峠特集の『シクロツーリスト Vol.10』

『シクロツーリスト　Vol.10』をゲット。『シクロツーリスト』は、峠特集のVol.2や、林道ツーリング特集のVol.4、街道特集のVol.5と何冊か買っている。今回は2回目の峠特集。前回は峠100選だったが、今回は峠200選と大幅に拡充されているらしい。であれば、買わずばなるまいというわけ。

この『シクロツーリスト』、いままではグラフィック社が発行していたのだけれど、今回のVol.10からはひびき出版というところから出ることになった。グラフィック社で『シクロツーリスト』と『ランドヌール』を担当していた編集の人が独立・起業したということらしい。

個人が作ったばかりの弱小出版社が出すとなると、販路などは大丈夫なのだろうかと心配になるのだけれど（出版業界の端っこで仕事をしているので、取次などの問題も一応はわかっている）、案の定というか、発売当初は取扱店が少ないし自転車屋さん中心だしで、買いたくても買うのが難しい状態だった。

今回、ようやく買えたのは、この8月14日からジュンク堂書店・丸善書店で取り扱いが始まり、そちらの通販が使えるようになったから。

実は発刊直後から書泉グランデが取り扱っており、通販もあることにはなっているのだけれど、オンラインショップで普通に検索してもVol.10は出てこない。「問い合わせれば買えるのでは？」といった意見もウェブでみかけたが、いずれにせよ、商品代金9800円までは送料が東京で450円かかってしまう。電車賃よりは安いのだが、このくらいの電車賃をかけるなら比較的近くにある自転車屋さんに行き、ついでにそのあたりで買い物などをしてくれば……などと思ってしまう（貧乏くさいので^^;）。

書泉グランデ、「シクロツーリスト」ではVol.9までしか出てこないが、「CYCLO TOURIST」でVol.10がヒットするようだ（逆に、「CYCLO TOURIST」だとVol.9まではヒットしない）。出版社が変わったから検索ワードも変えた？　利用者無視のやり方だと思うなぁ。送料無料が9800円からというのも、ね。ここでしか買えない本でないかぎり（そんな本はまずない）、書泉グランデのオンラインショップで買うことはないな。

その点、今回、取り扱いが始まった丸善＆ジュンク堂書店のネットストアなら、送料無料で『シクロツーリスト　Vol.10』が買える。

というわけで、14日に、さっそく注文。注文から2時間もたたずに「出荷しました」メールが届いた。アマゾンより処理が早いじゃん＞丸善＆ジュンク堂書店のネットストア

でも、順調だったのはここまで。14日お昼過ぎに発送されたので15日の午前中に届くだろうと待っていたのだが、佐川急便が配送してくれなかった。16日朝に問い合わせると、「この時期は荷物が多くて配達できなかった。今日中に配送するよう手配するが遅くなるだろう」とのこと。いや、時期的に多いとわかっているなら事前に準備できるでしょうに。で、「ドライバーに連絡させる」というから電話番号を教えたのに電話もこない。もちろん、荷物も来ない。夕方、5時が近づいたのでもう一度督促。「ドライバーに連絡させることになっているのですが……連絡、ありませんか。では、私のほうからドライバーに必ず連絡するよう伝えますので、お待ちください」って、朝にやると言われてできていないことを今やると言われて信じろと？

なお、夕方の督促で、朝一は荷物を持って出てもいなかったことが判明。督促しなかったらいつまでほっぽっておかれたことやら。ネットで見ると、こういうとき、なにもしないと1週間くらい待たされたりするらしい。

結局、届いたのは16日の夜だった。朝も夕方も、「ドライバーから電話させる」という話なのに電話しなかったのはなぜかと聞いたら、「今日中に届けられるかどうかわからない状況だったので電話できなかった」とのこと。そういう話なら話で、ずっと待っている必要もなく、銀行の用事をすませてくるなどもできたのに。翌日から2泊3日で望郷ライン・センチュリーライドに参加するので、その前に受けとっておきたくてずっと待ってしまったじゃないか。

ちなみに、届けに来たのは一番よく来る人とは別の人。メインの人はいつもまともな対応をしてくれる。佐川は担当者による当たり外れが大きいのだ。

そんなわけで手に入れるのに苦労してしまったけれど、内容は充実しており、坂好きならこれは買いだと思う。百名山みたいに、これに載ってる峠を近場から制覇していくっていうのもいいかもしれない。