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2013年9月 8日 (日)

文化祭当日(2日目)-その2

お世話係が着くまで、動きがある外装を再チェックしてみた。モノを動かすのは難しいので、挑戦するところは多くない。整理はクラス番号順。

■『始まりの大時計』(2300)

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大きな針が上下する。これだけ大きなものを片持ちで動かすのはけっこう大変。ま、だから初日はちゃんと動かなかったわけだ。2日目は終日、壊れた時計らしい動きを表現していた。

■『超、魅了。』(2400)

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影絵で映し出された人形のウデが上下する。影絵なので材質は軽いモノを使えるので、動かすこと自体はそれほど難しくない。逆に言えば、難しくない形で上手に動かしていると言える。トラブルなく2日間動いたようだ。

■『心技体』(2500)

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写真ではよくわからないのだが、中心にある円い板の両側を上から下へと水がしたたっている。穴をあけたパイプを上に設置し、ポンプで水をくみ上げてしたたらせる構造(拡大図↓)。

■拡大図

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水に青い色がつけてあるが、現場でも落ちている水はほとんど見えず、動きはわからないくらい。ただし、水音はそれなりに聞こえるので、一定の効果は出ていると思う。

■『0号』(3300)

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昨日の記事でも書いたが、スリットの入った外周部がゆっくりと回転する。それに伴い、スリットから見えている絵もちらちらと動いて見える。ちょっと不思議だなと、今回、近寄ってよく見たら、背景の絵はスリットの位置によって異なる形に見えるよう、幅広の線を使って書かれている部分があちこちにあった(拡大図↓)。

■背景の絵の拡大図

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スリットを通した見ると、ずれて描かれた線のどちらかか片方が見える仕組み。これはけっこう秀逸なアイデアだと思う。大昔に使われたぱらぱらアニメーションの技法を応用したって感じか。

これだけ大きな円盤を回転させるのもけっこう難しい。しかも、中心には『0号』と書かれた円盤が固定されている。中空の回転軸が必要となるわけで、かなり難しいと思う。

昨日はしょっちゅう止まっていたが、じっくりメンテしたのか、今日はスムーズに回転し続けていたようだ。

■『少年ラヂオ』(3400)

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外装の左下と右上にある傘が回転する。もともと中心に軸があり、かつ、重量バランスもとれている物体を回すわけで、動力さえそれなりの出力があれば比較的簡単だと思われる。とはいえ、普通の模型用モーターにプラスチックのギアボックスでは厳しいはずで、片方しか回転していないときなどもあった。

■『曲がれ!スプーン』(3500)

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出窓内の小さなモノが動く。

■左側

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左側は、上からつられた木製スプーンがモビールのようにクルクルと回る。模型用モーターで回しているようだ。実現は簡単だと思う。初日に回っていなかったのは、トラブルか完成の遅れか。

■右側

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右側は、ポットからカップへとお茶が注がれ続ける。水はウォーターポンプで回しているようだ。カップ水面を一定に保つため、排水パイプをそこから突き出すなど、うまく処理してあった。

水ポンプは動作も安定しているし、安心して使えると言えるだろう。

■『ひーはー』(3700)

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右上のライフルが真ん中あたりを軸に銃口が上下するように往復回転する。動かしやすいようにだと思うが、紙製の軽いライフルとしてあった。紙なのにそれっぽい雰囲気が出ているのは秀逸。

動きも、ゆっくりと銃口が下がり、水平くらいまで来るとぱっと上にあがるというもので、銃を撃ったときの動きがうまく表現されていた。上からゴムかなにかでつっておいて、下向きの力は回転の一部範囲だけ引っかかるようにした構造を回すことで実現しているものと思われる。

まんなかの「ひーはー」と書かれたところに埋め込まれたLEDも光る位置が変化するものを使っている。自分でプログラミングするとなると大変だが、この手の物は完成品が売られているのでそれを使っているのだと思う。「電圧をかけるだけで光が動くものが構成材料として売られている」という知識の勝利。

■『五線紙の上のジェーン』(3800)

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ここは点灯するボックスを切り替える形で動きを生みだしていた。物理的に動いているわけではないが、光があっちからこっちへと動いているように感じる。

すぱっとつく感じから光源はLEDだろう。わりと明るいので、LED回路まで作ったのならかなり大変だった思われる。100VのLED電球を使う手もあるが、それならそれで、今度は100Vを一定パターンでオン・オフする回路を作らなければならないわけで、それなりに難しいはずだ。

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