富士山周回(自転車)
梅雨が明けてめちゃくちゃ暑くなったので、標高高めのところを走ろうと富士山を周回することにした。というか、そのつもりで富士山はとっておいたのだ。
4時起床。起床時の体重66.30kg、体脂肪率12.1%。天気予報は、富士河口湖で朝6時22℃だが9時で早くも28℃。午後には30℃を超える。
軽い朝食を取り、自転車を車に積んで5時に出発。もう少し早くに出たいのだが、このところ生活時間が狂っていてあまり早くに起きられないので仕方がない。
6時半過ぎに道の駅富士吉田着。トイレをすませたあと、着替えて7時に走りだす。
■道の駅富士吉田
まずは裏通りを通って富士スバルラインの入り口へ。できれば富士スバルラインを上ったあと、周回コースに入ろうと思って用意したコースなのだ。入り口近くで所要時間を計算するが……ぎりぎりになりそうである。もう1時間早くに走りだせていれば上ってもいいと思うが、7時走り出しでは、後半に疲れてペースダウンしたりすると帰宅が遅くなりすぎる可能性が出てくる。今日はお世話係が遅番だから朝早くに出られたわけだが、そのかわり、夕方は子どもたちの晩飯が用意できる時間に戻らなければならない。若干足が重い気もするので、時間的な余裕は見込んでおくべきだろう。結局、スバルラインはあきらめて周回コースに入る。
河口湖の向こうあたりで139号に出るが、道の駅なるさわをすぎてすぐ、樹海側に入って国道を外れる。サイクリングガイドなどは139号側が紹介されていたりするが、平らで車が多い139号より樹海のなかを通る道のほうが好きだからだ。
■樹海のなかを通る道
このあたりも鹿がけっこういるらしい。といっても、角を探して樹海をさ迷うのはぞっとしないが。そうそう、この少し先で自衛隊の人たちが山のような装備を背負って樹海に入る道へと入っていくところを見かけた。訓練なのだろう。
樹海のなかの道、前半は上り基調。かなり上ったところに眺望がいいところがあった。
■湖は本栖湖だろうか
下り基調となる後半は、下ハン時速50km/hr強で快調に飛ばす。足が重い気がしたのは、単なるアップ不足だったのかもしれない。
■ハーレーでもよく写真を撮ったスポットにて
■ミルクランドでトイレ休憩&補給
ミルクランドは開場前だったが、会場準備をしている人に頼んでトイレを使わせてもらった。
■奇石博物館
ハーレーでのツーリングでよく通った道なので、ミルクランドや奇石博物館など、知っているランドマークが次々に登場する。
奇石博物館をすぎて少しからは14kmで900mあまりの上りに入る。ここまではスピードも速く、風がよくあたるのでそれなりだったが、上りになってスピードが落ちるととたんに汗が出て、水をかぶったかのようにジャージが水浸しになった。今日は初めて走るコースであり、あんまり無理して遅くなってもまずい。この上りは小休止で3分割して上ることにする。上りきったところで体力に余裕があるなら、富士山スカイラインで5合目まで上ればいいのだし。
変調を感じたのは、2回目の小休止のあと。膝が痛くて力がイマイチ入らない。だましだまし上るが、あきらかに不調。道ばたに座って少し長めの休憩をとってみるが……やはりよくない。というか悪化している。右足にほとんど力が入らず、弱いほうの左足を中心に踏んでいる状態。5合目まで上がるなんてとんでもない。この坂を登り切れるかどうかという感じだ。
5合目への分岐までもう少しとなる西臼塚駐車場でもう一度休憩。ハンガーノックじゃないかと思われるが、糖分を速やかに補給できる飲み物系は自販機のあるところでないと手に入らない。ここの上りは、頂上付近にある水ケ塚駐車場にしか自販機がない。一応、固形物は口にするが、それが体に浸透するにはかなりの時間がかかる。ベンチもないところで長時間休憩するのもなんなので、だましだまし上ることにする。
そうそう、西臼塚駐車場で休憩中、すぐ近くに気配を感じてびっくりしたら、猿がいた。エサでももらえると思ったのだろうか。
■西臼塚駐車場の猿
西臼塚駐車場からピークまで、傾斜は緩いのだが、足に力が入らない。とぼとぼという感じで、ようやくピークを越え、少し下って水ケ塚駐車場へ。
■水ケ塚駐車場(富士山は雲の中だった)
自販機は下界で150円の飲み物が200円。糖分とカフェインの補給を狙ってコーラを買う。ベンチに座ってゆっくり飲んだあと、携帯でKindle本を読んだりして長めの休憩をとる。雷かなにかのような音が聞こえ、降り出したら困るなぁと一瞬思ったが、空を見回してもそれらしい雲が見当たらない。自衛隊の演習で大砲でも撃っている音なのかもしれない。
走りだしてみるとかなり回復した感じ。上り途中で多めに取った固形物の補給と水ケ塚駐車場で飲んだコーラが効いてきたのかもしれない。下っているあいだに完全回復してくれるのを期待しつつ走る。下りきったら、すぐ山中湖に向けた上りが待っているからだ。
ここの下りは比較的まっすぐ(御殿場側から上ってくると、富士山が正面に見えてなかなかにいい)。そんなわけで……最高時速は70km/hrを超えた(^^;) すぐブレーキでペースダウンし、一瞬だけにしておいたけど。
山中湖への上りに備え、陸上自衛隊滝ヶ原駐屯地向こうの7/11でまた補給。
山中湖への上りは、御殿場から上がってくるトラックがたくさんいてかなり怖い。最初にこちらを下る逆回りのほうがいいのかもとも思ったが、そうすると、最後に車が多い河口湖近辺を走らなければならなくなる。どっちもどっちかもしれない。
山中湖への上りは順調で、途中、サイクリストふたりを抜いた。不調は、やはり軽いハンガーノックだったのだろう。前半、かなり飛ばした分、いつも以上にカロリーを消費してしまった、ということかな。順調とはいえ、暑い中100km近くを走っているわけで、激坂で有名なふじあざみラインを少しだけのぞいてみるなんて無謀なことはできない。おとなしく山中湖に向けて走る。
山中湖畔着は13時半ごろ。さっと戻れば14時ごろには車に戻れるはずで、16時には帰宅の途につくとして余裕は2時間。富士スバルライン往復はやめておいて正解だった。やはり、6時ごろ走り出しでないと難しいかな。いや、ハンガーノックにならなければ7時走り出しでもなんとかなったのかも。
ともかく、あわてて戻らなくていい時間なので、山中湖を回り、忍野をのぞいて行くことにする。
■山中湖畔のサイクリングロードから富士山を望む
高原の湖畔をサイクリングというと気持ちよさそうだが、湿度が高く、爽快とは言いがたい。日陰を下るときはそれなり、だけど。
忍野は自転車を押しながらきれいな水を眺めてきた(写真は撮り忘れた)。
道の駅富士吉田に戻り、おみやげ品を少し買う。河口湖インターまでの道は、思った通り、それなりに混んでいた。たくさん飲んだのに喉が渇いて仕方がないので、途中、900ml入りのスポーツドリンクを買って高速へ。これを飲み終わったあたりで、喉の渇きは一応解消された。
そうそう、朝、飲み残した爽健美茶がホットになっていた。日が当たっていたのだろう。口に入れられないほどではないが、口に入れるとアチっと思うレベル。意外なほどにいける>ホット爽健美茶
本日のライド-総走行距離120km、獲得標高2284m、所要時間7時間54分(休憩込み)、消費カロリー2752kcal、帰宅時の体重64.30kg。
最後のスポーツドリンクまで入れれば全部で5リットルほども飲んだのに、体重は2kg減。この体重減の大部分は水分のはず……って、どんだけ汗かいたんだか。
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