グランフォンド軽井沢2014に参加
5月11日の日曜日は、グランフォンド軽井沢に参加。いや~、楽しかった。とにかく抜きまくった。
朝4時半に起床。昨日、スーパーで買っておいた朝飯を食べ、着替えを済ませて、 5時半ごろに宿を出発。夜は相当に冷えたようで、車の窓が凍っていた。
■車の窓が凍っている
会場到着は6時ごろ。結局、昨日受付が出来なかったので、当日受付を済ませた後、自転車の準備をする。服装は、下がハーフのレーパンにニーウォーマー、上は袖無しのアンダーに半袖のジャージ、それとアームウォーマーである。開会式の間は、これにウィンドブレーカーを着ておく。
グランフォンド軽井沢は、出発して割とすぐに上りに入るので、軽くウォーミングアップを済ませてからスタート前のミーティングに参加。そんなことをしていたらかなり後ろの方に並ぶことになってしまった。レースではないので出発の順番はどうでもいいと言えばいいのだが、実は、あまり後ろになりたくはない。スタートしてすぐに白糸ハイランドウェイに入るのだが、そこで蛇行している人がたくさんいると抜くのが大変になりそうだからだ。
■開会式
開会式の間にかなり気温が上がった気がしたので、ずいぶん迷ったが、結局、ニーウォーマーもアームウォーマーも脱いでスタートすることにした。
今回のグランフォンドは、平均時速20km以上で走ることをテーマとする。先日の「高尾から激坂巡り」のとき、なんとなく走ったら、あまりに楽だったのを反省した結果である。去年はとにかくコースを楽しむことを主眼に走ったが、今年は、速度に注意して走ってみようと思う。
7時15分から70人ほどずつのグループで順次スタート。私は7番目のグループの最後尾、 7時33分のスタートだった(500番目くらい?)。スタート後、軽井沢の街中を少し走ったあと、すぐに白糸ハイランドウェイに入る。普段は自転車では入れないこの道を走るのを楽しみに来たのだが、路面は意外なほどに荒れている。勾配は結構急で、自転車を押して上がっている人や蛇行しながら上っている人もいる。ただ、この区間は交通規制が入っているので道幅いっぱいに使える。おかげであまり危ない思いをすることなく抜いていくことができた。
白糸ハイランドウェイを上りきった後、第1エイドがある浅間ハイランドパークへ下る。平均時速20 km以上とすることもあり、下りも下ハンを持って積極的に踏んで行く。走り始めは少し涼しい感じがしたが、気温がさらに上がった気もするので、ウィンドブレーカーはなし。
第1エイドではバナナ1本分と水200ccほどをいただく。カップラーメンも用意されていたが、これはパス(あとで知ったところによると、お湯がぬるくてよくなかったらしい)。仮設のトイレが用意されていたが、かなり長い列がができていたのでこれもパス。後ろの方からスタートすると、エイドが混むのが難点だ。
第1エイドまでの平均スピードは時速20.0キロだった。
ちなみに、今回のグランフォンドは、もらった地図に各エイドでスタンプを貰っていくスタンプラリー方式。
第2エイドまでの区間は遠くの山がよく見えるスポットがある。残雪がきれいだ。
■残雪の残る山々
■バラキ湖畔は桜が咲いていた
上りは第1エイドまでが574m、第2エイドまでが666mあった(Garminによる)。この第2エイドに向けた最後の上り、これがきつかった。 200ワット強で登っていたはずのが、だんだんと落ちて180ワットになり、最後は150ワットまでくらいまで落ちてしまうし、心拍もどんどん落ちていく。体から力が抜けていく感じで、明らかにハンガーノックの症状。第1エイドでの補給が少なすぎたらしい。ここまではほとんど抜くばかりだったが、ここでは、一度抜いた人たちにずいぶんと抜かれた。坂を上りきったところで、持参した補給食のウィダーインバー、ベイクドチョコを1本。ところがこの直後が第2エイドだった(^^;)
第2エイドまでの平均スピードは時速21.2キロだった。
第2エイドにつくと、まだスタンプを押す時間になっていないという。 2階で食事が云々と言われたので、よくわからないが建物に入り、 2階に上がってみる。2階には食堂があってお昼が食べられた。
■メニューはカレーにサラダ、肉団子
ハンガーノック気味なので肉団子をたくさんもらうなどたっぷり食べておく。
食事を終えて、トイレ休憩をし、 下に降りてみるとスタンプのところに行列ができていた。
第2エイドの後はお昼休憩で体が冷えているので、ウィンドブレーカーを着てしばらく下る。この後のアップダウンでは、本調子という感じではないが、出力が180ワット前後まで回復。やはりハンガーノック気味だったらしい。それなりに抜きつつ進んで行く。鳥居峠に向けた上りでは、ちょうど同じくらいのペースの人がいて、傾斜が緩くなるとその人が前に出て引く、傾斜がきつくなると私が前に出て引くという感じでしばらく2人で一緒に走った。
第3エイドも、スタンプを押しはじめる時間よりも早く着いた。バナナ2本分ほどとソーセージの包み揚げのようなもの4本ほどをいただく。水にはレモンが入っていた。
■第3エイドの食べ物
■スタンプを押す時間になると並んでスタンプをもらう
スタンプを押してもらった後、写真などを撮っていたら、先導車が出ていった。そっか~、ここが先頭なので先導車がいるんだ。せっかく先頭に追いついたのなら先導車について走ればよかったと思いつつ、少し遅れて出発。
アップダウンなのであまりたくさん上った気がしないのだが、かなり上ったあと、激坂が登場。インナーローで押している人を抜いていくと「すごいですね~」と声をかけてもらった。はい、すごいんです、ギアが(^^;) なんといっても、ギア比1.0だから。いくら疲れてきているとはいえ、15~16%の勾配で足をつくことはない(20%近いという話もあるが、Garminの表示では15~16%が最大だった)。
激坂のS字を抜けると、第4エイド。
■バナナといなり寿司をいただく
いい加減出発してもいいと思うのになかなかスタートしない。軽井沢グランフォンドの場合、先頭に先導車がいて抜いてはいけないことになっている。ゆっくり休んだあと、スタートの時間になったらしい。
■全体の先頭
先頭が出発した後、少し遅れて私も出発する。走りはじめて思った。一度くらい先導車について走ってみたらよかったかなと。そう思いながら走り始めたのだが、しばらく走るうちに先導車に追いついてしまった。追いついてみると……あまりいいものではない。意外なほどにゆっくりなのだ。とは言え、追いついてしまったのでは仕方がない。集団にくっついて前から35番目あたりで走る。
第4からゴールまでの距離の半分ぐらい行ったあたりからだろうか、時々 、軽いアタックのようなものがかかる。すぐ前の人たちがダンシングで急加速するので私もダンシングで追う。中切れを起こした人をパスしていたら、20番目くらいまで上がった。その状態で、森の中の細い道を走っていく。
最後のほうはしばらく国道を走る。だらだらと上る坂があったりして意外にきつい。信号で先頭グループからちぎれてしまい、後続グループのトップという位置でしばらく走る。ほようやく先頭グループに追いついたと思ったら、時速40キロくらいまでペースがあがる。私のひとり前で中切れしたのだが、気づくのが遅れ、けっこう離れたところから集団を追うはめになった。なんとか追いついたけど、これはきつかった。風の抵抗を受けつつ、集団で楽をしている人たちを追うのだから。
軽井沢の町に入ると信号が増え、信号でちぎれることが多くなる。かなりの数の信号はギリギリで抜けたのだが、最後の最後になってちぎれてしまった。そして最後の最後、ちょっとだけ上る所がある。ここがきつかった。もう足が残っておらず、 3~4人にぶち抜かれる。
結局ゴールしたのは1時43分、25番目というところだろうか。スタートは500番目ぐらいだから、 450人くらいは抜いたことになる。走行時間は、エイドなどでの休憩時間込みで6時間10分。
■完走証とスタンプラリーの地図
■ゴール後はおそば
少しゆっくりしたあと、2時半には会場を出発。軽井沢駅に向かう道は渋滞気味。アウトレットの駐車場に入れず、右往左往する車が多いかららしい。それにしても、こんなにたくさんの人が来るんだ~。びっくり。
10分ほど小諸側に走り、昨日のスーパーに寄ってビールを買ったあと、高速で東京へ。関越は、2~3カ所、渋滞があったが、いずれも5分10分で抜けられた。早めに帰ったおかげだろう。6時前には帰宅。お世話係が風呂を用意していてくれたので、まずは風呂に入り、軽井沢高原ビールを飲みながら夕食。その後、マッサージ椅子に座っていたら、そこでしばらく眠ってしまった(^^;)
■グランフォンド軽井沢の走行記録
区間 | km | 分 | 平均km/hr | 平均W | 上昇m/下降m |
---|---|---|---|---|---|
第1エイドまで | 18.6 | 56 | 20.2 | 164 | 574/230 |
第2エイドまで | 26.5 | 75 | 21.2 | 150 | 666/566 |
第3エイドまで | 27.3 | 58 | 28.3 | 98 | 326/1020 |
第4エイドまで | 23.1 | 66 | 21.0 | 121 | 657/328 |
ゴールまで | 25.6 | 62 | 24.7 | 94 | 236/303 |
■グランフォンド軽井沢の感想
最初にも書いたが、楽しかった。かなり後ろからスタートしたのも、どんどん抜いていくことができてとてもよかった。また、最後に先頭集団で走ったのも、いままでにない経験でなかなかに楽しかった。景色を楽しみながらのんびり走るのもいいが、時々は、こんな感じでスピード重視の走りをしてみるのも面白い。今後は、知り合いと走る時はのんびり、 1人で参加したときにはスピード重視で走ってみよう。
エイドステーションの内容は、しょぼい方だろうか。去年参加したのが、望郷ライン・センチュリーライドも信越五高原も、グランフォンド八ヶ岳も食べ物が充実していたので、それと比べるとグランフォンド軽井沢のほうがしょぼいと言える。出てくるものを一通り食べただけだとハンガーノック気味になるので、グランフォンド軽井沢の場合は補給食を持参したほうがよさそうだ(前述のイベントは、どれも、出てくるものを一通り食べたらハンガーノックになる心配はない)。まあ、グルメフォンドではないのだからこのくらいで十分だとは思うけど。
先導車がいて頭を押さえられるというのは、ちょっと珍しいかも。ほかの参加者の感想では、最初から先頭グループにいるとペースが遅くて不完全燃焼になったりするらしい。今回、私は、たまたま後ろのほうからスタートしたので、そのあたりが気にならず、とても楽しく走れたわけだが。
渡される地図は工夫の余地ありだと思う。せめて高低図はつけてほしいし、コースのどこになにがあるのか(見所的なものや激坂など)も記載してほしい。
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コメント
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(↑)のページで「先頭集団に追いついてしまった」とある部分の写真、最後尾を走っているのは私……。私のすぐ後ろに追いついて来た方のブログだったらしい。
投稿: Buckeye | 2014年5月29日 (木) 12時17分