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2013年7月27日 (土)

頭が折れたボルトの外し方

我が家ではテレビの向きを食卓側・居間側と変えられるよう、ルミナスの金属製ラックにキャスターを付けてテレビ台として使っている。ところが先日、ボルトが折れてキャスターがひとつ取れてしまった。修理は新しいキャスターに交換なのだが、問題は、折れて残っているボルト。へこんだところに沈むような形になっていて、ペンチなどでつかんで回すことができないのだ(ラジオペンチでなんとかならないかやってみたがダメだった)。

それではと持ってきたのがポンチとハンマー。

■ポンチとハンマーで折れたボルトを外す

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ポンチ経由でボルトの接線方向に力を加え、少しずつ回すわけだ。この場合、まず、引っかかりができそうな場所にポンチ先端をあて、1発目は強めに叩いてポンチ先端が引っかかるへこみを作ることが大事。それさえできてしまえば、コンコンと叩くたび、少しずつボルトが回ってくれる。

というわけで、無事、新しいキャスターに交換することができた。ちなみに、ほかにももう2本、ボルトが曲がって折れそうになっていた。このラックは動かすことが多いのでキャスター部分が緩みやすいらしい。今後は定期的な増し締めを忘れないようにしよう。

ちなみに、このボルトが固着していてポンチ経由で打撃力を伝えたくらいでは回らない場合、エキストラクターなどと呼ばれる特殊な工具を使って抜く。エキストラクターというのは、要するに、普通のネジと逆に回すと締まるネジとそのネジ穴を切る工具のセットである。折れたボルトの中央に穴を開けて逆ネジを切り、そこにエキストラクターのネジをねじ込んで回せば、普通のボルトが抜ける方向に回るわけだ。といっても、エキストラクターは知識だけで実物は持っていないのだけど。

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