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2013年8月29日 (木)

高校文化祭用に光線銃の量産

こばっかいの高校は文化祭が盛んだ。入学から卒業までクラス替えがなく、去年の秋から「翌年はなにをしよう」と相談が始まる。模擬店はなく、1年生と2年生は全クラスがアトラクション的なことをする(3年生は演劇)。

こばっかいのクラスは時間移動だかなんだかがテーマだが、目玉は光線銃によるシューティング。小学生時代に作った光線銃をハンドガンでたくさん作り、シューティングがしたいとこばっかいがクラスに提案し、それが半ば受けいられたのだ。提案時、昔作った光線銃と的を学校に持って行き、「こんな風なものが作れる。これを使ってこんなことをしたい」とプレゼンしたらしい。

というわけで、いま、こばっかいは光線銃の量産を必死になってやっている。予算の関係から7丁が限界とのことだが、逆に言えば7丁も作らなければならないわけだ。しかも、今回、私は基本的に手伝わない。アドバイスはするし、便利が道具があれば出してやるが、作るのはこばっかい(とクラスの友だち)。もう高校生なんだからそのくらいしなきゃ。具体的な作業で私がやったのは回路の決定と基板図の作成くらいかな。

試作段階ではもたもたと時間ばかりがかかり、どうにもならんと思ったが、最近はようやく軌道にのってきた感じがする。

■量産中のハンドガン型光線銃

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■基板製作中のこばっかい

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■できあがった基板

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■一応完成したハンドガン型光線銃(塗装はこれから)

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全体の形はクラスのデザイン担当が考えたもの。ロボットセミナーでもデザイン部門は捨ててかかっていた我が家なので、デザインはできる人に頼むのが原則である。

なお、先日、試作品を持っていったら、「デザインしたとおりに作れるとは思わなかった」と驚かれたそうだ(をひ!>デザイン担当)。デザインどおりではないのだけれど、たしかに雰囲気は出てるわ。

■試作品の内部構造

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費用を少しでも抑えるため、回路はシンプルなパワーオントリガとして、レーザーの連続照射ができるスイッチなどは省略。電池ボックスも使わず、本体に溝を切って両端に金属片を取り付け、単3電池2本を直列に入れるようにしている。電池との接触は、家に転がっていた堅めのスポンジを仕込んでその弾力で確保している。蓋は、側面の板全体。電池交換のときは、片面全体を取り外すわけだ。

銃身は、デザインから外径16mmのステンレスパイプを選択。これは内径が13.5mmと太く、レーザーモジュールが固定できない(モジュールの直径は10mmほどと細い)。なので、家に転がっていた外径13mm、内径10.5mmのステンレスパイプを入れ子にし、その中にレーザーモジュールを固定する形になっている。

その他装飾的な部分は、木を使ってそれっぽくしてある。

今回のハンドガンは昔作ったライフル型光線銃とほぼ同じ造りなのだが、銃身がアルミ(一重)→ステンレス(一部二重)、電池2本が単4→単3となったこと、また、形状が両手持ちのライフルから片手持ちのハンドガンになったことから、わりとずっしりしたいい感触になっている。

中心の板やそれをサンドイッチする板などはクラスの友だちに型紙を渡して切ってもらったらしい。そのためか加工精度や仕上がりの精度がこばっかい製からさらに一段、二段落ちているが、そのあたりはご愛敬だろう。高校生が自作しているのだから。

それにしても……文化祭まであと1週間ちょっと。その段階でようやく銃の量産って、間に合うのか? 的のほうはきちんと試作もできてないだろ? 君がこけたら全体がこけるんだろ?>こばっかい

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