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2014年6月 1日 (日)

Mt.富士ヒルクライム2014参戦

Mt.富士ヒルクライムは、参加者6000人超という超大規模大会。このタイムがあると、ほかの人と比べやすいというか、同じく走った人と話がしやすいということもあり、レファレンス的に走っておくと便利って感じがする。去年の夏に走ったときは、いろいろ荷物を持って92分47秒。レースで真剣に走れば90分は切れるかなという感じだった。なので、今回、目標は80分。申込時の申告タイムも80分としてある。

朝、3時ごろ起床。小さな電球をつけていたからか、夜中、何度も目を覚ました。来年、また、こういう泊まり方をするなら、アイマスクを持っていこう。混む前にトイレをすませておく。

3時半から朝ご飯。今日は走るので、ご飯も茶碗に軽く1杯食べておく。

4時半すぎに宿を出発。トイレの第2弾を狙って、いったん、道の駅富士吉田へ。会場のトイレは長蛇の列になっているはずだからだ。

天気はとてもいいようだ。朝焼けの光が当たって富士山がとてもきれい。

■道の駅富士吉田から見る朝焼けの富士

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道の駅富士吉田もMt.富士ヒルクライム2014の参加者がたくさんいてトイレも混んでいたが、待ちはせいぜい3~4人。このくらいなら許容範囲だ。

駐車場着は5時10分ごろ。ちょうど荷物預けに一番近いところだった。ラッキーかも。

■駐車場所

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荷物を預け、3本ローラーでアップをする。15分か20分くらい、140Wくらいで軽く回す感じ。こちらの3本ローラーだと負荷装置がないので、このくらいしかできない。それでも、体は一通りに温まったし、やらないよりずっといいはずだ。ローラーの途中で昨日の夕食に出たバナナ1本とウイダーインバー1本。

6時すぎにスタート待機場所へ行くと……自転車が3列にずらっと並べられていて一番後ろという感じのところになってしまった。「この時間で一番後ろだと、このあと来る人はどうするんだ?」と疑問には思えど、とりあえず、そこに並べて、エグゼクティブサービス用待機エリアへ。椅子に座って休んでいたら……日焼け止めを忘れたことに気づいた。駐車場が遠ければあきらめるところだが、車はすぐそこなわけで、いったん車に戻り、日焼け止めを塗る。途中、横を通ったトイレは、案の定、長蛇の列になっていた(30~40人?)。エグゼクティブサービスエリアにも専用トイレが三つ用意されていたが、そこも10人以上並んでいた。やっぱ、会場来てからというのはきついよな。

車から戻ってくると、スタート待機場所に並ぶ自転車の列が5列くらいになっていた。やっぱりそうなるか……あんまり前もどうかとは思うが、さすがに一番後ろは避けたい(ちょい速い人が追い抜いて行ってくれると後ろにつけるから^^;)。というわけで、前のほうの開いているところへ自転車を移動。第4ウェーブの500番目から100番目くらいまで前に移動した感じ。

主催者選抜クラスのスタートが7時10分なので、7時には自転車に戻ったが……主催者選抜クラスがスタート準備をするまでゆっくりしていても大丈夫そうだ。人数が多いので、第4ウェーブまで動きが波及するのにかなり時間がかかるからだ。主催者選抜クラスがスタートしたあたりで、昨日もらったグリコのナンバーバナナ1本。これが意外によかった。ほどよいしっとり感で食べやすいし。ソイジョイより一段しっとりしている。補給食に少し使ってみようかな。

第3ウェーブが出るあたりでウインドブレーカーを脱ぎ、ショッツ1本分。ドリンクはスタートまでに1/3本飲んでおく。かなり暖かいので、半袖ジャージの前は最初から半開。下着は、昨日買ったBIOTEX。

7時25分に第4ウェーブがスタート。最初はパレード走行だが、会場を出たあとがすぐに7%強の上りなので、抜いたり抜かれたりがある。私はアップの追加というくらいのつもりで走っているので、基本、抜かれる方。

胎内交差点を曲がった直後に計測開始のラインがある。そこを越えるところでサイコンをスタート。

うーん、料金所までかなりあるなぁ。いや、実は、みんなそうだと思うけど、ふだん、試走するとなれば、料金所でお金を払ったあと、そこからタイムを計るわけで。去年の93分弱というのも、当然、料金所からのタイムなわけで。で、それをもとに今年のタイムを考えているわけで。80分はきついかも……(と、早くも弱気^^;)。

ステムには、スタートから20kmまでの平均速度と予想時間を貼り付けておいた。富士HCは5km単位くらいで見ると20kmまでほぼ同じ斜度なので、これがわかりやすいかなと思ったのだ。データは、75分で走った方がウェブに書かれていたものを元に推測した。

20kmまでの平均速度 推定タイム(分)
19 74.6
18.5 76.3
18 78.1
17.5 80.0
17 82.0

走り方は、先日のセミナーで指摘された「引きあげる瞬間でタイミングを取る」方法を心がける。あとは呼吸法。出力は平均220W強を狙う。

序盤の5kmは斜度がきついところが多いので、あまり無理せずがまん。平均速度も14km台とかが見えたが、あとあと伸びるはずと期待して気にしない。実際、5kmの平均速度は16km台の後半だった。心拍は170台の半ば。私の最大心拍って、去年のデータでは181とか182なわけで、もういっぱいいっぱいに近い。

逆に言えば、16km台の後半にすぎないわけで……ちょっときついかも(--;)

中盤(5~15km)は、斜度がきついところが少ない。全般に飛ばして走れるはずなのだが、イマイチ、スピードがあがりきれない。特に、斜度がきつめになるととたんにスピードが落ちる。出力も落ち気味。斜度が緩くなる瞬間は、「ここでがんばらねば」と思うので220~230Wくらい出るのだけれど、そのあと、斜度がきつくなると200Wを切ることが多い。平均速度も、17.2km/hrくらいまでしかあがらない。82分コースか?

15~20kmには、最大斜度を含む山岳スプリットの区間(19~20km)があるなど、斜度がきついところがところどころ出てくる。結局、20kmでの平均は17km/hrくらい。

補給は、8kmくらいと16kmくらいでショッツ1本分とボトル1/3ずつ。苦しくて食べたり飲んだりする気になれないが、補給しなければかえって苦しくなるので無理やりにでも補給。

最後のほう、傾斜が緩くなったところでは、私よりちょい速い人をうまくつかまえ、付き位置で飛ばしていく。きついけどここでちぎれたらアウトと必死でがんばる。と、前の人が左へ寄った……ローテーションして引けってか? 気持ちはわかるけど、前の風よけがなくなった瞬間、ちぎれそうなんですけど(--;) 結局、近くにいたもう二人が加わり、4人の列車で走ることに。で、3人がローテーションして私は最後尾固定(^^;) だって、脚がいっぱいいっぱいなんだもん。ゴール前の傾斜が急になった瞬間、私ひとりちぎれた。やっぱ、限界いっぱいだったんだ。

最後は、ダンシングとシッティングを数回ずつ切り替えるような感じでなんとか上っていく。ゴールと一緒にサイコンを止めたが、どうも、82分ちょうどくらいのようだ。

■Mt.富士ヒルクライムの記録

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平均速度17.57km/hr、最高速度35.4km/hr、消費カロリー1001kcal、平均ケイデンス87rpm、平均心拍170bpm、最大心拍176bpm、平均パワー204W、最大パワー395W。

公式記録によると、1時間21分57秒873で、56/951(50代男子完走者対比)743/5592(選抜のぞく男子全年齢の完走者対比)だった。50代で最初の1ページに入りたかったけど、そのためにはもうあと1分速くないといけない。とてもじゃないけど無理~。

ゴール後はへろへろ。荷物受け取り場所まで走るのもふらつく始末。荷物受け取り場所で自転車から降り、歩こうとしたらこけそうになった(--;) 限界いっぱいまでがんばれたとも言えるか。

荷物を受け取り、アームカバーとニーウォーマーを身につけ、ウインドブレーカーを着たあと、ゴール脇を通って下りスタート位置へ。

■ゴールの様子

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ある程度の人数ずつ、下っていく。スピードはMAXで60kmくらい出ている(^^;) ヒルクライムレースとしては破格の高速下山。下っていく反対車線は、後ろのほうのクラスが上っていく。そちらを見ると、後ろのほうは大混雑で抜きたくても抜けないようなところがたくさん。そんな話を聞いていたのだが、これを見て納得(4000番台で走るとそこまで詰まることはない)。

■後ろのほうは大混雑でとても抜けない状態

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下山後にチップを回収。

■いい天気で富士山がきれいに見える

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チップ回収後、私は、自転車を車に積み、着替えてしまう。さっさと帰っていく人もいて、私も帰ろうと思ったところで、「完走証のようなものはどうなっているのだろう」と思ったので、チップ回収後の自転車が流れる先へと向かってみた。インフォメーションがあったので聞いてみたところ、完走証は後日ダウンロードとのこと。うどんの無償提供があっていたので1杯もらう。

■下山後のうどん

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うどんのほかは有償だが、食べ物を中心に出店がたくさん出ていた。

■出店がたくさん出ている

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胃がひっくり返っている感じでうどん以外になにか食おうという気にはならなかったが、さくらんぼ農園の出店があったので、佐藤錦と高砂(少し酸味があるという)を1パックずつ購入。

高速に乗る前、スポーツドリンク500mlとお茶600mlを買い、飲みながら東京へ。渋滞もなく、12時半には家に着いていた。ツイッター情報によると、2時すぎには中央高速が渋滞していたらしく、さっさと戻ったのは正解だったようだ。

帰宅後、荷物を整理したり洗濯をしたりしたが、とにかく疲れていてしんどい。

■感想

大規模大会で、大規模ならではのノウハウがよく蓄積されている感じ。人も出店も多く、にぎやかで雰囲気は楽しく、いい感じ。コースは自動車専用道路で路面もかなりよく、走りやすい。後ろのほうは詰まったりするようだが、前のほうで走っているかぎり人は多めでもすり抜けられないことはなく、そういう意味でのストレスもない。いい感じだったと思う。

タイムは目標の80分に届かず82分をようやく切ったくらいだったが……計測開始地点から料金所まで2分くらいかかっているので、そういう意味では、ほぼ目標どおりだとも言える。去年の夏からで10%くらい速くなったはず。シルバーとなる75分まではあと7分。もうあと8.6%。ここから1年でうまくやれば5%くらい速くなるんじゃないかと思うけど……次の1年は2~3%かも。遠いよなぁ。どこかピークでぎりぎりシルバーまで行くか、シルバー直前で加齢による衰えが顕在化して届かずに終わるか、どっちかになりそう。

走りの反省としては……目標としたペダリングと呼吸は、それなりにできた気がする。イマイチだったのは、平坦部分でスピードに乗ったあと、傾斜が急になったとき急激に失速したこと。平坦部を220Wで走っていたのに、傾斜が急になったら160Wまで落ちたりとか、なんか変だった(こんな走りをすると速度ががっくり落ちるので苦しくなる)。ペダリングを変えた副作用、かなぁ。もしそうなら、新しいペダリングが身につけばそれなりに対応できるようになるはずだと思うんだけど。

失敗だったのは、ダンシングをほとんど使わないなど走り方に変化をつけず、ほとんどを同じ感じのシッティングで走ってしまったこと。ハルヒルではそのあたりがうまくできていたと思うんだけど。ペダリングや呼吸法に注意をとられてしまい、ほかに気が回らなかったからだろう(回らなければできないくらいでまだ身についていないということ)。

平均出力がツール・ド・八ヶ岳よりも低いのは、気温が高くてオーバーヒート気味だったから、かなぁ。体感的には、富士のほうがずっときつかったし。それとも、ヤツのときは無駄踏みで出力が高く出ていただけ? いや、それでも、体の疲れ具合としては、出力高いほうがきついはずだよな。やっぱ、気温の違いかな。

ギアは、今回、はじめて、リアのスプロケットを交換してみた。12-30T→12-25T。最大斜度が8%にいかないくらいなので、あまり軽いギアがあっても無駄になると思ったからだ。ギアの選択はまあよかったと思う。インナーローまで使ったが、そこからさらに軽いギアが欲しいとは思わなかったからだ。前はトリプルのままなので、インナーの30Tとミドルの39Tを使っていた。アウターは使っていないので、アウターなしくらいでクランクが組めれば少しだけ軽量化できるわけだが……そこまでやれないし。それより、もっと力をつけなきゃ。

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