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2013年8月11日 (日)

麦草峠越えで八ヶ岳周回

今日は、昨日に引き続きO氏とロングライド。コースは、『甲信越スポーツサイクリング・コースガイド』にあったのを少々アレンジしたもので、野辺山から八ヶ岳の南側を回り、麦草峠を越えて野辺山に戻ってくる。

■麦草ヒュッテ

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朝ご飯をたっぷり食べ、10時すぎに野辺山駅まで移動。駐車場が空くのをしばらく待ち、10時半ごろに走り出す。国道141号から旧清里有料と快調に下る。旧清里有料は舗装がしましまになっている部分があり、けっこう怖い思いもしたが。

レインボーラインに入ったところから小淵沢まではO氏が前。このあたりはO氏も車でよく走っていて道がわかるからだ。しばらく後ろを走っていると、私が惰性で下っているとき、O氏はペダルを回していることが多いのに気づいた。自転車の性能差がそんなにあるはずもないし、私のほうが体重があるからか?

小淵沢では、道の駅こぶちざわ&スパティオ小淵沢で休憩。トイレや自販機が駐車場の奥のほうというか、我々が自転車を止めたのがスパティオ小淵沢側で道の駅こぶちざわは奥のほうだったというかで、かなり探し回ってしまった。トイレ休憩後、自販機で飲み物を買って自転車に戻る。

O氏の自転車がどうもおかしいということで、いろいろチェックしてみると……後輪のブレーキを引きずっている。ホイールがきちんとはまっていなかったのかもとやり直すが、よくならない。ブレーキ調整を試みたがこれもダメ。どうやらホイール自体がゆがんでいるようだ。

このまま麦草峠越えを含むもう70~80kmを走るのはいろいろ危ないので、O氏はここでリタイヤし、奥さんに車で拾ってもらって野辺山に戻るという。ホイールはたぶん前日からゆがんでいたはず。その状態で昨日のコースを走りきったというのはすごいのだが……。

O氏は野辺山~小淵沢の道案内に苦労していたが、「かまわず行っちゃってください」と言ってもらったので、お言葉に甘えて出発する。

道の駅こぶちざわのあとは、八ヶ岳アウトレット前を通り、エコーラインへ。道はほぼ平坦。昨日も100kmほど走ってかなり上ったので足が少々疲れているが、まあまあ快調に飛ばす。山のように荷物を積んでいるグループやロードのグルーブなど、走りに来ているグループ、いくつかとすれ違う。

天気はとてもいい。よすぎるくらいで暑いのだが(^^;)

■よく晴れていて八ヶ岳がきれいに見える

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それにしても……意外なほどに自販機がない。道の駅こぶちざわで1本飲んだからと、その少し後にあったハッピーステーションを見送ったら、そのあと自販機が出てこない。そうこうしているうちに国道299号メルヘン街道まで来てしまうし、国道299号にも自販機がない。コンビニなんてまったくない。蓼科別荘地に入ったあたりで、左に大きな蕎麦屋、右に腸詰め屋などがある一角があり、蕎麦屋駐車場の奥にようやく自販機を見つけて飲み物を補給。これは正解で、このあと自販機は麦草峠を越えた先まで見つけられなかった。

麦草峠に向けた上りは平均斜度5%で20kmほどの道のり。つづら折りの左カーブで11%などの数字がときどき出てくるが、そこまでの斜面は一瞬で、せいぜいが7~8%のことが多い。とはいえ、昨日の今日で足が疲れているので、かなりの時間をインナーロー、時速10km弱で上ることになった。そんなわけでペースはあがらないが、あまりつらいとは思わず、たんたんと上り続けることができた。

冬期通行止めになるゲートまで来たところ、茅野市千駄刈自然学校というところにソフトクリームの看板が……小淵沢からここまで補給食少なめで来ているので、甘いものを補給しておくのもいいだろうと立ち寄ることにする。

■冬期通行止めゲートと茅野市千駄刈自然学校

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■抹茶ソフト

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不格好なのは、私が自分でやったから。自然学校の体験という位置づけらしく、人生初の体験をしてしまった(^^;)

トイレを借りたあと、水道も借りて顔を洗う。水が冷たくて気持ちいい。ついでにちょっと多めに飲んでおいた。

自然学校のおじさん、おばさんに見送られて麦草峠に向かう最後に上りにはいる。残り1/3というところだろう。

しばらく走ると日向木場展望台というところにさしかかった。標高は1950mくらい。このあたりまで来ると木の高さが若干低くなる感じ。

■日向木場展望台近くの林

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駐車場の上に展望台があったのであがってみた。

■展望台からの眺め

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展望台からもうひと上りすると麦草峠。麦草ヒュッテでAll Freeを買って一休みしていると、山登りをしてきたらしい女性から「自転車で上ってきたんですか? 途中、足をつかずに?」と話しかけられた。だんなさんがもともと自転車選手系の人らしく、いまは自転車屋さんをされているとのこと。そういうだんなさんが組ませてくれる自転車だと低いギア比がなくて上りがつらい、でも、麦草峠にはぜひ上りたい、とのことだった。その方に、自転車といっしょに写真を撮ってもらう。

■麦草ヒュッテ前にて

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ひとりで走っていると自分が入った写真がほとんどなくなってしまうわけで、珍しい写真が撮れた。

この女性からもうひとつ、教えてもらったのが(↓)のピンバッチ。

■麦草峠ピンバッチ

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麦草峠まで自転車できた人に販売ということだそうだ。そう言われたら買わずばなるまい。450円なり。

ウインドブレーカーを着てから、話をした女性にあいさつして下り始める。峠を越えて少しのあたりから路面が濡れている。少し前に雨が降ったらしい。タイヤが巻き上げる水で足が濡れるが、もともとが暑い日なので寒いほどではない。しばらく下ると、小雨が降り始めた。うーむ、まだかなりの距離を走らなければならないのに雨かぁ?と思いつつ、松原湖と八千穂の分岐、レストハウスふるさとまで下り、雨宿りする。

もうひとりいたローディーとしばらく話をしていると、雨が小やみになった。出発前に駐車場奥のトイレに寄ると、トイレの向こうからは佐久・軽井沢方面がよく見えるという。

■佐久方面の景色

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駐車場に戻ると、ついさきほどまでたくさん止まっていた車やバイクがほとんどいなくなっていた。みんな、雨宿りだったのだろうか(車は雨宿り不要だと思うが)。

ふるさとから少し下ったころ、追いついてきた車にクラクションを鳴らされた。振り返ると、どこかで見たような車。あれっと思ったら、運転席にO氏が……どうなってんの? 道ばたに止まって話をすると、せっかくだからどういうコースか車で見に来たとのこと。「路面、濡れてますね。自転車積めますけど、乗ってきます?」「いや~、ここまで来たらもう少しだから走りますよ」

松原湖が近づくあたりで路面も乾き、濡れていた足も乾いた。松原湖をすぎて国道141号に出たところでウインドブレーカーも脱ぎ、最後の一走りにはいる。国道は車が多くていやなんだよなぁと思ったが、国道はほんの少し走っただけだった。灯明の湯に入る道と小川をへだてたところを右折。すぐ前に直登でがぁ~っと上る道が見える。この部分、12%がしばらく続いていた(--;) そのあとも、11%、12%があちこちで出てくるし、直登なので変化も少なく、意外なほどつらい。『甲信越スポーツサイクリング・コースガイド』には「森のなかの農道は交通量が少なく、勾配も緩めなので気持ちよく走れる」と書いてある。交通量は記述どおりだけど、勾配緩めはないと思うなぁ。

ともかく、しばらく走ると、前日走った道と合流し、その直後、天皇皇后来訪記念の碑に到着。時間も遅めなので、止まらず、一気に野辺山駅まで走る(国道141号経由)。

野辺山駅について自転車をしまおうとしていると、隣の車の男性から話しかけられた。自転車に乗る人だそうで、つい先日は友だちが私と逆回りで小淵沢発着、麦草峠経由の八ヶ岳1周をしたらしい。小淵沢発着だと最後が平坦路となり、クールダウンにはちょうどいいだろう。

いや、今日はいろいろな人に話しかけられた一日だった。

そういえば、結局、座って休んだのは麦草ヒュッテだけだったなぁ(^^;)

本日のライド-総走行距離103km、獲得標高2260m、所要時間7時間12分(休憩込み)、消費カロリー2600kcal

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