Giro de Hotaka-当日
朝、4時半起床、5時朝食。いろいろ用意して、6時20分ごろ走り出し。服装は、下が短いレーパンにレッグウォーマー、上が厚地のほうの袖無しアンダーに薄い長袖ジャージ。手袋は指先まで覆う長いもの。スタート時には、これにウインドブレーカーも装備である。
スタート地点まで自走したのだが、ここは車で行ってしまったほうがよかった。けっこう距離もあるしきついし、コース走りはじめが下りから平坦で、あまりアップをする必要もないし。終わってから閉会式・表彰式まで時間もあるし。
それはともかく。
7時にスタート。横に長~くラインが引かれていてマスドスタートだった。先頭グループのしっぽっぽいあたり(下りでスピードが速く、ばらぎみに伸びているのでよくわからない^^;)で下りから平坦を走る。朝一だしスピード出るしでけっこう寒い。ウインドブレーカーなしの人とか大丈夫なのだろうか。
国道に出る信号で先頭に追いついたので、できるかぎりついていってみようと考えた。でも、そのあと、前の人が中切れを起こし、がんばって前に追いついたら、すぐ、その3人くらい先で中切れ。その先の集団になんとか追いついたあたりで脚が終わった(--;) これ以上ここでがんばると、あとの上りがやばくなりそう。仕方がないので、自分のペースに落とす。少ししたら、「引きますよ」と30番の方が前に。せっかくなのでしばらく付いていったが、傾斜が急になる前についていけなくなり、ちぎれてしまう。
そこからは、基本、自分のペースでたんたんと。ときどき、何人かがまとまることはあるけど。
天気はいいし、紅葉もちょうど見頃。
■木漏れ日がきれい
■観光客がたくさんいた。観光スポットらしい。
坤六(こんろく)峠のエイドは、前の人につられてパス。レースではないのだけれど、一応、タイムを計って順位をつけるので、前のほうの人たちはエイドに寄らず飛ばしていくらしい。
全行程の半分にあたる藤原ダムのエイドはストップ。
■藤原ダムのエイド
おにぎりとリンゴをいただく。Giro de Hotakaはエイドでいろんなリンゴが出るのが楽しみのひとつらしい。念のためトイレにも行ったので、けっこうな大休止になった。
ここまでの所要時間は約2.5時間。平均時速25km弱。全体で5時間になりそうなペースである。
■藤原ダムでできた湖の向こう側にある山がきれい
坤六峠のあと、上牧(かみもく)のエイドまでは、ときどき小さな上りがあるだけで基本的に下り基調。下りは下ハンをもって飛ばしていく。坤六峠からの下りで道が細く、かつ、濡れているところがあちこちにある区間があったので、そこはかなりゆっくり下って、ひとりに抜かれたけど。
■上牧のエイド
まずおまんじゅうを食べたが、これは失敗。リンゴを先にすべきだ。仕方がないので、お水をもらってクチのなかをリフレッシュしてからリンゴ。最後におまんじゅうをもうひとつもらって走り出す。
今回は、エイドでのカロリー補給が少なめなので(たくさん食べてもいいのだが、時間がかかるので)、持参した補給食をあちこちで追加した。坤六峠への上りが始まる前に2本、藤原ダム、上牧の前に1本ずつ、だったかな。
ルートラボによると、上牧から背嶺(せみね)までに峠がふたつあるようになっていたが、実際にはひとつで、もうひとつは背嶺エイドのあとだった。
そうそう、背嶺前の峠をひとつ越え、下って幹線道路に出たところが突き当たるT字路なのだが、ここは誘導の人もいなければ看板もなかった。どっちに曲がったらいいのかわからずにいると、後ろから来た人が「xxの理由で左でしょう」というので左へ。しばらくして背嶺のエイドが出たときはほっとした。
ほかにも1カ所、去年の看板を使い回していて、矢印の向きを変えていたらしいのだけれど、去年の矢印が透けていてどっちに行ったらいいのか迷ったところがあった。今日は天気がよかったから透けてしまったのだろう。ここは、ちょうど一緒に走っていた3人ともわからなくなり、戻って看板をよく見たところで、ひとりが「片方は透けてる矢印だから、こっちじゃないほうが正しいんでしょう」と気づいてくれた。
背嶺エイドでは、水とリンゴをもらう。背嶺のあたりで、距離が約100km、獲得標高1900m。ちょうどツール・ド・おきなわの市民100kmと似た数字だ。で、今回の所要時間は4時間強。やっぱり、トラブルがなければ4時間くらいで完走できる、のかな>ツール・ド・おきなわの市民100km
このあと、峠に向けてだらだらと上っていく。いいかげん長く走って体が疲れたのか、それとも気力が落ちてきたのか、パワーが落ち気味。ここまで200~220Wを基本に上ってきたのに、ふと気づくと160W前後になっていたりする。あ、やばっと思うと200W強が出るのだが長続きしない。ハンガーノック気味というわけではないと思うのだけれど……。
だらだら上りの最後でひとり抜き、下ったあと、最後の上りに入る。距離は4~5kmか。最後だと思ったとたん元気になり、220~230W出るようになった。気力の問題だったらしい。最後のけっこうきつい坂は、たんたんと上る。多少のスパートはできそうだったが、前後に人もいないし。
ゴールしてサイコンを止める。5時間9分くらい、かな(公式記録は5時間9分45秒だった)。
■ゴール地点
わりとしょぼい。エイドもそんな感じだった。どっちも手作り感満載なのだ。こういうのもいいと思うな。なんか、いかにも地元の人たちでがんばって作ってますって感じがして。
■ゴール後はマイタケご飯と豚汁
■総合16位、年代別4位だったらしい
年代別3位とは10分弱の差だから、エイドに寄らなければ3位になれたのかな。でも、エイドのリンゴは食べたかったし。ま、仕方ないでしょう。それにしても、トップグループの4時間15分前後っていうのはすさまじい。このイベントは、速い人が多いわ~。
表彰式が2時半からとのことなので、いったん宿に戻ることにする。
■紅葉がきれい
宿でゆっくりお風呂に入り、2時過ぎに会場へ。
■紅葉に囲まれて表彰式
■なんと「Giro de 賞」が当たった
第6回にちなんで順位の一桁が6の人だそうだ。「頑張った de HOTAKA賞」は年代別3位までで賞外。とにかく、みなさん、速いから。
それにしても、各賞がいろいろとユニーク。語呂合わせで後ろの順位の人にも当たるっていうのがいい。
■50代1位は、あの村山さん(常連さんらしい)
表彰式では、「レースではないのでタイムが速いことが必ずしもいいわけではないのですが、速いタイムを走った人の努力をみんなでたたえるということで、『頑張った de HOTAKA賞』を出します」との説明があった。なんか微妙な説明だが、レースって話になると、警察の許可とかがまったく違う話になるからだろう。表彰状の文言も、「~の成績でした。今後もみんなの目標になるよう走り続けてください」みたいなものだった。
■「Giro de 賞」の賞品
■参加賞は「Giro de 賞」と同じ水が1本とリンゴ
■感想
きつかった。やっぱりこれが最初に来るなぁ。それだけがんばって走ったので充実感はたっぷり。また、止まって写真を撮ることはほとんどしなかったけど(少しはした^^;)、紅葉がきれいで、その中を駆け抜けるのは実に気持ちよかった。これは、また走りたいと思う。
季節が季節だし標高差もあるしで服装はかなり迷ったけど、結果的には正解だったと思う。後半はちょっと暑くてオーバーヒート気味になった気もするのだけれど、坤六峠からの下りはふるえがつくほど寒かったので、これ以上薄着というわけにはいかない。
ただし、今日は例年以上に暖かかったらしい。来年、例年並みだともっと寒いはず。来年以降、走るときには気をつけるべきだろう。
そうそう、今回、失敗をひとつしている。シューズカバーを忘れたのだ。先日の東京グランフォンドでも足先が冷たかったのだから、今回はシューズカバーなしでは耐えられないくらい冷たくなってしまうはず。というわけで、常時携帯品であるガムテープで少しだけ防風処理をした。これだけでもやるとやらないでは大きな違いがあるはずだ。
■ガムテープで防風
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