信越五高原ロングライド2014-本番
ビール2杯は少し飲み過ぎだったようで、夜中2時ごろに目を覚ます。まだ少しアルコールが残っている感じ。500mlくらい入りそうな大きなプラカップだったもんなぁ。ノーマル量の3倍くらい飲んじゃった計算かも(^^;)
2度寝して5時15分に目覚ましで起床。カーテンを開けて外を見ると晴れている。昨日の夜、満天の星だったから期待していたのだけど、うれしい。
あれこれ用意をして6時から朝食。いつもは炭水化物を避け気味にしているが、今日はロングライドでがっつり走るので、分厚いトーストにジャムをたっぷり塗っていただく。
走り終わったあと、シャワーを使っていい、荷物も部屋に置きっぱなしでいいとのことなのでご厚意に甘える。ペンションえるま~のさんって、設備はちょっと古びているが、おもてなしの心満載でありがたい。
6時半すぎ、スタート場所に向けて出発。心配したほど寒くない。袖無しアンダーに半袖サイクルジャージ、短いレーパンに、最初の下りの防寒着としてニーウォーマーとアームウォーマー、ウインドブレーカーで十分だろう。グローブは指切りを選択。
■朝の風景
■スタート前の諸注意など
あらら、キクミミさんも走るんだ。今年はあっちこっちで一緒になるなぁ。ハルヒル、富士ヒル、望郷ライン、今回と4回目?
今年の参加者は、斑尾スタートが190人くらい、池ノ平スタートが250人くらいで総計430人くらいとのこと。池ノ平のほうが多いのはなぜだろう。ショットガン復活で、リピーターが「去年と違うスタートを」って思ったのかなぁ。F夫妻の旦那さんは「最後が急な上りでゴールするのを嫌ったんじゃないか」と言われていたけど、池ノ平ゴールの少し前には鬼の洗濯板があるから似たようなものかもしれない。
7時。番号順に10人くらいずつが30秒間隔でスタート(番号は申し込み順で付くらしい)。F夫妻とH氏は最初のグループ。私は第2グループ、T氏は560番くらいだから第6グループあたりか。
■第1グループがスタートの準備
アップなしで走りはじめているので、最初の軽い上りはゆっくり走る。下りに入るあたりから少しずつスピードアップ。去年は7時間15分かかっているのだが(「信越五高原ロングライド本番」)、エイドでのんびりのんびりしていたので、今年は6時間くらいを目標に突っ走ってみようと思う。
ロングライドなので200W弱で上ろうと思っていたのだけれど、どうも調子がいいようで、200~220Wくらいで上り続けられそうな雰囲気。というわけで、上り200W強、下り200W弱を目安にする。あとは、ペダリングに注意。ほんの数日前、膝の動きに注意を集めると踏む感覚なしにペダルが踏めることに気づいたので、そのペダリングになるように注意する。
■天気はいいけど日本海は見えない
と言いつつ、写真を撮らずに突っ走り続ける気にもなれず……(^^;) 「日本海が見えるかも」ポイントに今年は気づいたので(去年は看板を見落としたらしい)、写真を撮ってみた。お天気はいいけど遠くは見通せないので、残念ながら日本海は見えなかったけれど。
■今年もすすきがきれい
■天気はいいし気温もほどほどで気持ちよく走れる
■第1エイドの「原通り」
ここでウインドブレーカー、アームウォーマー、ニーウォーマーを外してしまう。
信越五高原ロングライドって参加者はあまり多くないけど、大会運営はいろいろ工夫があっていい。去年も書いたけど、次のエイドまで距離などが各エイドに書いてあるとか、道の途中に「ここから上りが~キロ」って書いてあったり「半分上ったよ~」看板があったり。
■大会本部への電話番号が書かれたゼッケン。電話番号を持ち忘れる心配がなくていい。ほかもマネして欲しいよなぁ。
■今年の新機軸。これはするどいと思った。
■名物「鬼の洗濯板」
鬼の右側、色が変わっているあたりから舗装がコンクリートになり、滑り防止ででこぼこが設けられている。去年は鬼を見ていて路面の変化に気づかず、シフトダウンもせずに突っこんでひどい目にあったが、今年は、止まって写真を撮った後、シフトダウンをして突入。おかげで特に問題なく通過。
坂を上りきって、平坦基調のところを少し走ると池ノ平AS。池ノ平スタート地点でもある。ここまで約2時間。ということは、6時間で走りきれば、全体を8時間で走る人に斑尾あたりで追いつく可能性がある。それができるかどうかを楽しみに走ってみようかな。
■池ノ平ASでお昼的な補給
去年はおにぎりが足りなくなったとかで、今年はチケット制になっていた。チケットを渡すと、おにぎりが2個入った折り詰めを渡される……この形ならチケットいらないんじゃないかなぁ。ほかのイベントを見ていても、「ひとりひとつです」と書いておけば、いくつももらおうとする人はほとんどいないから。
それはともかく。
写真に写っている以外にキノコ汁をもらった(写真には前の人のキノコ汁が写っている)。このほかに漬け物がいろいろ用意されていた。
食べている途中でT氏が到着。聖高原もそうだったけど、似たようなペースなんだよな。
このあと、細かいアップダウンをこなすと黒姫えんめい茶ASに到着。細かいアップダウンは、上り前にがぁ~っとスピードを上げておき、ダンシングも交えて一気に上るというパターンが中心。
えんめい茶をたっぷりもらったあと、スペシャルステージの10kmに挑戦。去年は41分かかっているので、1割くらい縮めたいかなぁ。と思いつつ走っていたら、なんと34分で走りきってしまった(平均パワーが232Wだからいいペースで走れたと思う)。去年に比べて2割弱も力がついたわけはないので、たぶん、去年は前日にけっこう上っているとか、当日も池ノ平からスタート地点まで自走で上っているとか、そのあたりが響いたのではないかと思う。
スペシャルステージゴール地点の給水ポイントでしばらく息をしずめてから走りだす。このあとは、細かいアップダウンをこなす感じで戸隠あたりを気持ちよく走れる。ただ、戸隠は観光客が多いので、あんまり飛ばすとあぶない。なので、車やバスを見かけたらペースを抑え気味にして走る。
■戸隠中社
戸隠中社から中社前のお店などがあるあたりを過ぎても、また、細かいアップダウンがある。
■木漏れ日のなか、細かなアップダウンをこなしていく。気持ちいい。
しばらく下ると……スタッフがスローダウンの合図をしている。なんだろうと思いつつスローダウンすると、次のカーブにたくさんの人がいた。
■事故があったらしい
この少し後、工事の片側通行で信号待ちをしているときに追いついて来たショートコースの人たちによると、現場にいた人がゼッケンをつけていたとのことで、どうも、信越五高原の参加者が事故ったらしい。横を通ったときに漏れ聞いたところから推測すると、カーブを曲がれず対向車線にはみ出して衝突したのではないかと思われる。
気を取り直し、最後のエイド、「サン・クゼール」へ。
■パンにいろいろなジャムをつけていただく
去年は、このエイドがかなり混雑していて、パン+ジャムはパスしたが、今回はがら空きだったので、パン3切れにジャム6種類をつけていろいろ味見をしてみた。
がら空きだったのは、ショットガン復活で人間がばらけているのと、去年よりペースが速くて前のほうを走っているからだろう。
■斑尾スタート120キロコースで6番手を走っているらしい
■今年も出ていたザクロの飲み物
氷で冷やしていたからか、少し薄かったけど。でも、これはなかなかにおいしい。ボトルがちょうど空になっていたので、最後の上り用に1/3くらい入れてもらう。
■ゴールまで14km
最後はほとんど上り。最初は「ここから4km上り」なんて看板が出てくるのだが、その4kmが終わると、すぐ、「ここから900m上り」が出てくるし、そのまた少し先には、また、「ここから4km上り」が出てくる。ぜんぶまとめて「10km上り」とかやって心が折れてもってことなんだろうな。
13%、14%というところもあるくらいで、最後まで楽しませてくれるコースだ。
そうそう、最後の上りに入ったあたりで、ついに、池ノ平スタートの人たちをとらえ始めた。ゼッケン番号が若いのでわかるのだ。ゴールまでに10人弱はパスしただろうか。
本日のライド-総走行距離119km、獲得標高2868m、所要時間5時間55分、消費カロリー3100kcal、平均速度20.1km/hr、平均パワー152W、最大パワー680W(数値はすべて休憩込み)
■ゴール後はおにぎりにキノコ汁
封筒は、数量限定で配布されたものらしく、しばらくすると配布がなくなっていた。
■中身は試供品の靴下
よく眠れるとのことなので、とにかく試してみよう。少なくとも悪いことはないはずだし。このごろは睡眠が安定しているが、一時期はいろいろと工夫していたし。
それはいいのだけれど、ポンと封筒で渡されても、どうやって運べばいいのか。幸い、今年はすぐそこまでだったから、ウインドブレーカーの下に巻き込んで運んだけど、去年のように長距離自走だったら困ってしまうところだった。
■完走証と前日配布された参加賞のお米・ピンバッジ
ひとり参加の場合はさっさと帰ってしまうのだが、今回は一緒に参加している人がいるわけで、アームウォーマーなどをフル装備して太陽の光を浴びながら待っていたら……いつの間にか眠ってしまったらしい。小1時間寝て起きたら、ちょうど、T氏が戻ってくるところだった。前半はほぼ同じペースだったが、後半はかなり違っていたのだろう。T氏はメインのカーボンバイクが修理中で、古くて重いアルミバイクで参加だったのが、これが上れない、前に進まないできつかったらしい。
T氏が走りながら友だちになった人たちとも一緒にしばらくわいわい。
T氏とふたりになったところで、先にえるま~のさんに戻ってシャワーを使うかそれともF夫妻らを待つか相談。ほどなく到着だと思われるし、出迎えてすぐ戻ればシャワーの順番待ちで時間を使うこともないだろうというわけで、待つことに。はたして、それからわりとすぐに3人が到着。5人で写真を撮ってもらい、私とT氏は一足先にえるま~のさんへ戻る。
そうそう、F夫妻らを待っているあいだに超重量級の人が到着された。
■超重量級で120km走破
この体格で120km走れちゃうっていうのもすごいし、そんなに走ってこの体型が維持されているというのも、また、別の意味ですごいかも。ゼッケンからすると120kmコースの人なのだけれど、もしかすると、途中ショートカットして95kmに短縮された可能性はある。仮にそうでも、鬼の洗濯板と最後の劇坂、両方は走らなきゃいけないわけで、やっぱりすごいことには変わりがない。
えるま~のさんでお風呂に行ってみると……シャワーじゃなくてお風呂が沸かしてあった。これはうれしい。汗を流すだけでもさっぱりするが、やはり、全身お湯につかれるというのは格別なので。
F夫妻らも割とすぐに戻ってきたので、順次お風呂を使わせてもらい、えるま~のさんを後にする。
時間はもう夕方。関越は渋滞しているはずだし、どこかで晩ご飯を食べましょうと言いつつ、高速へ。結局、東部湯の丸サービスエリアでご飯。
■東部湯の丸からの夕焼け
みな、思い思いのものを頼む。当然ながら、ボリュームのありそうなものばかり。私は「山賊メガバーガー」(720円)なるものを頼んでみた。届いたところでテーブル騒然。
■山賊メガバーガー
バーガーキングのワッパーがでかいことで有名だが、そんなの比べものにならないくらいでかい。メニューをよく見たら、「直径18cm」だそうで。はさんであるのは鶏モモのから揚げにんにくに千切りキャベツ。鶏モモのから揚げにんにくは長野県忠信地方の郷土料理なのだそうだ。名前が山賊なのは、山賊はものを取りあげる→鳥揚げる→から揚げらしい(異論もあるらしい)。
味は悪くない。大きすぎてあきるかと思ったが、そんなことはなく、最後までおいしく食べられた。実はもともと、バーガーひとつじゃ足らないだろうからなにか足そうと思っていたが、さすがに、その必要はまったくなかったけど。
夕食後、2台それぞれのペースで走ることにして解散。私とT氏は、関越から入間インター側へ抜けた。渋滞表示が次々に出てきたが、幸い、渋滞らしい渋滞にはひっかからずにすんだ。時間が遅めでほぼ解消していたのだろう。
T氏を自宅近くまで送り、9時半ごろ帰宅。
■感想
楽しかった。信越五高原は、やっぱり、コースがほどよくきつくていい。心配していた天気も、ほぼベストってくらいに回復してくれたし(日本海が見えたらベスト、かな)。
今年は去年より少し開催時期が早く、栗爆弾がなかったのもよかった。狭い道にイガが散っていたりするとパンクが怖いので。
ショットガン復活で斑尾スタート組の人数が減ったこと(去年の2/3くらい?)、去年よりペースをかなり高めて先頭近くを走っていたことから、一人旅に近い時間が長かったけど、それはそれでいいんじゃないかなぁ。ショットガン復活については、おかげで、池ノ平スタート組に追いつくって新たな楽しみも生まれたし。
エイドは去年のほうが充実していたように思う。といっても、今年が不足という意味ではない。今年だって、食べずにパスしたものがいくつもあるのだから、このくらいで十分なんじゃないかと思う。
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コメント
こんにちは、はじめまして。
五高原お疲れ様でした、私にはとても厳しかったです。
ほんとに、ぎりぎりで完走(5分前)ブービー賞(ないけど)でした。
ずっとオートバイだったのですが、ロード乗り始めて2年目です。
またよらせていただきます。
投稿: ソーレ | 2014年9月22日 (月) 14時10分
ソーレさん、
完走、おめでとうございます。あのコース、ロングライドのイベントとしてはトップクラスにきついと思いますよ。あそこが完走できるなら、PEAKSとかAttack! 299みたいな規格外れのもの以外、たいがいのイベントは大丈夫です。
速く走るのがえらいわけでもないので、楽しんで走れたのならよかったのだと思います。速く走ることには速く走ることの楽しみがあるので、今回、私はそっちを選んだわけですが。
オートバイ→ロードというのは私と同じ流れですね~。なんか、車輪がふたつしかなくて、自分でバランスをとりつつ、風を感じて乗れるものがいいんだなと改めて自分の好みがわかったような気になっております。
投稿: Buckeye | 2014年9月22日 (月) 15時24分
ちなみに、速い人がどのくらい速いかというと……池ノ平スタート組のトップは4時間50分だったそうです(ソース:スタッフとして走られた方のブログ http://d.hatena.ne.jp/lupoGTI/20140921 )
投稿: Buckeye | 2014年9月22日 (月) 21時42分
信越五高原ロングライド、お疲れ様でした!
天気予報が外れて、快晴で良かったです。
あのきついコース、早いゴールでしたね~♪(*^-^)
投稿: スピッツ | 2014年9月22日 (月) 23時00分
スピッツさん、
スタッフのお仕事、お疲れさまでした~。
おかげさまで、気持ちよく走ることができました。天気もよくなりましたしね。高原の澄んだ青い空を背景に山が連なる風景、大好きです。
来年、また、走りたいと思います。
投稿: Buckeye | 2014年9月24日 (水) 07時35分
斑尾スタートトップの方は5時間半くらいで12時半に戻ったらしい。
http://blogs.yahoo.co.jp/amatouyasu/18734727.html
30分差ははっきり実力に違いがあるはずだなぁと思ったら、ツール・ド・美ヶ原チャンピオンクラスで1時間15分とのこと。富士ヒル走ったらシルバー確実のタイム。速いわ~。
投稿: Buckeye | 2014年9月26日 (金) 21時04分
一緒に参加したF夫妻のブログ記事
http://neurojh.exblog.jp/tags/%E4%BF%A1%E8%B6%8A%E4%BA%94%E9%AB%98%E5%8E%9F%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%202014/
投稿: Buckeye | 2014年9月30日 (火) 18時07分