東京ヒルクライムNARIKIステージ本番
朝5時起床。少々暑かったからか、9月頭の病原性大腸菌による下痢から体が回復しきれていないので不安だからか、夜中に何回も目を覚ました。まったく寝れていないと感じるほど。実際には、ちょこちょこと寝たはずなのだけれど。
起床時の体重64.20kg、体脂肪率12.9%。天気予報は朝9時が晴れで25℃、湿度60%。
実走が久しぶりなもので、ボトルが見当たらないとかいろいろ想定外のことがあったが、早めに起きたのが効を奏して予定どおり6時半ちょい前には車で出発。7時40分くらいに駐車場に到着し、8時ごろには大会本部に向けて自転車で出発。まずは受付をすます。
■受付
■参加賞
ゼッケンと計測タグしか頭になかったのだけれど、そっか、参加賞とかチラシとかもあるのか……次回はバッグの類いを持ってくるべきだな。A4サイズのチラシにTシャツやゼッケンを揃え、縦に二つ折りにするような感じでバッグポケットにねじ込んだらなんとか入ったので事なきを得たけど、冷やっとしてしまった。
駐車場から大会本部までは下り5kmくらいだったので、ウォーミングアップをかねて車まで戻り、ゼッケンの用意などをする。登りはじめたあたりではスタートの準備ができていて、横には大会横断幕があった。
■スタート準備
■大会横断幕
8時半ごろ車に戻る。簡易トイレがひとり分だけ用意されていたので、まずはトイレをすませる。ゼッケンを背中につけ、計測タグを前輪フォークにつけたのだが……スポークまで一緒に止めてしまった(--;) ほかの参加者からニッパーを借りられたのでよかったが、これまた冷や汗である。
最初に大会本部まで下るときはウインドブレーカーを着たが、意外に暖かいので、レース時にはウインドブレーカーを持たないことにする。アンダーなしのサイクルジャージ1枚で過ごすことになるが、ゴール後、寒いことはないだろうと思えるくらいだった。荷物預かりはあるが、ゴール地点に運んでくれるものではないし。
9時から9時半まで、駐車場とスタート地点を往復してウォーミングアップの続きをするが、なんだか体が重い。このあたりは傾斜がゆるいのに軽く走れる感じがしないのだ。2カ月前に試走したとき38分22秒だったので、今回は35分くらいを狙いたいと思っていたのだけれど無理かも。心拍だけ見ながらできるだけ走るしかないようだ。
9時40分ごろ、ウェーブごとに並べとの指示があった。私は第2ウェーブの10番目くらいに並んだ。NARIKIステージは後半が10%前後ときついが、前半は2~3%と傾斜がゆるい。傾斜がゆるいところは集団に引っぱってもらったほうがいいだろうと思ったからだ。
スタートのちょっと前にエナジーショット2袋分と水分を補給。ボトルはちょうど空になった。走る時間がせいぜい40分なので、途中で水を飲む必要はないはずだ。列に並んだときは80台だった心拍が、出走時間が近づくと100を超えていた。やはり心配で緊張しているようだ。
10時2分にスタート。クリートもきれいにはまり、第2ウェーブの先頭集団についていく。スピードは時速35km~40km。どう考えてもオーバーペースのはずなのだが、2列くらいの集団で走っているせいか意外に楽。とにかく、ついていける間はついていくことにする。心拍は165前後で安定するかと思ったら、スタート5分もたたずに170台に突入。後半ばてるかも……
集団内では、できればセンターライン寄りを走ったほうがいいようだ。左端に入ると後ろから抜いていく人たちの後ろにつけないことがある。自分的には余裕があってついていきたくても、右側に人がいて身動きがとれないのだ。
12分あまりで後半の傾斜がきついところに入る。心拍は175前後をうろうろ。ウォーミングアップでは体が重く感じたが、こうして走りはじめるとそれなりに動いているようでペースダウンの必要性は感じない。きついのはきついのだけれど。
それにしても……スピードセンサーの調子が悪いようで速度がゼロと表示されたりする。NARIKIステージの後半は残り距離があちこちに書かれているのだが、それとサイクルコンピューターの積算距離との計算があわない。走行距離の積算もおかしくなっているようだ(後輪の回転を検知するところがおかしくなっているのだから当たり前か)。
後半の後半に入るとさすがにきつくなってきた。今回、なるべくブラケットを持って走ろうとおもっていたのだけれど、呼吸が苦しくなってハンドル上部を持たざるをえない。「下痢から回復しきれていないんだし、仕方ないよ」とペースダウンの誘惑が聞こえてくる。誘惑に耳を傾けないように、残り距離を頭のなかでくり返して登っていく。「もうちょっと、もうちょっと、あとxxキロ……」
ゴールが見えたとき、ラストスパートする余裕はなかった。あとで記録を見ると心拍は180弱。私にとっては上限ぎりぎりで余裕がないと感じたはずだ。ゴール後、計測チップを外してもらうのだが、足を付いたらそのままこけるのではないかと心配になったほど。時間は34分ちょいか(サイクルコンピューターを止め忘れた)。
あとで発表された速報によると、私のタイムは34分7秒だったらしい。あきらめていた目標の35分を大きく上回り、34分に近いタイム。できすぎだと言えるだろう。
■東京ヒルクライムNARIKIステージ本番
NARIKIステージの場合、コースが狭いので、全員がゴールするまでゴール奥で待たなければならない。用意されていたグレープフルーツに塩をつけつつ、何切れかいただく。水もくり返しおかわり。全身、シャワーを浴びたように汗をかいていたので。
全員がゴールしたあと、5km地点の表彰式会場までゆっくり下る。道が狭いので、ほとんど追い越しなしでみんながゆっくり下っていく。ほかの人たちはそのまま表彰式会場へ吸い込まれていったが、私は車までカメラを取りにいく。表彰式会場に到着すると、豚汁をもらう列ができていたので私も後ろに並ぶ。
■豚汁をもらう参加者
12時半から表彰式。総合1位~6位と年代別1位~3位が表彰対象である。
■表彰台がすてき
50代は1位が27分0秒、3位で31分44秒。いや、みなさん、速いわ。
表彰式後、速報版が張り出された。
■結果速報
たぶん300人以上が走って総合120位、年代別(50代)5位。あらら、すごいじゃん。
今回は、たぶん、前半で集団に引っぱってもらったことが効いたのではないかと思う。10%超の傾斜が出てくる場所までの時間が試走時15.5分→本番12分とかなり縮んでいるので。
表彰式後、名栗渓谷から正丸峠のほうへ走りに行こうかと思っていたのだけれど、体がどうにもだるいのであきらめて帰ることにする。ま、それだけレース時に全力が出せたということなのだろう。
最終結果では総合121位、年代別(50代)5位となっていた。東京ヒルクライムシリーズは6月1日のHINOHARAステージが87/151の年代別9/25、7月28日のOKUTAMAステージが190/391の年代別17/43、9月22日のNARIKIステージが121/333の年代別5/25。全体における位置を見てみると0.58→0.49→0.36。出場している人が異なるので単純な比較はできないけど、かなりたくさんの人が出ていることを考えると、それなりに力が付いていると言えるだろう。ちなみに年代別の位置は0.36→0.40→0.2。こちらは人数が少ないのでどうしても揺れてしまうのだと思う。ともかく、まともに自転車に乗りはじめた初年度としては悪くない成績だと言えるだろう。
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