信越五高原ロングライドで泊まった宿-ペンション富夢想野
信越五高原ロングライドのとき泊まったのは、妙高高原のログペンション富夢想野(トムソーヤ)。斑尾高原がスタート・ゴールなのに大会協力宿の中からわざわざ離れた妙高高原側の宿を選んだのは、「ハンドカットのログハウス」という文言が目に付いたから。
■富夢想野
ログが細めなのでマシンカットの丸ログと雰囲気が似ているが、たしかにハンドカットのログハウスである。私が泊まったのは、1階、上の写真で中央あたりに写っている角部屋。
■室内
1階の1室が和室、2階に洋室が4部屋という構成らしい。1階の部屋は、かなり大きなテラスが付属している。
■テラスの様子
全体写真で手前側に傾斜が変わって屋根が伸びているところがテラス。初夏から秋口くらいまでならけっこう気持ちのいい空間になりそうだ。ちなみに、いま、この記事を書いているのもそのテラス。2階の部屋も、小さくはなるがテラスがついている。全体写真で左側に張り出しているのがそれだ。
■ダイニング
ダイニングはこんな感じ。ログ開口部のカットがいかにもハンドカットログって感じだ。壁に飾ってある小物もウッディーなものが多い。そういうのが好きな人がログに惹かれるってことなのだろう。写真左下あたりに写っている本は雑誌の『ウッディライフ』。我が家にも何冊かあるやつがずらりと並んでいた。
ダイニングから玄関ホールにかけては吹き抜けになっている。ログの大屋根までという吹き抜けなので3階分に近い感じ。
■吹き抜け
ご主人としてはどうしても欲しかったのだそうだ。建てるとき、近所の人たちからは「吹き抜けなんてやらなければもう2部屋作れるのに」って言葉が聞かれたが、そんな部屋を作ってもくつろいでもらえないしって考え方とのこと。
アメニティ類は、ペンションなので必要最低限。基本的になんでも持ってくるのが前提だろう。各部屋にバス・トイレがついている分、ペンションとしては破格に設備がいいとも言える。
それにしても……
斑尾高原がスタート・ゴールなのに妙高高原側にも協力宿があるのはなぜなのか不思議だったのだが……去年まではショットガン方式といって、スタート・ゴールが斑尾高原と妙高・赤倉の2カ所だったそうだ。それなら、妙高・赤倉側スタート・ゴールの参加者は妙高高原側に泊まるってことになるだろう。
今年は、一応試験的にってことで、スタート・ゴールが斑尾高原に集約されたらしい。そうなると、妙高高原側に泊まる人はほとんどいないはず。私が泊まった富夢想野も、泊まり客は私ひとりという状態だった。私だって、ハンドカットログだと言われなければ斑尾に泊まっているし。
昨日の信越五高原ロングライド、第2エイドステーションはもろに妙高高原の宿が集まっているあたりで、ステーションには富夢想野ご主人の姿もあったし、そのほかの人たちも大半はそのあたりの旅館の人たちだと思われる。多少なりとも泊まり客が誘致できるから大会のお手伝いもよろしくねってことになっているのだと思っていたのだが、今年のような形式では、妙高高原側の宿にとっては手ばかりかかってメリットがなにもないってことになってしまう。地元の協力が得にくくなると大会も長続きしないと思うんだけどなぁ。
泊まり客がひとりだけだったとか、前夜祭の送迎をしてもらったとかがあり、今回、ご主人からいろいろと話を聞いた。それによると、イベント参加者は350人くらいいるが、前泊せず、日帰りという人がけっこういるらしい。また、協力宿ではなく、安いところを探して泊まる人とかもいたりするらしい。大会の存続ってことを考えたら、なるべく協力宿に泊まったほうがいいと思うんだけどなぁ。
今回、富夢想野には親切にしていただいた。ひとりだけじゃ手ばかりかかってあんまり儲けにならないと思うんだけど、前夜祭の送り迎えとかまでしてもらってしまった(2往復で2時間かかる)。
2日目の夕食では、川魚と野菜を炭火で焼いたものが出た(1日目は前夜祭があったので夕食なし)。ダイニングテーブルは中央だけ天板が外れていろりのようになるのだ。野菜は自家製らしい。自家製といえば、朝食に出たジャムもそうだろう。グルメな人がどう思うかは知らないが、1品1品、一手間かけてある感じで、どれもおいしかった。
来年以降、また参加することがあった場合、ショットガン方式復活で妙高・赤倉側スタート・ゴールだったらまたここだなって感じ。斑尾スタート・ゴールだったらどうしようかなぁ。スタート・ゴールに近いっていうのは、それだけで大きなメリットなので悩ましいところかも。前夜祭の往復、当日朝の準備など、遠いと、なにかミスしたとき取り返しがつかないので。
さて、もう少しゆっくりしたら東京に戻ろう。せっかくここまで来ているのだから、湯田中か須坂から渋峠に行くなんてのもいいのだけれど、それではなんのために後泊したのだかわからなくなる。たくさん走ったあと、ひとりでず~っと高速を運転したら居眠りしそうだ、事故を起こすより一晩寝てから帰ったほうがいいってことで後泊したわけで、きついコースを走るのは本末転倒だろう。
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