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2014年8月 3日 (日)

第10回Attack! 299、ケガでDNF

8月の3日(日)、国道299号を飯能から麦草峠まで走ろうという無茶苦茶な企画、Attack! 299に参加した。走行距離157km 、獲得標高3819mとのこと。しかも、下りより上りのほうがずっと多い鬼設定。

前日の土曜日に飯能入りし、マロウドイン飯能に前泊した。去年、信州聖高原グランフォンドで一緒に走った竹澤さんも参加されるとのことで、晩御飯は竹澤さんとご一緒することになった。行ったのは、ホテルのすぐ横にあったデニーズだ。あまりに暑かったので、ビールをジョッキ2杯も飲んでしまった。

5時夕食で、 8時就寝。2時半起床の予定だったが、2時少し前にクッキリ目が覚めてしまったので起きてしまう。時間はたっぷりあるので、ゆっくり準備を進め、3時少し過ぎにホテルをチェックアウトして、スタート地点へ向かう。3時半スタートの竹澤さんにご挨拶をしたあと、受付を済ませる。

■3時半はまだ真っ暗

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3時半スタートの人たちを見送ったあと、ウォーミングアップをしに行く。 3時50分ごろスタート地点へ戻り、 4時スタートの列に並ぶ。十国峠への上りが通行止めとのことで、矢弓沢林道への分岐をまちがえないようにとの注意があった。スタート地点から国道299号に入るまでの道がよくわからないと質問したところ、地元サイクルクラブ3UPの人が先導してくれることになった。

スタートの4時もまだかなり暗いが、街中なので、特に不安なく走れる。国道299号に出たあとは、先頭3人(サイクルクラブ3UPの人、TTRの人、私)が交代で引いていく。結構なハイペースで、サイクルクラブ3UPの人から「4時はやはり速いですね~」とのコメントがあったほど。ハイペースではあるが、ほぼ全員がつながって走っている模様。

山伏峠への上りに入ると列がバラける。どんどん前へ走って行ってしまう人あり、遅れていく人あり。 峠はひとりで越えた格好になった。

そのあと、がんがん飛ばしていくが前に追いつかない。みんな飛ばしてるなぁ~。

下った先の信号で追いつき、6~7人の集団の最後尾につく。ここでも、なぜか、前3人のローテーション(^^;) まあ、後ろ3人はスタート後にずっと引いてた3人なので許してね。

コンビニ休憩をしている3時半スタートらしき人々を抜きつつ、志賀坂峠へ。佐久穂までの最後となるコンビニで先頭4人ほどが補給へ。このコンビニにはAttack! 299参加らしきローディーがたくさん休憩していた。一瞬休憩も考えたけれど、補給食はバックポケットにたくさん入れて走っているし、水も上野村のエイドまでもちそうなので、私は補給せずに走ることに。結局、後ろ3人の小グループでそのまま走りつづける。

志賀坂峠に向けてなんとなく上りっぽくなってきたあたりでひとりがちぎれ、長身の人とふたり旅に。つづら折りの上りでは3時半発や3時発の人たちを何人もパス。

志賀坂峠を越えて上野村のエイドまで、長身の人とふたり旅だった。

上野村のエイドについたのはスタートから3時間半ほどたったときだった。距離95km、獲得標高1400mほどを約3時間半で走れるのなら、ツール・ド・おきなわの市民100kmも4時間強でなんとか完走できるかも。

■上野村のエイド

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上野村のエイドでは、コーラ×3杯、水×2杯、トマトなどをいただく。2本とも空になっていたボトルも作りなおす。トイレにも行っておいた。

上野村のエイドを出たあと、すぐ、299号から左にわかれて矢弓沢林道へ。林道は、うわさどおりかなりの勾配で10%超が続く。私はと言えば、前半で足を使いすぎたのか、150~180Wと出力があがらなくなってきた。この出力で14%の勾配だと時速7kmを切るくらいでしか走れず、4時スタートの仲間何人かにパスされる。悔しいけど、無理しても仕方がないのでたんたんと上っていく。

国道299号に戻ってもまだ十石峠に向けた上りが残っている(勾配はゆるくなるけど)。峠が近づくと、平坦やゆるい下りも登場。で、緩い下りのS字カーブにさしかかると……やばい、グレーチングが出っ張ってる! 対向車がいる道の右カーブは道の左側1/4くらいを走るようにしているのだけれど(右に倒れたとき頭が対向車線にはみ出さない)、そのあたりの段差が特に大きく、バイクを傾けたままで越えられる段差ではない。バイクを起こし、抜重して段差を越え……もう一度倒して曲がれるほどの幅はない。急ブレーキ。結局、ガードレールをこするようにストップ。あ~あ、やっちまった。すり傷くらいはあるだろうし、多少の切り傷くらいできちゃったかも。

そう思いながら左手を見ると……指先から血がぼたぼたっとしたたっている。薬指の傷を少し開き気味にしてみると、深い。傷の底に白いものが見えているのは骨かもしれない。ともかく、バイクを降りて止血を……と思ったところで、レーパンがガードレールに引っかかっているのに気づいた。レーパンの裂け目から見える太ももの付け根にも長~い傷が……。チェックすると、こちらは皮1枚ですんでいるようだ。

バイクを草の上に倒して置き、左手の止血にかかる。中指は出血が少なく、ほっておいても止まりそうだと判断し、まずは人差し指。このあたりで、Attack! 299参加者が通りかかる。「大丈夫ですか~?」に「ダメですう(^^;)」と応えると、止まって、止血に使えそうなティッシュや布を差しだしてくれた。ありがとうございますm(._.)m

彼らが去ったあと、そろいのチームジャージを着て走りに来ていた人たちが通りかかる。「大丈夫ですか~?」「ダメですう(^^;)」というやりとりのあと、サポートカーに救急セットがあるからそれでなんとかしましょうとありがたい申し出があった。

このあたりで人差し指の止血は終了。まだ止血していない薬指も血が止まりかけている。考えみれば当たり前で、最初にぼたぼた~っ血が出たのはヒルクライム中で心拍ばくばくだったから。心拍が落ちついてきたら血も止まるというわけだ。

サポートカーを持つあいだにそのグループの人から聞いたところによると、ここは鬼門でオートバイのカウルなんかがよく落ちているのだそうだ。

サポートカーに積んであった水で傷口を洗い、ガーゼをあててもらう。これでそれなりの格好がついた。薬指の傷は深いが指は動くし、自転車はガードレールに触れてもおらず無傷なので、ともかく佐久穂のチェックポイントまで自走することにする。イベント主催者に連絡しようとしたが、携帯は圏外。チェックポイントで申告した方が手っとり早いという判断だ。救急に駆け込むにしても、国道141号まで行かないといけないし。

■ケガをしたカーブ

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このカーブを向こうから、向かって右寄りのところを走ってきて、手前と同じように段差になっているところを通過したわけだ。で、写真右手前のガードレールが切れているあたりに触れてとまった、と。ガードレールが切れているところの拡大写真が(↓)。

■ガードレールが切れているところ

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たぶん、オートバイあたりが同じコースでガードレールに突っ込んだことがあるのだろう。この裂け目がなければ擦り傷くらいですんだはずなんだけど。

ともかく、20kmほど先の佐久穂チェックポイントに向けて走りはじめる。

それでわかったのは、ホントにもうひとのぼりで十石峠だったこと。十石峠のあとは下り基調。ケガしているのでゆっくり走っているつもりなのだけれど、3時発の人を何人か抜いて佐久穂のチェックポイントに到着した。

「4003番さん、到着~」「4003番、ここでリタイヤしま~す。ケガしたので病院へ行きます」というやりとりで、私のAttack! 299は終了。

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