28Tくらいほしい。逆にトップは、それほど小さいギアなどなくていい。そんなこんなからこれをチョイスしてみたのだが……23T前後を使っている時間が長く、あまり恩恵はなかったかも。斜度が緩めで飛ばしぎみに走るところはクロスの範囲に入ってくるのでよかったが。ツール・ド・八ヶ岳とかツール・ド・美ヶ原とかは、RECONの12-28Tロークロス(12-14-16-18-20-22-24-25-26-27-28)のほうがいいのかもしれない。

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コメント

先日はお疲れ様でした!駐車場で隣だったものです。笑
雨でバタバタしてたので後でFB等の連絡先聞いてなかった事を後悔していました…そんな気持ちで行く前に到着時間の参考にしたブログを見ていたらまさかの再会でした!また富士山ではよろしくお願いしますね〜。

投稿: 河西勇人 | 2015年5月 1日 (金) 06時49分

河西さん、

なんと~、参考にされていたのは私のブログでしたか。駐車場着の時間を書いてる人、けっこういるんだ~なんて思ってましたが、やっぱり珍しいのかもしれませんね。私は、翌年などに自分が参考にするため、細かな情報(時間とか気温とか服装とか)もなるべく書くようにしているのですが。

FBは、「井口耕二 Buckeye」で検索していただければ出てくるはずです。河西さんのお名前も検索してみましたが、何人か同姓同名がおられるようなので、こちらから友達申請するのはやめておきました。

投稿: Buckeye | 2015年5月 1日 (金) 08時22分

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