望郷ライン・センチュリーライド
今日は望郷ライン・センチュリーライド。
予定どおり、持参した目覚ましで4時に起床。エアコンがうるさくて止めたのがよくなかったのか、少し暑くて、眠りは浅めだった。夜中に窓をあけてからはよかった気がする。
沼田市の天気予報は朝6時が晴れで22℃、12~15時も晴れで33℃。暑くなりそうだ。ドリンク2本を用意して自転車にセット。空気圧などもチェックしておく。
5時に食堂に行くと用意ができていた。この感じだと、もう少し前に行っちゃってもOKだったんじゃないかと思う。ご飯かるく3杯+おかずいろいろとたっぷり食べる。昨日、夕食は食べたが朝は食べない人がいるらしく、朝食の用意は5人分しかなかった。イベント対応で朝早くに朝食を出してくれるというのだから、食べていけばいいんじゃないかと思うのだが(というか、私は、早朝食対応となっているところを選んだ)、ロングライドのときはこういう朝食みたいになっていたりするのかもしれない。
5時20分、走り出し。かかっても1時間半だと思うので、スタート時間には間に合うはずだ。結局、1時間かからずについてしまった。走行距離20km、獲得標高355m。
到着時、会場に一番近い駐車場は当然のように満車。昭和IC側のあちこちに駐車場が確保されているのでどこかには止められるのだろうけれど、どこになるかわからないというのも、今回、老神温泉から自走してしまえと思った一因。波乱要因がなくて安心できるので。
望郷ライン・センチュリーライドのロングライドは110km。センチュリーライドのセンチュリーが100を意味するのでセンチュリーだと言えるのかもしれないが、発祥の地アメリカでは100マイル、160kmのロングライドを意味するわけで、110kmというのは短めだと言えるだろう。ただし、獲得標高は2400mとかなり多い。内実はセンチュリーライドではなく山岳系グランフォンドなのだ。
ゼッケン番号で分かれて並び、諸注意などの話を聞く。私がいる300番台には、2次元系ウェアの人やコスプレの人(!)のグループがいた。痛チャリはいなかったけど(参加者のなかには何人かいた)。それにしても、コスプレの人、暑くないのだろうか。熱中症で倒れず走りきれることをお祈りするばかりである。
■2次元系のグループがいた。コスプレの人も(手前左側)
スタート位置に移動。40人ずつくらいにわかれて1分間隔にスタートするファジーなウェーブスタートだった。冒頭写真のように、スタートゲートでは、群馬県のゆるキャラ、ぐんまちゃんがお見送りしていた。おっさんがたくさん集まるイベントにゆるキャラっていうのは、どうかという気がしないでもないのだが。
私のスタートは7時9分。レースではなく、速く走るのがえらいわけでもないので、とにかく、自分のペースで走る。といっても、どうもロングライド系イベントに参加する人たちの中ではペース速めらしく、抜いていくことのほうが多い。谷を渡る橋からはなかなかの景色が見える(あんまりよそ見をしているとあぶない^^;)。
体が温まってきたあたりで第1エイドステーション着。「え、もう休憩?」って思ってしまう距離だが、誘導の人もそっちへと指示するし、周りの人たちもみんなエイドステーションに入っていくので私も入ることにする。エンジョイコースの折り返し点を兼ねているので、傾斜がきつくなる前に設けられているのだろう。
■第1エイドステーション
冷やしトマトに塩をかけて食べたらとてもおいしかった。そのほかにバナナなどもあったが、ここではトマトと水だけにする。
しばらく走ると傾斜がきつくなる。傾斜はきついが距離は短い。この坂を上りきると、望郷ライン・センチュリーライドの最高標高地点だ。快適にダウンヒルをすると、第2エイドステーションに到着。
■第2エイドステーション
ここではりんごジュースが振る舞われた。おいしくてお代わりをしてしまった(^^;) あとは、バナナと梅。バナナや梅はすべてのエイドステーションにあるが、それ以外はエイドステーションごとに提供されるものが違うということなのかもしれない。
ここはショートコースの折り返し点を兼ねている。
第2エイドステーションからもう少し下ったあと、長めの上りをこなしたあと、がぁ~っと下ると第3エイドステーション。
■第3エイドステーション
第3エイドステーションには、冷凍のブルーベリーがあった。
■冷凍のブルーベリー
ブルーベリーは傷みやすいので冷凍して出荷すると聞いている。その冷凍ブルーベリーをそのままってことなのではないだろうか。ともかく、暑いなか、冷凍ブルーベリーがおいしい。これまたお代わり(^^;) あと、バナナと梅ももらう。梅の塩気は脱水・熱中症の予防にいいはずなので。
第3エイドステーションでは飲むヨーグルトも出すらしいが、ロングコースの場合、復路だけとのこと。戻りの楽しみに走るか。
なんか、エイドステーションでなにを食べたか記録になりつつある気がするが、なにせ、みんな走っているので、なんとなく、エイドステーション以外では走り続けてしまうのだ。景色がいいところもあちこちにあったが、止まって写真を撮る雰囲気ではなく。なにせ、1時間に1回より高い頻度でエイドステーションが出てくるので、それ以外で止まる気にならないというか。
ミドルコースはここが折り返しなので、ここから先を走るのはロングコースの人だけ。ここまで42kmなので、もう15kmくらいでロングコースの折り返しに到着する。
そうそう、先に進むほど、エイドステーションが空いていく。それってつまり、先行していた人たちを抜いているってことだろう。第3エイドステーションあたりまで来るとかなりばらけていて、遠くにしか前の人が見えなかったりする。でも、前のほうに見えた人は、しばらくするとだいたい抜いてしまうんだよねぇ。といっても、まあ、前のほうに見えたってことは、もともと私のほうが速いからであって、私より速い人は視界に入ってこないだけなのだと思うけど(^^;)
第3エイドステーションからはだらだらと上ったあと、長めのトンネルを通る。そのあとはかなり急な下りが続く。ダウンヒルは快適だが、ここ、折り返して上るんだよねぇ。トンネル出口あたりでサイクリストひとりとすれ違ったが、彼がぶっちぎりのトップなのでなければ、坂を下りきって第4エイドステーションに着くまで、望郷ライン・センチュリーライド参加者とはすれ違わなかったことになる。
第4エイドステーションの入口で、背中のゼッケンに折り返し点まで行った証明のシールを貼ってもらう。
■証明シール
■第4エイドステーション
第4エイドステーションはカレー。ここまで60km近く(というか、スタート地点までの自走を入れれば80km近く)も走ってそれなりに体が疲れているわけで、大量の固形物を入れるのはどうなのだろう……と、ちょっと迷ったが、物は試しと食べてみることにする。
■カレー
ご飯少なめ、カレー多めで、こういうときにはいい感じ。もうちょい辛いともっといいんだけど(って、注文が多いヤツ)。このあとはきつめの上りになるので、飲み物も多めに補充。
そうそう、第4エイドステーションを出て帰路につこうとしたとき、ママチャリが入ってくるのとすれ違った。高校生くらいの少年で、背中にゼッケンがあったような気がする。ママチャリで110km? ロードバイクでも楽ではないのに?
復路を走り出すと……お腹が重い(--;) めいっぱい体を動かすとやばいことになりそうな感じなので、無理せず軽めのギアでゆっくり上る。トンネル前でコスプレの人とすれ違ったので手を振っておく。いや、よくがんばってるわ。
だらだらと下るあたりは長いダウンヒルで快適。途中、給水所に立ち寄る。この給水所、行きにも一応は寄ったのだけれど、行きも帰りも寄る必要はなかった気がする。
給水所のあと、軽い上りから下ると第3エイドステーションに到着。
■戻りの第3エイドステーション
戻りはお楽しみの飲むヨーグルト。冷凍ブルーベリーももちろんまたもらう。
第3エイドステーションをすぎると、人が増える。ミドルコースの人たちがいるからだ。第3エイドステーションのあとは、勾配が10%という今回のコースで一番勾配がきついと思われる部分。かなりきついので、歩いている人が何人もいる。ぐっと体幹に力をいれてペダルを踏み込んだら、カレーが逆流してきた(--;) やっぱり、あそこで大量の固形物というのはやめておいたほうがよかったのかもしれない。
いったん下ったあと、ゴール後、宿に戻るときに走る薗原湖への分岐を左に見たりしながら、だらだらと坂を上ると第2エイドステーション。往路と同じリンゴジュースのほか、温泉まんじゅうがあったので1個もらう。
■第2エイドステーション
ここから最高標高地点までは長い上り。標高も400mあまり上るので、けっこうきつい。ロングの人はたくさん走ったあとだし、ミドルやショートの人もそれなりに走ったあとなのできついはずだ。ここも、押して歩いている人や、蛇行しながら上っている人など、苦労している人がたくさんいた。私はと言えば、カレーも収まるべきところに収まったようで、わりと快調。たくさん走って疲れているため、心拍があがるほど足が残っていないが、特に問題なく上れる範囲だ。
急勾配で下ったあと、少し走ると第1エイドステーション。またも冷やしトマトに塩をかけていただく。
第1エイドステーションのあとは、だらだらと下ったあと、ちょっと上ってゴール。コース的には楽というか、クールダウンをかねて走れる感じで、設定としてはなかなかにいいと思う。ただ、左車線いっぱいに広がって走っているグループがあちこちいるのには閉口した(ミドルコースなどの人たち)。
ゴールが近づいたあたりでロングライドの人にすっと抜かれたので、そのままついて行く。軽い上りを快適に飛ばして走っていると……左折の表示。ゴール地点ということなのだろう。左折表示のすぐ先に交差点があるので、そちらかなぁと思っていると、直前の人もそっちに走って左折。私も続いて左折。
なんかおかしい。前の人はどんどん先に行ってしまうのだが、その先にゴールがあるとは思えない。止まってガーミンに入れたコースで見てみるが、解像度が低くて微妙な違いはわからない。でも、絶対におかしい。左折表示のところに誘導の人がいたので、そこまで戻ってみよう。
戻ってみると……その人のところで曲がらなければならなかったことが判明(--;)。コース上で左折や直進の表示は交差点など曲がったりするところの少し手前に出ていたので、それと同じように考えてしまったのだが、最後だけは左折表示のある場所で曲がらなければならなかったわけだ。これはちょっとどうかと思う。あとから来た人で止まって尋ねている人もいたりなど、わからない人がそれなりにいる模様。誘導の人も、そこで曲がれとわかるように誘導してくれればいいのに、突っ立ってるだけだし。
ゴール後、完走証をもらう。そっか、完走証、自転車で持って帰らなきゃいけないんだ。それは考えてなかった(^^;) 一瞬悩んだが、丸めて、ゴミ袋として用意していた袋にいれ、背中のポケットへ。これでなんとかなりそうだ。
アンケートをお願いしたいという話があったので、一応、答えておく。アンケートに答えると抽選ができるとのことで、そちらも一応はやってみたがハズレで、小さなうちわかカップラーメンとのこと。カップラーメンは持てないので、小さなうちわをもらっておく(はっきり言っていらないのだが、いらないというのも角が立つような気がしたので)。
商工会などがスイカや冷やしきゅうりを提供していたので、スイカを一切れいただく。みそパンにも興味は引かれたが、これ以上お腹に入らないので(^^;)やめておいた。食数の問題はあるけれど、カレーはこっちで提供した方がいいんじゃないかなぁ。
望郷ライン・センチュリーライドの走行距離112km、獲得標高2460m、所要時間5時間54分(休憩込み)。13時にはゴールしているわけで、これならそのまま東京に戻っても、渋滞は短めですみそうだ。短いとはいえ渋滞すると、眠くなりそうだけど。誰かが一緒に乗っていて話をしていれば大丈夫なんだけどなぁ。
ゴール後、なにかイベントがあるわけではないので、13時半ごろ、老神温泉に向けて走り始める。最初は、みんなが戻ってくる道を逆走するので、たくさんのサイクリストとすれ違った。第1エイドステーションでは、誘導の人があれって顔をしたので、「ゴールして、老神の宿に戻るところです」と叫ぶ。
第1エイドステーションをすぎて少し走ったところで、望郷ライン・センチュリーライドのコースから外れる。といっても、望郷ラインはそちらに続いているのだけれど。コース設定の関係で、ここは望郷ラインと違うところを走るようにしたのだろう。
ここからはずっと下りなので、体を休めつつゆっくり下る。急な下りに入ってしばらくすると、望郷ライン・センチュリーライドの参加者2グループ、5人ほどとすれ違った。たぶん、道を間違えたのだろう。といっても、もうかなり上ってしまったあとで、そこから戻ってコースを上り返すのは大変だと思われる。
戻りのコースは輪組大橋で望郷ラインと分かれるのだが、「望郷ライン。望郷ライン」と思っている人は、「望郷ライン右」の標識で右折しそうだ。もちろん、直進という看板は設置されているわけだが。ここは間違えやすいところなのだから、誘導の人を配置するべきなのではないかと思う。
坂を下りきり、輪組大橋を渡ったところで、望郷ライン・センチュリーライドのコースと合流する。私が走ったときより格段に人の数が増えている。薗原湖への分かれ道に誰かを連れて行ってしまわないように注意しなければ。
分かれ道のあたりはたくさんの人がいたおかけで、私に釣られてコースを間違える人はいなかった。ここからは老神温泉の入口まで基本的に上り。130キロ、3000m近くを上ったあとできついっちゃきついが、意外なほどに体が動く。特に問題なく上りをクリアして、会場から1時間ほどで老神温泉に帰着。
戻りも走行距離20km、獲得標高363mだったので、今日の総走行距離は152km、獲得標高3180mか。よく走ったなぁ。
汗で体中が塩を吹いているので、軽く温泉に入ったあと、ビールを飲みながらブログの記事を書く(←いまここ)。極楽である。ここに家族か仲間がいればもっといいのだけれど、そこまで望むのは贅沢というものだろう。
■望郷ライン・センチュリーライドの感想
コースの設定はとてもいいと思う。ほどよくきつくて。往復というのはコースとしてはおもしろくないかと思ったのだけれど、ロングライドイベントだと前後の人たちとすれ違うのでそれはそれでおもしろい。
誘導も、ほとんどのところでいい感じだった。交通ルールを守ることって話だったが、車が来ていなければ赤信号もどうぞって警察官が通してくれたりしたし。もともと信号なんて数えるほどしかないし、通してもらった赤もあったしで、止まったのは2回? 3回?
今回、エイドステーションに半ば強制的に誘導され、往復とも全エイドステーションに寄った。6時間で7回。1時間弱に1回という感じである。このくらいちょこちょこ休み、補給すると快調(^^;) いや、本なんかにも、1時間に1回は休めとか書いてあるんだけどさ。でも、ひとりで走っていると、ついつい、2時間とか3時間とか走り続けちゃったりして……。今回、持参した補給食はほとんど使わず、エイドステーションのバナナなどで走ったわけで、食べた量(カロリー)が足らないかなぁと心配していたのだけれど、結果としては十分だった。回数が多いから、その分、きちんとカロリーもとれていたということだろう。ひとりで走るときも、もう少し休憩をこまめにいれなきゃいけないな(^^;)
そうそう、ひとりで好き勝手走ると、ロングライド系としてはかなりペースが速いほうらしいというのも、今回、わかったこと。前回参加した八ヶ岳高原サイクリングはグループでペースを合わせて走るというものだったので。ヒルクライムのレースだと真ん中あたりなので、参加する層が違うということなのだろう。
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コメント
検索から失礼します。望郷センチュリーライドで
件のコスプレをしていたモノでございます。
途中何度か押して坂を登りましたが
無事完走しました。ご心配ありがとうございました
投稿: 紅月 | 2013年12月 5日 (木) 20時07分
お~、これはこれは。コメント、ありがとうございます。
暑かったでしょう。でも、きっとまたどこかでやるんですよね。楽しみにしています。
投稿: Buckeye | 2013年12月 5日 (木) 20時24分