東京ヒルクライムHINOHARAステージ本番
寝たのが遅かったからか初めてのレースで緊張しているのか眠りが浅く、夜中に何度も目を覚ました気がする。何度目かに目が覚めたとき、もしかして目覚ましをかけ忘れたかと不安になって時計を見たら2時45分。3時10分に目覚ましがかかっていることを確認してもう一眠りしようとしたが、結局、2時55分にあきらめて起床。
起床時の体重65.50kg、体脂肪率12.5%。お~、結局、自転車に乗りはじめてからで10kg近くも体重が落ちた状態でヒルクライムってことね。自転車1台+各種装備(服に靴など)に等しいくらいの軽量化を実現したわけだ(^^;)
檜原村の天気予報を確認すると、午前3時、6時、9時とも「晴れ」。やったー。降らない可能性、大だ。
出発の準備をしつつ、朝ご飯第1弾として卵かけご飯を1杯。3時55分ごろ、車が走りだす。
さすがに早朝で道が空いている。五日市街道は、制限時速くらいで走っていると次々に信号が青となって快調(福生のあたりをのぞく。あのあたりはたてつづけに信号に引っかかりいらいらした)。朝ご飯第2弾としてソイジョイ3本を食べつつ車を走らせる。4時55分、檜原村の指定駐車場に到着。
駐車場到着後は、タイヤの空気圧などを確認したり準備体操をしたり。その間に朝ご飯第3弾としてヤマザキ薄皮ピーナッツクリームパンを2個。
預け荷物を持って走りはじめたのが5時25分だった。下は短いサイクルパンツ、上は長袖ジャージにウインドブレーカーという服装。パンク修理キットは最後まで迷ったが(パンクしたらDNFと割り切れば持っていかなくていい)、近くを通る人たちがエアポンプを持っている人が何人も出発したので、私も持って行くことにする。
ゆっくりと体を温めつつ走る。30分ほどで上川乗に到着。と、上川乗交差点の直前、右側にトイレがあり、そこで最終軽量化(^^;)を図っている人たちを発見。トイレはすませておいたほうがいいわけで、私も立ち寄ることにする。と、昨日、服装を聞いたおふたりもそこにいた。男性のほうにご挨拶をして、「降らなくてよかったですね~。今日はがんばりましょう」と励ましていただく。ゼッケンを見ると、第1ウェーブで走る人だった。
ここに集まっている人たちを見ると、パンク修理の用意はしていない人が大半。やっぱり少しでも軽量化しようと、私も、パンク修理キット(エアポンプ、予備チューブ、タイヤレバー)を預け荷物側に移す。あまり寒くないので、ウインドブレーカーも脱いで預け荷物に入れてしまう。
■スタート前の様子
右下隅にちょっと写っている白線がスタート位置。このあと、そこから左車線に第1ウェーブの人たちが集合。我々第2ウェーブは右側車線で待機し、第1ウェーブが出たらすぐに左車線に入って2分後に出発という流れになる。
スタートの位置取りは自由。自信がある人は前、ない人は後ろで適宜やってくれということなのだろう。と言われても、レースイベント初参加の私にはどのあたりにいればいいのかわからない。第2ウェーブのあんまり前に位置して迷惑をかけてもイヤだし、後ろ過ぎてスタート後の下りをゆっくり走らなければならなくなるのもイヤだ。迷った末、第2ウェーブの前から20人目くらいとかなり前方に位置を取る。第1ウェーブが85人だから、全体で100番目くらいの位置。参加総数160人だから、真ん中より少し後ろという感じか。
■横断幕
6時すぎに出発式があり、いろいろと挨拶があったり最終注意があったりした。その途中、6時15分くらいに最後のエネルギーチャージとして、ウイダーインゼリーのエネルギー1本を2回にわけて飲む。ギアも、前インナー、後ろ6速と決めておいたところに変速しておく。ジャージも、袖を外して半袖にする。周りを見回すと、少しでも軽くしようということか、ボトルも半分以下など少なめにしている人が多い。私も、ほぼフルだった650mlのボトルを7分目くらいまで減らすことにした。
6時半に第1ウェーブがスタート。ざざっと第2ウェーブがスタート位置につく。ふとサイクルコンピューターを見ると……さっきまで90くらいに落ちていた心拍が110まで上がっている。うわ、なに、キンチョーしてるわけ?
スタート直前、今日の目標を確認。タイムは60分切り。そのためにはいままでより追い込まなければならないので、心拍はスタートから20分は155前後、そのあと20分は160台前半、最後20分は160台後半とする。
6時32分、笛がなって第2ウェーブがスタート。
最初の上りからちょい下り、次の上りあたりまでで2~3人を抜いて2~3人に抜かれる。ま、悪くない位置取りだったということか……と思いながら心拍を確認すると……うわ、いきなり160台まで跳ね上がってる(--;)
■東京ヒルクライムHINOHARAステージ本番時の心拍
最初から予定大狂いだ。まあ、やっちゃったものは仕方がない。心拍が155前後に落ちつくまでペースを落とすと大きく遅れそうなので、165を超えなければいいことにしよう。
最初の大きな下りでは、もう、前後にかなりばらけて飛ばせる状況になっていた。その次の上りで、二人連れが横を抜いていく。とっさに、これは付いていったほうが得策と判断し、がんばって後ろにつく。心拍記録で5分すぎに170近くまで跳ね上がっている瞬間があるが、そこが上り途中でペースアップして後ろについたところだと思う。そのあとしばらくは3人トレインの3番目という一番おいしいところで走らせてもらう。上りで時速11キロとかのところは後ろについてもあまり意味はないだろうけど、傾斜が緩やかになったり下りになったりで時速が20キロ、30キロ、40キロと上がる部分ではかなり楽ができたはずだ。
心拍は、結局、165前後をうろうろ。前半からここまで追い込んでしまって最後までもつのかとても心配だ。やってみるしかないなぁと思いつつ、ペースを維持して走る。
そうそう、沿道には檜原村の人たちが出て応援をしてくれていた。挨拶する余裕がなくて申し訳ないのだが、やはり、応援してもらうと力が出る気がする(←単純なヤツ)。
それなりの人数を抜いたが、それなりの人数にも抜かれる。スタートの瞬間も多少はずれているわけで、結果はゴールしてみないとわからないわけなのだけれど……ゼッケンの色から第1ウェーブだとわかる人を抜いていくのはやった~という感じ。
それにしても……しんどい。レースで周りを気にしているからか、最初の20分くらいはあっという間だった。でもそのあたりからじわじわときつくなってきた。記録のペースを見るとわかるが、25分から30分くらいにかけては斜度が少しきつく、スピードがあがらない。このあたりから、「う゛ー、諦めて休みたい」という思いが出てくる。それをがまんして、とにかく、ひと足ひと足、ペダルを踏む。
そうそう、真ん中あたりだったかなぁ。なんだかペダルがとても重く、もしかしてバテてきたかとひやっとした瞬間があった。もっとギアを軽くしたいのだけれど、リアのスプロケットは変速レバーが動かないのだ(一番軽いギアに入っている)。やべ~っと思ったら、フロントがミドルのママだった(--;) 最後の2枚分を使っていないわけで、重いはずだ。ひとりで走っているとギアがどこに入っているのか常に気にしているのだけど、レースでは周りに注意を取られ、その前の下りでフロントをミドルにシフトアップしたのを忘れていたらしい。
奥多摩周遊道路に入るあたりから、太鼓の音が聞こえてきた。なんだろうと思ったら、都民の森で応援として太鼓がたたかれていた。
最後、14キロを過ぎたあたりでいったん下りになり、フロントもアウターまでシフトアップ。ラストスパート的にがんがん飛ばす。そして最後の上り、かなりの勢いが付いているので元気なら一気に上がれそうな気がするのだけれど、やっぱりインナーローまで落としてとぼとぼとなった。仕方ないよねぇ。15キロも上ってきたんだから。
ゴールして時計を止める。55分37秒。おー、目標を大幅に上回るタイムだ。
ゴール後、役員の人に計測用チップを外してもらい、下山の用意をしているグループの後ろに付く。バックポケットに入れておいた袖をつけ、長袖にして下山する。
都民の森までが寒かった。うー、きついと思いはじめたころ、閉会式会場である都民の森に到着。
自転車を置いて、まずは豚汁をいただく。
■豚汁、カレー、きゅうり、こんにゃくデザートなどが提供されていた
■昨日に引き続いてヤマメの塩焼きも
汗で塩分が抜けた体にヤマメの塩焼きがおいしい。
おもてなしコーナーの裏手には足湯が用意されていた。
■足湯
足湯に浸かっていると、「マッサージを希望の方はおられませんか~?」との声。足湯の横でマッサージサービスも提供されていたのだ。せっかくなので整理券をもらい、足湯に浸かったままで順番を待つ。
■マッサージ
足湯もマッサージも、とっても気持ちよかった。
マッサージ後、お腹が落ちついてきたので、カレーをもらい、最後はこんにゃくデザートで締める。
■こんにゃくデザート
と、速報版レース結果が出たとのアナウンス。見に行ってみると、公式タイムも55分37秒で、総合順位86位、年齢別順位(50台における順位)8位ということらしい。私としては、目標タイムを大きく上回ったので大満足である。
■結果速報
閉会式前に、檜原太鼓の披露があった。都民の森でなっていた太鼓をたたいていた人たちだろう。
■檜原太鼓
表彰式でびっくりしたのは、副賞の大きさ。上位の分なんか、女性では持ち上げるのが大変なくらい大きな箱なのだ。
■3位までは大きなつづら
■8位までは大きなつづら
■中身は檜原村の特産品詰め合わせ
みんなここから自転車で下るわけで、とても持って帰れる大きさではない。たぶん、自宅まで送ってくれるのだろう。
年代別は1位~3位が表彰。1位の人には副賞があったらしい。
それにしても……表彰式まで残らない人が大半なのにはびっくり。そりゃまあ、自分が表彰されるわけじゃないんだけど、でも、表彰される人は多くの人に祝福してもらったほうがうれしいだろうし、地元の人たちもいろいろと工夫して表彰式や閉会式の準備を進めてきたはずなわけで……。
まあ、寒いっていう問題もあったのかもしれない。結局雨は降らなかったが曇りで日が差さず寒い。長袖ジャージにニーウォーマー、ウインドブレーカーを着こんでも寒いのだ。防寒着がまったくない人には耐えられなかったかもしれない。閉会式で私のすぐ横に座っていた人は薄手のダウンジャケットを着ていた(←これはいいアイデア)。
閉会式では、檜原村の特産品などが当たるじゃんけん大会もあった。前に出た人とじゃんけんをして、勝った人だけが残るというパターンだ。ところが、毎回毎回、1回戦で敗退する。じゃんけん弱すぎ>自分 最後の景品はゆりーとくんぬいぐるみ。ぬいぐるみはいらないなぁと思ったら、1回戦、2回戦と連勝(--;) でも、前に出て、参加者同士のじゃんけんになると一発で負けてしまった。負けた人が席に戻ろうとすると、もうひとつ残っているのでもう1回じゃんけんをしてくれとのこと。で、案の定、連敗。負けた人が席に戻ろうとすると……ひとつ前の景品、サイクルキャップが残っているので、欲しい人はどうぞとのこと。実は、檜原村の特産品かサイクルキャップだったら欲しいなぁと思っていたので、ありがたくいただいてくる。
■サイクルキャップ
今回、かさばるのであずけ荷物に帽子は入れなかったのを後悔していたのだ。サイクルキャップなら小さく折りたためるので、こういう場合に便利だ。どこかで気に入ったものがみつかるまではこれを使おう。
■小さく折りたためる
夜には公式な結果がウェブにアップロードされた。
速報版に間違いがあったらしく、順位がひとつ下がって87位だった。
予定よりも少し早く、10時半くらいに閉会式か終了し、自転車で下山。檜原村役場近くの駐車場からは車で帰宅。
帰宅時の体重65.65kg
なはは、増えてる、増えてる(^^;)
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