『計算する器械たち-アナログコンピュータ展-』
東京理科大の近代科学資料館が行っていた企画展、『計算する器械たち-アナログコンピュータ展-』に、先日、家族で行ってきた。ちょっと前のことで企画展はもう終わっているが、記録として記事を書いておきたい。一番の目玉は、動態まで復元されたBush式アナログ微分解析機のデモである。
(以下、写真は近代科学資料館の許可をもらって撮ったものです)
■Bush式アナログ微分解析機
原理の説明とかもあったのだけれど……昔は、微分方程式をこんな方法で解いていたとは。どの工夫もびっくりだったのだが、特に驚いたのが「トルクアンプ」。小さなトルクを機械的に増幅って、いったいどういう機構になっているのだろうか。
■トルクアンプ
ついでに、館内を一通り見学してきた。いろいろと懐かしいものが並んでいる。
■昔懐かしタイプライター
高校時代、タイピングを覚えたのがこんな感じのヤツだったなぁ。
■古い86系CPU
8086とか386DXとか486DXとか……いやいや、懐かしいわぁ。
■こちらは68系
左上にある6809は、私が初めて買ったPC、FM8に使われていたCPUである。説明の札にも「FM7 FM8」と書かれている。時系列としては、「FM8 FM7」って書くべきだけどね。
■私が初めて買ったパソコン(FM8)
説明の札にも書いてあるのだけれど、記憶装置のない本体とモノクロ(というかグリーン単色の)モニターで40万円強もした。本体が218,000円、CRTディスプレイが188,000円。値引きなんかしてくれない。それでも欲しくて、大学の入学祝いでもらったお金にバイト代を足してようやく買ったことを覚えている。高い買い物だったけど、プログラミングの基礎はこいつで覚えたし、それはいまだに生きているのでよかったんじゃないかな。
■欲しかったけど買えなかったエプソンHC-20
講義の教室なんかにも持っていってノートのようにパソコンが使えたらと思い、とっても欲しかったのだけれど、さすがにそこまで買えなくて。ま、当時のパソコンではいろいろな面で能力が低すぎて実用にならなかったから結果的には買わなくてよかったんだけど。
■米国留学から帰国後に買った98NOTE
ハードディスクに感動したのをよく覚えている。会社員だったけど、高くて新品が買えず中古品を買ったんだよな。
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コメント
あ~、多元連立方程式解析機の話がない!
投稿: ばっかいず世話係 | 2014年8月16日 (土) 23時10分