にこばっかい吹部コンクール前日の会話

にこばっかいは、いま、高校の吹奏楽部でホルンを吹いている。でも、まだ日が浅く、出せない音がある。だから、明日のコンクールも、吹けるところだけ吹くのだそうだ。楽譜を前に、どこを吹いてどこを吹かないのかを説明してくれたときの家族の会話。

(にこばっかい)

ここで一発吹く。ここでまた一発吹く。休んで、一発吹く。

(Buckeye)

（お尻を横に突き出しつつ）一発吹く？

(にこばっかい)

それは屁！

(お世話係)

(--;)

(にこばっかい)

おならの「吹く」もホルンと同じ「吹く」？

(Buckeye)

同じ字だよ～。

(にこばっかい)

……(--;)

(お世話係)

おならは「放つ」もの！

(こばっかい・にこばっかい)

え～！　そうなの？

(お世話係)

「放屁」って言うでしょ？

(にこばっかい)

そっか～。そういうのがすぐ出てくるところが、お母さんってすごいよね。

(お世話係)

（えへん）

(こばっかい)

ふーん、屁って大砲と同じなんだ。

(Buckeye)

そらやっぱり、威力がでかいからだろう。ぶわっと。

(お世話係)

……(--;)