タイヤとローラー台の騒音との関係
自転車にこの3月から本格的に乗りだし、最近は、月間1000キロを超える距離を乗っている。ロードバイクの場合、タイヤの寿命は種類にもよるけど3000~4000キロなどと言われているので、今のペースで走ると年間3~4回、タイヤ交換をすることになる。特にグリップがよくて高いタイヤほど寿命は短いわけで、そんなタイヤを使うともっと交換回数が多くなるかもしれない。
ここで気になるのが実走とローラー台の割合。実走でタイヤが削れてダメになるのは仕方がないというか、そのために履いているタイヤなのだからそれでいい。でも、グリップうんぬんなんて関係ないローラー台でタイヤが削れていくのはもったいない。で、いま、ローラー台の割合は走行距離の半分強。3本ローラーはあまり負荷がかからないのでローラー台によるタイヤの摩耗は半分弱だと思うけど……それでも半分くらいはローラー台で削っている計算になる。
というわけで、ローラー台用に安いホイールを買ってみた(^^;) ロードバイクの入門用完成車によくついているシマノのWH-R501だ。新品で前後揃えても1万円弱。スプロケットは、先日の30T化で余った12-25Tがあるし。
■シマノWH-R501
ローラー台用を別ホイールにすれば、タイヤを限界まで使えるというメリットもある。出先でパンクするのはイヤなので、実走で使うタイヤは早めに交換したい。路面が荒れていたりすると、タイヤにはっきりと削れたすじが入ったりする。タイヤが薄くなっていると、そういうとき、パンクしてしまったりするわけだ。
■実走行でタイヤに入った切れ目
これに対してローラー台なら、タイヤを傷つけるようなことはないし、万が一パンクしてもそれはそれというか、あまり気にならないだろう。使用限界だとはっきりわかるところまで使っても大丈夫なはずだ。あと、タイヤの空気もいままではこまめに抜いていたが、それも入れっぱなしでいいだろう。
そんなこんなでチューブはとにかく安いもの、タイヤは安くて耐久性の高いものをチョイス。グリップうんぬんは考慮の対象外。その結果、タイヤは、VITTORIAのZAFFIROになった。
■VITTORIA ZAFFIRO
これは失敗だった。
ローラー台に乗るとうるさいのだ。ヒューンというような甲高い音がかなり大きく聞こえる。少し負荷を上げて時速40km台にしたりするとキーンに近くなってとてもうるさい。
音が出る可能性があるのは、タイヤとスポークだろう。
タイヤは、もともとついていたBRIDGESTON BICOLOREがスリックなのに対し、今回のVITTORIA ZAFFIROはトレッドパターンが刻まれている。トレッドパターンのところから音が出ているのかもしれない。
スポークは、もともとのホイール、WH-RS80-A-C24は薄いエアロスポークだし本数も少ない。それに対してのWH-R501は普通のスポークが普通の本数組み付けられている。ホイールの空気抵抗はスポークによる部分も大きいと聞いたことがあるが、であれば普通のスポークから音が出たりすることも考えられる。
騒音の原因がスポーク側だったらアウトだが、タイヤ側なら……ということで、WH-RS80-A-C24に付けていたスリックのBICOLOREに付け替えてみた。(WH-RS80-A-C24は、軽量なPanaracerのRACE L EVO2へ換装)
騒音がぴたりと止まった(^^)v
ローラー台のタイヤはスリックのほうが静かでいいのかも。ローラー台についてネットで調べていると、「うるさくて使えない」という人もいれば「静かとは言いがたいが許容範囲」という人もいる。もしかすると、タイヤによる違いで評価が分かれているのかもしれない。
ここで疑問がひとつ。世の中にはローラー台用タイヤというものが存在あり、スリックのものもあるが、なにやら普通とちょっと違うパターンが刻まれているものもある。そういうの、音という面ではどうなんだろう。まあ、固定ローラーで負荷をかけたときスリップしにくく、かつ、削れにくいっていうのを主眼に開発されたタイヤで、3本ローラーで高回転したときの音はあまり気にしていないという可能性もあるとは思うのだけれど。
参考サイト:ワールドサイクル「ローラー台はこう選ぶ」
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