那須高原ロングライド2014参加
土曜日の那須岳ヒルクライムに続き、13日の日曜日は那須高原ロングライド。ヒルクライム100km、チャレンジ70km、エンジョイ50km、ファミリー20kmと分かれている。当然ながらヒルクライム100kmにエントリー。
朝4時半に目覚ましをかけていたのだけれど4時に目が覚めたので起床。あれこれ用意をして5時10分ごろに宿を出発。指定駐車場まで40分くらいかかると言われていたのに、30分くらいで着いてしまった(^^;) 駐車は6時からとなっているのでダメかなぁと思ったら、もう係の人たちが来ていて中に入れてもらえた。その駐車場では、私が3番目の到着だった模様。
自転車の用意をして、まずはコンビニへ行き、虫除けを買う。必要だというアドバイスがあったのに忘れていたのだ。車に戻り、虫除けをかけてからそのあたりを少し走りに行く。最初のほうは傾斜が緩いのでウォーミングアップが必要だとは思わないが時間が余っているので(^^;)
開会式・スタート場所へは6時40分ごろ到着。
■会場もまだ空いていた
会場につく直前、こんな看板が……
■除染工事中だそうで
■食べ物屋さんがオープンしていたので牛串を(^^;)
スタート位置にはヒルクライム100km参加の人たちが自転車を並べていたので私も並ぶ。150番目くらいか。ヒルクライムは700~800人らしいので、まあまあ前のほうである。
■スタート待ちの列
■キクミミさんとなすの鬼おじさん
■取材が入っていた
テレビでも取り上げるのだそうで。それはいいけど、そのための演出に時間を取られていたりして、参加者としてはあんまりいいものではない。「~は撮影のためですから……」みたいな話がいっぱいあるのだ。
■エイド一覧を見やすくして携帯
那須高原ヒルクライムはエイドステーションが多い。コースによって通るエイドと通らないエイドがあるが、全部で14カ所。ヒルクライム100kmコースでは12カ所を通過する。全部に寄ることもないので、提供品一覧が描かれたポケット版を携帯電話と一緒にジップロックへ入れて携帯(ポケット版に提供品一覧があるのは便利)。一応、寄る予定のエイドとパスする予定のエイドを印でわけておいた。
■ヒルクライム100kmコースのスタート
30人ずつくらい1分おきのファジーなウェーブスタート。スタート後は街中だったり細い道だったりして、並んだ列のままたんたんと走る。曇りで天気が心配。実際ぱらっと降ったりもした。
■第1エイドは大混雑
グループで走っているらしい人たちが「第1エイドは混んでいるのでパス!」と声をかけあいながらそのまま走っていく。私は本格的な上りが始まる前のエイドでエネルギーと水分の補給をして、本格的な上りが始まったら(昨日のヒルクライムレースのコースに入ったら)途中のエイドはパスして一番上まで一気にあがろうと考えていたので第1エイドに立ち寄る。水とバナナをもらってさっと出発。ほかも滞在時間が短い人が多い。たぶん、もっと距離が短いコースの人たちが到着すると、ここ、こんなの比べものにならないくらい混雑するんだろうな。
■第2エイドは空いていた
だいぶ抜いてきたからか、ここは空いていた。ここでも水分の補給。食べ物はバナナとトマト。洋風のおまんじゅうはバックポケットへ、ミニワッフルをクチにくわえて再スタート。
第2エイドの少しあと、那須岳ヒルクライムレースのスタート地点を通過。ここからは昨日も走った道である。といっても、今日は上りで力を出し切ってはまずいので、平均200W以下くらいを狙って走る。昨日の10~15%減くらいのイメージ。なお、緩斜面や下りも休まず積極的に踏んでいく。上り途中の第3エイド(マウントジーンズ)と第4エイド(那須岳ヒルクライムのゴール)はパス。一気にトップの第5エイド「峠の茶屋」まで走る。
那須岳ヒルクライムのゴールから上は10%超が多い。昨日も走ったし、今日もずいぶん上ってきたあとなのできついと言えばきついが、意外なほど力が出る。曇っていて寒いくらいなのがいいのかもしれない(ちらほらいる登山客はみんな長袖長ズボン)。昨日はやっぱりオーバーヒート気味だったのかなぁ(←そうだったらいいなという願望半分)。
第4エイド直前でスタート列で私のちょい前に並んでいたオレンジアンカーの人を抜く。昨日もオレンジのアンカーが男女各1台参加していたので同じ人かもと思ったが、尋ねてみたら違っていた。なお、先方も、スタート列で私のバイクが目にとまっていたらしい。オレンジ色の自転車ってあんまり多くないから。
第5エイドに到着すると、先着しているのは10人くらいだった。あと、最後をのぼっている途中、下っていった人がひとり。ここまで上りっぱなしだったし、今日の獲得標高の2/3近くを上ったことになるしで、なんか、もう今日のライドは終わった感じがする。ほかの人たちも似たような感想を漏らしていた。
■第5エイドの「うなぎり」
「うなぎり」というのは「うな」ぎのおに「ぎり」。先日宿で話をした人たちも言っていたが、これはおいしい。
■ほかにも果物やお菓子がたくさん
■曇っていて眺望がきかないのは残念
かなり寒く、ウインドブレーカー1枚を追加したくらいでは、しばらくするとふるえがつきそう。というわけで、体が冷え切る前に再スタート。ここと那須岳ヒルクライムのゴールとは往復になるので、次々に上ってくる人々に挨拶をしながら下る。
那須岳ヒルクライムのゴールだった第4エイドまで下ると……道がわからない。ガードマンに聞いても要領を得ない(←これは仕方ない)。と、サポートライダーの人が気づいてくれた。「道はそのまままっすぐだが、上からサポートライダーが下りてくるのを待って行くほうがいい。ここはサポートライダーの先導で降りることになっている」とのこと。
余談ながら、ここでふとホイールに触れるとかなり熱くなっていた。ここまで強くブレーキをかけつつ10%超の道を下ってきたからだろう。カーボンホイールだったらもっと熱くなっていたのかなぁ。
それではと第4エイドで飲んだり食べたりしつつサポートライダーを待つ。そうだ、ついでにトイレに行っておこう……とトイレに行ってるあいだにサポートライダーが降りていった(^^;) あわてて自転車に戻ると、上から参加者数人が降りてきたのでそのグループについていく。
イベント先頭のあたりを走っている人ばかりでそれなりの力量があるからか、飛ばすというほどではないけどかなりいいペースでくだっていく。70kmコースと合流したあと、第7エイドへ(第6エイドは70kmコース専用)。
■第7エイドのしそジュース
■いなりのおにぎり
■各種野菜
■奥のケーキはバターたっぷりでおいしかった
エイドの提供品一覧で第7エイドにはソフトクリームが描かれていたが、これはステーションではなく別な場所で提供されているらしい。提供品一覧に書かれているので無料なのかなとは思うけれど、もらいに行かなかったのでよくわからない。
このエイドを出てしばらく走ったあと、ふたりを抜き、またひとりを視界にとらえて追いつつ坂をのぼっている最中、3人の列車に抜かれた。いいペースで上っているなぁと思ったら、先頭は那須ブラーゼンのキャプテンだった。これは軽井沢グランフォンドの先頭グループと同じような感じかもと思い、後ろについていく。視界にとらえていた人にもすぐ追いつく。と、その人も後ろに。これで5人列車。それにしてもきつい。220W~300Wくらいで上っていくのだ。もうだめ、ついていけない、ちぎれようと思った直後、峠らしき風景が前に見えた。そこまで力を振り絞ってついていくと、やはり、そのあとは下りだった。
下りに入ってもキャプテンは足を休めず、どんどん踏んでいく。途中エイドをはさみつつではあるけど、そこから20~30km、時速50km近い速度で鬼引き。エイドでキャプテンとスタッフが話しているのを聞いたら、どうも、キャプテンが全体の先頭であるべなのに先に行ってしまっている参加者がいるということらしい(私もそのひとりだったわけだ^^;)。そんなわけで、ひとり逃げを数人の集団が追うという感じで、ふたり吸収。数人の集団で追うっていうのは、ふつう、先頭交代ができるのが利点なのだが、この特急列車は先頭固定のイレギュラー(^^;) プロはさすがに強いと実感。
■黒と黄色のジャージが那須ブラーゼンのキャプテン普久原奨さん
特急列車もエイドには一応止まるがわりと短時間でまたスタートする。のんびりしているとすぐにおいて行かれる。
第8エイドの提供品一覧にそばがあり、ちょっと期待していたのだが、これも提供場所がわからずパス(提供自体があったのかなかったのかもわからない)。そばを探して特急列車に乗り遅れるよりパスしようということで。
■第9エイドできゅうりを食べていたらおいて行かれそうになった(まんじゅう2個をバックポケットにねじ込んであとを追った)
このまま行くと5時間かからずにゴールかと思われたが、最後の10kmあまりはスローダウン。車が多かったり道が細かったりして、他コースの参加者を抜けない場所が多いのだ。広めの道がのぼっていたところなどはがんがん抜いていったが(他コースの参加者から「速い……」という声が漏れていた)。あまり楽しく走れる状態ではないので、そちらはあきらめ、小さい子どもに「がんばってるな!」などと声をかけつつ走っていく。
結局、5時20分ほどでゴール。軽井沢グランフォンドのゴールはスプリントだったが、こちらはゆっくりたんたんとゴール。他コースの参加者がたくさん走っているからだ。
■お昼
ゴール後、宇都宮ブリッツェンのハンバーガーと無料配布のキリンフリーでお昼。ゴール地点でビールを売るのはあんまりだと思うけど(飲んだらすごくおいしいはずなのに、そのあと車か自転車で移動なので飲めない)、ノンアルコールビールの配布っていうのは大歓迎である(^^;)
ヒルクライム100kmコースの完走証配布は14時からとのことで、30分以上、することもなく待たなきゃいけない。5分前くらいに行くと……長蛇の列(--;) しかたがないので列に並ぶ。配布会場入口近くまで進むと、会場から出てきた100kmコースの人が少し前にいた100kmコースの人になにかささやくと、並んでいた人が列から離れて会場へ入っていく。もしかして、列が別ってこと? 私も列を離れて会場に入ってみると、受付場所が一応別になっていて100kmコースにはひとり、ふたりしか並んでいない。なんだよ~。
■完走証と記念品
左側が那須岳ヒルクライム、右側が那須高原ロングライドの参加記念品。那須岳ヒルクライムに完走証のようなものはなかった。
完走証と記念品をしょって車まで戻り、片付けをして東京へ。那須IC近くの那須高原ビールで地ビールを買ったあと(自分用のおみやげ)、那須塩原ICまで下道を走り、林檎庵でアップルパイを購入(←お世話係へのおみやげ)。
完走証配布まで待たされたのとおみやげ購入に時間がかかったのとで遅くなってしまい、渋滞が心配だったのだけれど、東北道は渋滞ほとんどなしで戻ることができた。渋滞表示によると関越道はかなり渋滞していたみたいだけど。東京外環大泉ICを出たあとの下道が混んでいたが、それでもICから家まで1時間強で戻ることができたのでまあまあだろう。
■感想
ヒルクライム100kmという名前のとおり、スタートから35kmほど、獲得標高1200mあまりほぼ上りっぱなし。これだけのぼると、峠の茶屋についたときにかなりの達成感がある。先頭グループのひとたちは、みなさん、同じ感想を持たれていたようだ。
ただ、ここで終わっちゃった感じで、そのあとは下り基調になってしまい(←当たり前)、消化試合的な感じがする。今回は那須ブラーゼンのキャプテンに引いてもらったので楽しく走れたが、ひとりで走っていたら飽きていたかも。
あと、スタート後しばらくとゴール前しぱらくは道が細いところが多くて抜いていきにくい。スタート直後はまだばらけていなくて人が多いし、ゴール前は他コースの参加者がたくさんいる。スタートとゴールの10kmあまりずつ、合計20~25kmは完全な消化試合。
エイドステーションは数も質も充実している。数は、適当にスキップしないとやってられないくらい多い。内容も豊富で、各ステーションで全種類を食べたりしたら、消費カロリーの2倍くらい食べることになりそう。後ろのほうの人にまで物が回るだけあったかどうかはよくわからないが、スキップしないとやってられないほどたくさんのエイドステーションがあるので、たぶん、足りないってことは起きなかっただろうと思う。
また走りたいかと聞かれると、微妙、かなぁ。スタート後とゴール前、合計20~25kmは完全な消化試合だし、最初のぼりきった35km地点から90km地点も消化試合的に感じてしまったので。前半、スタート後のだらだら走りが終わってから一気に上り詰めるところは充実感たっぷりでいいんだけど。まあ、そこに充実感があるだけに消化試合的な部分が出てしまうわけで、難しいところではあるんだろうな。那須高原ロングライド単発だったら別イベントを選ぶだろうな。那須岳ヒルクライムはまた走ってもいいなと思うし、そちらに出たら、翌日、続けてこちらも走るだろうとは思う。
■余談
ちなみに、週明けに体重などを量ってみたら……体重も体脂肪率も大幅に増えていた(--;) ロングライドイベント時の補給、もう少し考えたほうがいいんだろうな。お菓子類が多いし、どうしても食べ過ぎる。あんまりぎりぎりにして、先日の軽井沢グランフォンドみたいにハンガーノックになりかけても困るんだけど。
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