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2013年9月 7日 (土)

文化祭当日(1日目)-その3

その2をアップロードした直後、こばっかいが出てきた。モーター回路にちゃんと電圧がかかっていないらしい。だいぶ問題の範囲を狭められたようだ。さて、お世話係とにこばっかいが戻ってきて、一緒にこばっかいのクラス展示に入るころ、いくつちゃんと動いているだろうか。

そうそう、外装の大時計の針が動くようになったとのことで見に行った。針が8時から10時くらいの間をちょっとぎくしゃくしながら往復している。壊れた時計って感じでなかなかいい感じ。耐久性の問題はあるらしいが。さっき話を聞いたとき、「針が重くて……」に「カウンターウェイトをつけたら?」と突っ込んだら、「今朝、そのための重りを持ってきたのにどこかに行ってしまって……」という話だったから、重りがみつかったのだろう。

そのあたりの管理が悪いのはいずこも同じ、か。「直前のどたばた-その3」で書き忘れたのだけれど、うちでも可変抵抗器失踪という大事件があったのだ。

■可変抵抗器失踪事件

寝ているところを起こされ、「お父さん、VR(可変抵抗器)が足りないんだけど……」とこばっかい。「何個足りないんだ?」「4つか5つ」「……そんなに足らないはずないだろう。たくさん買ってきたじゃん。」

よくよく状況を聞いてみると、5個だったか10個だったか買ってきたはずの可変抵抗器(50キロオーム)は実験に使っていた1個しかみあたらず、残りは私の部品箱から別のヤツ(1メガオーム)を拾い出していた。どこかにあるはずと探させるが、一緒に買ったほかのパーツはあるのに可変抵抗器だけみあたらない。ったく、可変抵抗器に足がはえて勝手にどこかに行くわけないんだから、おまえが置いたところにあるはずなんだよ。そういう部品なんて、箱にまとめていれるのが基本じゃん。ロボットのときに何回も教えたじゃん。

そうは言っても、買いに行けないなかで何とかしなければならない。仕方がないので、私のパーツ箱をあさって250キロオームの可変抵抗器を2~3個発掘したほか、親父が残した部品箱(一番新しくて20年前、古いものは50年も前の部品ばかりが入っている)もあさってそれなりのものを探しだした。

と、このあたりまで記事を書いたところでお世話係とにこばっかいが『ひーはー』鑑賞から帰還。3人で2300の『始まりの大時計』へ行く。あれ? 外装の針、また止まってるじゃん(--;) まあ、耐久性に難ありってことだったからなぁ。

列は相変わらず折り返していて、30分ほど待って入場。

■『始まりの大時計』入り口-時計や歯車の小物がかわいい

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受付はちょうどこばっかいだったのだが……そういや、おまえ、どうしてクラT(クラスのTシャツ)着てないんだ? ほかのみんなは同じモノを着てるのに。

入り口入ってすぐのところ(第1ブースと呼んでいるらしい)で、まず、それっぽい設定を吹き込まれる。時間管理会社の新入社員がトラブル対策にかり出される、と。

で、次のブースで光線銃。これがオイルガンで、あたると歯車が直って動き出すという設定らしい。係の子が「ここが壊れているので、ここを狙ってください」と指示する的を狙って撃つ。撃つのだが、直径20mmの的までの距離が意外にあり、ハンドガンではなかなか当たらない。3人でしばらく撃ってようやく当たったという感じ。まあ、このあたり、1発で当たったのでもまったく当たらないのでもおもしろくないので、結果的には悪くない設定だったかも。

第3ブースは宝探し。宝箱があちこちに散っていて、そこになんだかの水晶だかが入ったものが紛れてしまったので探してくれ、と。こばっかいが「宝箱はたくさんあったほうがいい」と電話で話しているのを聞いていたが、こういう形だったんだ。みつけたモノは係の子に手渡す。これ、もともとのアイデアではどこかに置くと光の輪ができるってものを作るはずで、作りかけていたんだけれど、それは未完成に終わったのかもしれない。

第4ブースでは、「みなさんのおかげで世界の時を司る始まりの大時計が直りました。みなさんはもう新人ではなく、りっぱな社員です」とお礼を言われて終了。

感想は……全体のストーリーはなかなかよかったと思う。こばっかいから断片的に聞いたときはなにがなにやらわからなかったのだけれど、こんな感じで体験すると、ようやく全体像が見えた。このあたりは、みんなでケンケンガクガクやった成果だろう。あと、光線銃のところは悪くなかった。あれで的がもういくつか動いていればさらによし、だったけど。宝探しはちょっとちゃちい。もう少し工夫が欲しいところ。

『始まりの大時計』のあとは吹部(すいぶ)。吹奏楽部である。

■吹部

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去年も聞いたけど、元気よく聞き応えがある。先生が指揮するマーチの次はAKB48のメドレー。このとき、一年生が踊るのが恒例らしいが、今年はなにしろAKB48。男の子(2人)もスカート姿である。といっても、ひとりは笑顔でノリノリ。ふだんから踊っているとしか思えない踊りっぷりだ。もうひとりも、きちんと練習してきました、一生懸命やってますって感じで好感が持てる。

■センターの長身がノリノリの男の子

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吹部の演奏を楽しんだあとは外装巡り。いろいろと趣向がこらしてあってなかなかに楽しい。

■『0号』

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まずは、朝一で観てなかなかによかった『0号』。

円い部分、外周のスリットが入っている部分がゆっくりと回っていて、見た目が刻一刻と変化する。そのあたりの工夫も含めてとてもすばらしい。難点は、回転がしょっちゅう止まること。そのたびにちょこちょことなにかしてまた動かすということをくり返していた。おそらく、回転させる動力源のパワーが小さすぎるのだろう。

■『少年ラヂオ』

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次は、ポスターが秀逸だと思った『少年ラヂオ』。外装もポスターと同じ独特の雰囲気でよくできている。動きなど技術的に難度の高いことはしていないが、雰囲気としてはとてもいい。

■『W~ダブル』

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雰囲気がよかったと言えば『W~ダブル』の外装。写真だとよくわからないのだが、木を多用した部分の落ち着きと透過光を使った部分との対比がとてもいいと思った。

初体験となる1年生は外装も貧弱なのが普通だが、『賭取物語』は悪くなかったと思う。写真は取り忘れたけど(^^;)

■『賭取物語』(1100)-9/8写真と説明を追加

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細い竹をうまく使っていい雰囲気を出していた。ほんのりと匂いがするからか、全体の雰囲気がとてもいい。

にこばっかいを連れて物理部と生物部に立ち寄り、5時すぎ、投票などをすませて学校を出る。昇降口から正門に向かっていく途中、『始まりの大時計』の立て看があった。

■『始まりの大時計』立て看

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立て看はほとんどが絵なのだが、ここだけは切り貼りした絵というか、切った厚紙を重ねて奥行きを出す手法と同じような感じのものが薄いベニヤ板で作られている。この程度でも厚みが感じられて目を引く。デザインしたヤツもすごいが、これを作ったヤツもすごい。作ったのは、クラス展示のプロモーションビデオというか、スタッフ紹介ビデオでなんでも作るって書かれていた子だろう。

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