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2013年10月12日 (土)

グランフォンド八ヶ岳2013本番

10月6日の日曜日はグランフォンド八ヶ岳の本番。

5時少し前に起床。外に出てみると満天の星。やったー、晴れだ。

5時45分ごろ出発。6時すぎに駐車場着。駐車場は清泉寮下の一番近いところだった。もしかして申し込み順に近いところから割り当てているのかも。ちなみに私のゼッケンは1791番。1600名近いグランフォンド参加者のなかで、おそらく、800番目くらいの申し込みなのだろう(あとから申し込んだO氏は私より番号が後ろだったし)。

■駐車場から見た南アルプス

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■富士山もくっきり

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到着が少し遅かったようで、駐車場も奥の方しか空いていない。なるべく入り口近くをと隙間に車を滑り込ませようとしたら、隣の車から見覚えのある人が降りてきた。なんと、信州聖高原グランフォンドで同室だったY氏。Y氏も参加するとは聞いていたが、全部で2000人も3000人も参加するイベントなので会えるとはあまり思っていなかったのだけれど。

自転車の用意をして、スタート待ちの列に並ぶ。ゼッケン関係なしの先着順とのこと。到着が遅かったのでかなり後ろのほうだ。前から3/4くらいかなぁ。

■長蛇の列

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7時に先頭がスタートしてしばらくたったとき、ぐるっと曲がった先に信州聖高原グランフォンドの後泊でご一緒したT氏を発見。おー、知り合いって意外にみつかるものらしい。八ヶ岳高原サイクリングで同じグループだったご夫婦はみあたらないのだけれど……

そうそう、この列、牧場部分に並んでいるわけで……あちこちに牛糞が落ちている。下手するとタイヤや靴にべっとりついてしまうので、要注意だ。

結局、スタートしたのは7時25分。ゼッケン裏にタイム計測用チップが取り付けてあって、一人ひとり、スタートとゴールの時間が計れるようになっているので、スタート時間が大きくずれても所要時間はきちんと計ってくれる。

第1エイドのスパティオ小淵沢までは下り基調だしよく知った道なのでO氏が前で走る。それなりに抜きつつ走っていたら、T氏のグループに追いついた。しばらくおしゃべりしたあと、失礼して先に行く。

スパティオ小淵沢の第1エイドは……混んでいた。かなりの列が長い。大福には惹かれるものがあるが、しっかり朝ご飯を食べてきたのでおにぎりはいらないし、カントリーマアムもどうでもいい。O氏と相談して、第1エイドはパスとする。

そうそう、トイレでまたT氏に会った。

(T氏)
(右脇につけた私のゼッケンを見て)なんか、脇に付けてる人が多いですね
(Buckeye)
一応、右脇につけろって書いてありましたから
(T氏)
……読んでない

ですよね~。ゼッケン見たら背中だと思って説明なんか読まないですよね~。

スパティオ小淵沢でウインドブレーカーとニーウォーマー、アームカバーを外し、半袖のアンダーとジャージ、7分丈のパンツで走る。

走りはじめてしばらくしたら曇ってきた。

■低く垂れ込めた雲

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山が見えないのは残念だけど、ま、このくらいならよかったと思わなきゃいけないのだろう。1日ずれたら雨だったんだから。

第2エイド近くの下りヘアピンにさしかかると……チェーンの外れた自転車を押して道の左端に寄ろうとしている人がいてヒヤリとする。私は気づかなかったのだが、あとでO氏から「あの人、こけたようですね。血が出ていました」と言われた。どうも、スピードを落とさずヘアピンに突っこみ、対向車線をこえて道の反対側まで飛び出したらしい。こわ~。それにしても……どう見てもぐっと曲がっているわけでどうしてスピード落とさないかね。慣れないと難しいのかなぁ。

■第2エイド

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第1エイドで列に並ばず、そのあとも上りを中心にかなり抜いてきたので、第2エイドはわりと空いていた。

■第2エイドはフルーツとチョコ

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ここから第3エイドまではわりと平坦な道。ところどころ、栗のイガが落ちている以外は走りやすい。

今日は連れもいることだしわりとのんびりペースで走るので、走りつつ写真を撮るなどしていた。そんな余裕をかましていたのが、あとでひどいことにつながるとはつゆ知らず……

■ところどころ、栗のイガがまとまって落ちている

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■コスモスが満開

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少し雲が薄くなり日が差してきたと思ったら、富士山が見えた。

■富士山

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みんな、止まって写真を撮ったり、横を見ながら走ったりしている(^^;)

■第3エイド

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■ここはおそばにサラダ、カントリーマアム、エナジーウォーター

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おそばもサラダもなかなかおいしかった。実は、過去に参加した人のブログなどを見ると、ここのおそばとサラダは評判がいいので楽しみにしていたのだ。食べ終わり、トイレもすませてふと見ると、長蛇の列になっていた。

■第3エイド長蛇の列

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第3エイドのあともう少し下ると、今回のコースで標高が最も低い地点を通過する。そのあとは上り基調。連れのO氏と間隔があき気味になる。ゆっくり上るとそれはそれでつらくなるので自分のペースで上ってしまい、エイドステーションで落ち合うということにしたからだ。

ちなみに、今回、配られた地図(携帯用でみんな持ち歩いていた)では、コース図では第3エイドと第4エイドのあいだが最低標高、高低図では第4エイドのちょい先が最低標高となにかおかしい。実走した感じでは高低図がずれているようだ。

■第4エイドのりんごと明野金時芋パイ

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■第4エイド奥からの景色もなかなか

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第4エイドのあとは、いったん下ったあと、最後の長い上りにはいる。下りのあいだ、ちょうど、信州聖高原グランフォンドで同室だったY氏が前を走っていたので、走りながら写真を撮る。

■前を走るY氏

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このあと、カメラをバックポケットをしまおうとしているとき、前のふたりがブレーキをかけ、そのタイミングでちょうど横を追い越そうとした人がいて、思わず、左ブレーキを強くかけてしまった。一瞬後輪がロックして横滑り。まあ、後輪が滑るくらいは、エンジン付きバイクの時代からよくやってきたので特に気にならないんだけど。

増富への道をちょっと下ったあと、コースは第5エイドのおいしい学校へ上っていく。そろそろおいしい学校と思ったあたりで、突然、「ぱーん!」という大きな音。瞬間的にやばいと思い、すぐ停止して下を見ると後輪がぺしゃんこになっている。スピードが出ていなくてよかった~。

脇によけて後輪をくるりと回してみると……指先くらいの面積、ゴムがなくなって大穴が空いている。さっき後輪がロックしたとき、路面とすれて削れてしまったのだろう。うーん、やっぱり走りながらアレコレしちゃいかんな(反省)。

さあ困った。チューブはもちろん持っているが、タイヤまでは持っていない。リタイヤするしかないか……と思ったら、通りかかった参加者の人が「タイヤならありますよ」とリュックから出してくださった。ありがたやm(._.)m

というわけで、タイヤ交換に入ったのだが……いただいたタイヤがPanaracerのブルベエディション。Panaracerはタイヤの付け外しがやりにくいのだ(私がつけていたのもPanaracer Race L Evo)。四苦八苦してなんとかはめたが、チューブが1箇所かんでしまっている。修正しようとするけどうまくいかない。仕方がないので、もう一度タイヤをはずして付け直し……タイヤが最後、はまる直前に「ぷしゅっ」という音が(T_T) 空気を入れてみると、やはりチューブに穴が空いたらしい。タイヤレバーでこじらないとタイヤが入らないのだけれど、そのとき、レバーの角をひっかけたらしい。

チューブはもう1本あるのでもう一度タイヤを外そうとしたあたりでスタッフの方が止まってくれた。「やりましょうか」と言ってくださったのでお願いする。ほんの2~3回しかタイヤ交換をしたことがない私より手慣れた人のほうがいいだろうと思ったのだ。でも、やはり簡単にははまらない。ようやくはまって空気をいれると……やはり膨らまない(--;)

結局、スタッフの方が持っておられた予備チューブを1本使ってなんとか直ったのだけれど……なんだかんだで1時間ほども悪戦苦闘してしまった。ダメになったタイヤは、やはり通りかかって止まってくれたバイクスタッフの方が持って行ってくださった。

ちなみに、悪戦苦闘している様子とか、削れたタイヤとかの写真はない。かなりてんぱっていたのだろう。連れのO氏は、最初に私がタイヤをはめようとしているあたりで追いつき、そのまま横に待機していてくださった。

パンク修理が終わって少し走ると、すぐ第5エイドに到着。

■第5エイドはとうもろこしにパン

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パン、私はかぼちゃとさつまいものパンを選んだが、このほかに、数種類が用意されていた。今回のイベントはチケット制で、一応、チケットと引き替えに1個をもらうことになっているのだが、「これ、1個だけですかね、やっぱり」「え、いいですよ。さし上げますよ」みたいな会話もされていたり。ま、みんながやっちゃうと問題だけど、多少はありでしょう。

今回、ボトルは1本にツール缶という構成にしてみたのだけど、作ってきたドリンクがごくわずかになったので、ここで水をもらってドリンクを作り直す。

第5エイドのあとは、今回のコースで一番の難所と言われる海岸寺の坂。斜度はメーター読みで10%超がちょい出てくる。信越五高原のように12%とか13%が続くということはないので、個人的には特にきついという感じがしない。

海岸寺の坂を上りきったところに中さんが勝手に給水所を開設していたので、止まってご挨拶を。事故でもうすぐ入院すると聞いていたので。「あ、生きてますよ~(^^)」とお元気そうではあった。

■第6エイドはゼリー、塩飴、チョコ

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補給の品はちょっと貧弱だけど、給水があるのはありがたい。

第6エイドから第7エイドの丘の公園はほんのちょっと。こんな近くにエイドを作る必要があるのだろうと思うくらい。たぶん、本来のエイドは第5の次が第7で、第6は海岸寺の坂で疲れた人向けに追加という感じなのだろう。

■第7エイドのきゅうりにバナナ

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第7エイドはきゅうりにバナナ、一口ソフトとなっていたが、実際には、そのほかにカントリーマアム、おにぎり、大福などがあった。たぶん、第1エイドで余った分が回ってきたのだろう。というわけで、第1エイドをパスしたときちょっと残念に思っていた大福をもらっておく。

そうそう、この少し前から、黒い雲が見えて不気味。雨にならなきゃいいんだけど。

■黒い雲

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地図によると、このあと最後の上りが20km。O氏とは、「このあと20kmもあるのかなぁ」「いったん国道に出て大回りするから?」「それにしても20kmもあるかなぁ」という会話をして走りだす。

丘の公園からの上り、5月末の八ヶ岳高原サイクリングでゴール後に車まで戻るとき上り、それなりに大変だった記憶があるのだけれど……あっという間に清里の踏切まで上ってしまった。やはり、ここしばらくでずいぶんと力がついたらしい。そこからいったん国道に出て、学校寮入り口からはちまき道路側に入り……え、もうゴール? 第7エイドから約10km、グランフォンドコース全体で107kmなんですけど(117kmということになっている)。ちなみに獲得標高は2131m。このところきついコースを走ることが多かったので、このくらいだと楽に感じてしまう(^^;)

なんか、最後があっけない幕切れとなった感じもするのだけれど……ま、ともかく、無事ゴール。一時はどうなることかと思ったけれど。タイヤをくださった方に感謝である。あとで記録をみたら、ネットタイム7時間42分だそうだ。パンク修理がなければ7時間弱で平均時速が15kmを少し上回るくらい。ま、そんなもんでしょう。

で、タイヤなのだけれど……PINARELLOのブースに行って、その人の名前を言ってくれと言われていたのでブースに行くと……なんだか話が通じない。なんでもPINARELLOの試乗車を貸しているとのことで、その人がそのブースに来るのは確からしいのだけれど。来られたら連絡をと携帯電話の番号を書き置いておく。

■ゴール後の広場

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その後、同じくゴールしたO氏と抽選会の後半に参加し(なにも当たらず。ま、そんなもんです)、企業ブースを冷やかして歩いてから車へ。

結局、八ヶ岳高原サイクリングのときご一緒したご夫婦とは、最後まで会えずじまい。参加されていたはずなんだけど。

アングーテさんで昨日予約しておいた秋の週末「栗フェア」第2弾、モンブランなどを受けとって東京へ。比較的楽なライドだったことと、O氏がいて話ながら運転していたことから、帰りも眠くなることなく帰京することができた。そうそう、中央高速がかなりの距離渋滞していたので、大月から相模湖まで下道を走ったりはしたけど。

O氏を途中でおろして帰宅。みんなでアングーテさんのモンブランをいただく

■アングーテさんのモンブラン

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■感想

コースはほどほど、かな。いまの私にとっては少々物足りない感じがするけれど、大勢が走るイベントとしてはいい感じなのではないだろうか。私にとっては、走りごたえより、八ヶ岳周辺の景色を眺めつつ気持ちよく走れるコースという感じで、これはこれでいいと思う。

……にしても、チームジャージの団体さんには、ときどきマナーの悪いところがあるらしい。今回も、2グループほど、道幅いっぱいに広がって走る団体が……。そういうものだと気にしないでいるべきなのかねぇ。

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コメント

パンク大変でしたね。
我々夫婦は、後半が心配なので、ずっと前の方に並んでいました。2番手スタートくらいでした。どのエイドも行列にならず、楽でした。(坂はきつかったですが)
ロードバイクに乗っていれば、またどこかでお会いできるでしょうね。

投稿: さいたまのちゃりオヤジ | 2013年10月13日 (日) 07時28分

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