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2014年10月16日 (木)

ツール・ド・富士川2014-当日

10月12日の日曜日はツール・ド・富士川2014本番。

朝食は6時半からとのことなので、朝6時起床、6時半朝食。7時すぎから着替えてチェックアウト。7時半に宿を出て7時40分には会場到着。とにかくすぐ近くなのだ。自転車の用意などをして8時すぎから開会式。

■開会式

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参加者は200人ちょっと、かな。募集人数300人だけど、直前まで募集していたことから、満杯にはなっていないはずだ。人数は少なめだけど、寂しいというより、こじんまりとしていい感じだと思う。サポートライダーがついてのグループ走行が基本となっていることもあるからか、サポートの人数がびっくりするくらい多い。そのあたり、初心者に優しい大会だと言えるだろう。

台風19号の影響で心配されたお天気はなんとかもちそうだ。天気予報は、曇り時々晴れ。袖無しアンダー、半袖ジャージ、短いレーパン、指切りグローブを基本にウィンドブレーカーで温度調節としたが、全体に少し寒目だった。下を膝丈レーパンにしてアームカバーくらい持って行った方がよかったかな。

走行は、先頭から15人ずつくらいがグループとしてスタートしていくというファジーなグループ制。我々は中級の2番目でスタート。

■スタート前に今中大介さん・日向涼子さんと記念撮影(ゴール時にプリントアウトが配られる)

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ツール・ド・富士川のコースは、スタート直後に一番たくさん上る。

なので、少し肌寒いがウインドブレーカーも脱いでスタート。スタート直後だからか、ロングライドが初めてのにこばっかいも元気に踏んでいる。上りが終わり近くなったあたりで第一エイド。

■第1エイドはおまんじゅう

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ツール・ド・富士川のエイドは、ある意味、充実しているとは言いがたい。各エイドで提供される食べ物が、基本的にひとつずつなのだ。でも、提供されるものはどれもとてもおいしい。あれこれあるのがいいって人もいるとは思うけど、こういうやり方もアリだと思うなぁ。

第1エイドで体が冷えてきたころ、「第4グループ、出発しま~す」との声が。もうスタートしたいとにこばっかいが言うし、グループの移動は自由って話でもあったしで、第4グループに入ることにする。第1エイド後、少し上ったあと、下りに入る。

■臨時エイドではミニクロワッサン×2と温かい紅茶

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つい、写真を撮る前に食べてしまったのだけれど、紙トレイには焼きたてのミニクロワッサンが2個乗っかっていた。あとは温かい紅茶。気温低めなので、温かい飲み物がうれしい。

■写真スポットと紹介された池には白鳥の姿が……

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紅葉にはまだ少し早いが、風景はなかなかである。

■こんな感じでグループで走るのが基本

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■第2エイドはレインボーレッドというキウイ

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キウイというと酸味が強い印象があるが、これは甘くておいしい。成熟すると果実の真ん中が赤くなるのが特徴だそうだ。覚えておきたい。

第3エイドでお昼。2種類のお弁当(こしべんと)が用意されていて、好きな方を選べる。

■山女としめじご飯のお弁当

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■肉団子とさつまいもご飯のお弁当

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にこばっかいも私も肉団子とさつまいもご飯のお弁当をチョイス。もう一方も食べてみたいと思うくらいおいしかった。食べたあと、見てみると、こちらを選ぶ人が多かったようだ。

お弁当を食べているあいだに、この「こしべんと」を開発した人から開発秘話が語られた。中部横断道が開通したらこのあたりに立ち寄る人がいなくなるのではないかと、かなりの危機感があるらしい。このツール・ド・富士川も、地域興しの一環なのだろう。

第3エイドを出る用意をしていたら、「第3グループ、出発します」とのこと。にこばっかいが行くというので、もうひとつ前にずれて第3グループに入れてもらう。ここ、たしか、上級グループの最後だと思うけど、それを指摘すると、にこばっかいにいらぬプレッシャーをかけることになるのでだまっておく(^^;)

このあと、10%超が続き、最大勾配19%という劇坂区間があった。劇坂というと、ついつい力が入ってしまうので、グループ最後尾から頭近くまでごぼう抜き。当然、にこばっかいは後ろに置きっぱなしである(^^;) にこばっかいには、「劇坂は押して上がってもいいぞ」と言っていたのだが、どうやら、ライドオンでクリアしたらしい。若いというのはすごい。さすがにぜーぜー言っていたけど。

そうそう、にこばっかいを気にしたりしていたら、ギアをイマイチ落としきれず、気づいたら、3枚くらい余らせて上っていた。逆に言えば、このくらいなら、いまほどローギアードでなくてもなんとかなるってことらしい。

しばらく平坦基調のところを走ると第4エイド。第3エイドの前は、時速30km近い巡航にもついて行っていたにこばっかいだが、このあたりでは時速25kmもきついらしく、遅れはじめる。あとで聞いたら、劇坂の影響が残っていたらしい。ともかく、私が引く形のふたり旅で第4エイドへ向かう。

■第1エイドとはまた違うおまんじゅう

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第4エイドあたりは少し晴れ間が出ていた。

■第4エイドのあと、日の光を浴びながら走る

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この少しあとに「ヒルクライムチャレンジ」がある。距離は4kmとのこと。スタート地点でいったん止まり、せ~のでスタート。計測は各自。私がいたグループには、たまたま、今中大介さん、日向涼子さんがおられた。

スタート直後は傾斜が緩い。このあとも緩めが続くのかもしれないので、ちょっとオーバーペースかなって思うくらい飛ばしていく(300W前後出ていた)。しばらく走ると傾斜がきつくなった。あ、やっぱり「ヒルクライム」チャレンジなんだ(^^;) 出力は、私の実力で10分以上も300W前後を保てるはずもなく、じりじりとたれていくが、意外なほど高めをキープ。どうせ4kmと思っているからがんばれているのか、それとも、ここ2週間ほど続けていたLTインターバルの効果が出ているのか。

2.5km地点あたりでサポートライダーの人が「ようやく追いついた~」と言って抜いていかれた。同じグループにいた方で、飛び出した私を追ってこられたらしい。しばらく付いていこうと努力したのだけれど、どうがんばっても270Wくらいしか出ない。サポートライダーの方は、ついていくには300W近くが必要なペースで上って行かれる。じりじりと遅れ、あきらめて自分のペースで上ることにする。終盤はさらにたれて250Wくらいしか出なくなるが、あと~mって思いながらがまん。ゴールが見えたところでラストスパート。ゴール後、しばらくはモノも言えないくらいぜーぜーしていた。

あとでにこばっかいから聞いたところによると、私が飛び出したあと、今中さんたちは、「あのオレンジの人、速いね~」「もつのかなぁ」「きみ、追ったら?」みたいな話になっていたらしい(^^;)

■ヒルクライムチャレンジの結果
3.95km、獲得標高223m、平均パワー265W、最大パワー442W、平均ケイデンス81rpm、平均心拍160rpm、最大心拍165rpm

後半に向けてたれてしまったけれど、平均パワーで265Wも出ていたので、まあ、いい走りができたのではないかと思う。

私がゴールした少しあと、今中さんが到着。さらに少しして、長髪を風になびかせながら華麗なダンシングで日向さんがゴール(にこばっかいを撮ろうとカメラを用意していたのに、つい、見惚れて写真を取り忘れた^^;)。

■ゴール後の日向さん

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■ラストスパートのにこばっかい

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にこばっかいは、ゴール後、「こんどこういうイベントに参加するときはサイクルコンピューターが欲しい。距離がわからない~」と言っていた。機会があれば、用意してやってもいいけどね(自分の趣味なので甘いこと^^;)。

ヒルクライムチャレンジのあとは、もう少し上って長い下りに入る。

■頂上付近から富士川を望む

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このあたりで、今中さんからにこばっかいに「がんばってるね~」と声をかけていただいた。なにせ、自転車は泥よけにスタンド、鍵、フラットペダルという通学仕様である。服装も、ふつーのTシャツに短パン。「ロングライドのイベントは初めて。というか、10km以上走るのが初めて」と言ったらかなり驚かれた。にこばっかいは得意げ。

下りに入るとにこばっかいが遅れる。少し前に減速不足で膨らんだこともあり、かなり抑え気味で走っているようだ。無理してコースアウトなんてことになったら最悪なので、自分のペースでいいよ~と声をかけつつ、私もゆっくり下る。

最後の平坦は、また、私が引く形のふたり旅。といっても、平坦になってちょっと走ったらゴールだったんだけど。

■ゴールでは今中さんと日向さんがお出迎え

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にこばっかいは、「いや~、100km走ると達成感があるね~」と顔を輝かせていた。ちょっと肌寒かったけど、雨も降らず、楽しく走れてよかったわ。こういうイベント、また走りたいかと聞いたら、機会があればぜひとのこと。部活が忙しいのでなかなか難しいとは思うけど、なるべくチャンスをつくってあげよう。劇坂を含めて今回のコースが走れたのだから、フツーのロングライドイベントなら、どれもなんとかなるだろう。

■ヒルクライムチャレンジ、私(22番)は5位タイ

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■にこばっかい(23番)は62位タイ

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■ゴール後はみみほうとう

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みみほうとうを食べているとき、同席した人と話していてわかったのだけれど、にこばっかいは、今回の参加者でおそらく最年少である。参加資格が原則として高校生となっており、にこばっかいは早生まれの高校1年生なのだから。

ときどきゴールする人を出迎えつつ、表彰式があった。ヒルクライムチャレンジの3位までと特別賞の表彰があったのだけれど、残念ながら、私もにこばっかいも表彰はなし。とにかく、楽しい1日でした。

表彰式後、自転車を片付け、着替えてから、道の駅富士川でおみやげを買う。

■買ってきたおみやげ

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■お世話係にはラフランスのジュース

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お世話係はラフランスが大好きなのだ。濃縮還元ではない100%ジュースだから、かなりおいしいはずだ。

■感想

今回は、にこばっかいに楽しんでもらうことを第一義にしていたわけだが、その目的は十分に達成できたと思う。劇坂はあれど短いのでライドオンでクリアできたなど、にこばっかいにしてみればやったーと思える内容でとてもよかった。コースも、ロングライドイベント初参加のにこばっかいにはちょうどよかったと思う。

参加人数が200人強とこじんまりしたイベントでグループ走行が基本となっているため、参加者同士の距離感が近かったのも、ほかにない特色だと思う。今中さんや日向さんという業界有名人ともあちこちですれ違い、話もできるなども、距離感が近いからこそなわけで。

がんがん走る人にはちょっと物足りないはずだけど、アットホームな雰囲気でほのぼのとしたいいイベントだった。

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コメント

おはようございます。
ツールド富士川、楽しんでいただけたようで、何よりでした。
オレンジのジャージとクロスバイクのコンビを捜したのですが、ずいぶん先のほうに行かれてたのですね。
最後尾車では見つけられないはずですね。
昼食後のあの激坂を、通勤仕様の自転車で、脚をつかずに登った息子さんはたいしたものですね。
インナーを三枚も余らせて登ったお父さんもすごいですよ~。
自分も来年は是非ともサポートライダーで参加できたらと思ってます。
来年もツールド富士川や信越五高原ロングライドなどでお会いできると良いですね。

投稿: penchan | 2014年10月16日 (木) 06時26分

penchanさま、

コメント、ありがとうございます。

ギアを余らせたといっても、私のバイクは、もともと、前トリプル、後ろ30Tの乙女ギアというヘタレヒルクライム仕様となっており、あれだけ余らせて、コンパクト+25T相当なんです(^^;) で、去年の春ごろは、6%の坂をインナーローであがったりしていました。

息子もまた走りたいと言っていますし、私は、来年もあちこち顔を出すつもりでいます。また、どこかでお目にかかれる日を、息子ともども、楽しみにしています。

投稿: Buckeye | 2014年10月16日 (木) 08時22分

ツールド富士川への参加有難うございました。

ヒルクライムチャレンジで追いかけたのは私で、今中さんとの会話もそのまま間違いありません(笑)。
頂上で少しお話しましたね。色々驚かされましたが、まさに私たちが参加してもらいたいと思っているイメージそのものでしたので、嬉しく思いました。

また、山梨に足を運んでいただけたらと思います。
ツールド富士川も、もっともっといい大会にしていきたいと思います。有難うございました。

投稿: なべっち | 2014年10月16日 (木) 09時51分

なべっちさま、

おお~、あのときのサポートライダーさんですか。コメント、ありがとうごさいます。

次男の部活もちょうどなんとかなるタイミングだったし、距離や獲得標高から初挑戦にぴったりなんじゃないかと思った次第です。きついけど、がんばればぎりぎりなんとかなって、達成感いっぱいで終われるんじゃないかと。期待どおりの結果になりました。

アットホームな雰囲気だったのも、初参加の次男にとってとてもよかったと思います。初参加のイベントにツール・ド・富士川を選んで大正解でした。

いろいろお世話になりましたm(._.)m

投稿: Buckeye | 2014年10月16日 (木) 11時00分

初めてコメントします。

先日ワタシも第2回ツールド富士川に参加しました。
坂の上で、息子さんが
「ロングライドのイベントは初めて。というか、10km以上走るのが初めて」の言葉を聞いて驚きました。
激坂を含んだ獲得標高1900mのライドを走りきるなんて将来有望ですね。

少人数ながらアットホームなイベントで、今回は急遽日向さんの参加というビッグボーナスで本当に楽しめました。
ブログを拝見して当日の様子が思い出され、思わずコメントさせていただきました。

また、来年ツール・ド・富士川でお会いできたら嬉しいです(^^)

投稿: のりさん | 2014年10月17日 (金) 07時15分

のりさん、

コメント、ありがとうございます。

こうしてみなさんから寄せられたコメントを見て、息子はうれしそうにしています。アットホームな本当にいいイベントで、息子にとって忘れられないいい思い出になったと思います。

息子は、ますます自転車が好きになったようです。学校の部活との折り合いもありますし、どのくらいこちらにのめり込むのかはまだわかりませんが、機会があったらまた走りたいとやる気満々です。

投稿: Buckeye | 2014年10月17日 (金) 08時00分

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