八ヶ岳高原サイクリング
26日(日)は八ヶ岳高原サイクリングの本番。といっても、ロングライドイベントとしては朝がゆっくりの出発なので、6時起床、6時半発で清泉寮に向かう。気になる天気は、朝方曇りだったが、清泉寮に向かう途中、晴れ間が見えるようになった。
受付でゼッケンなどをもらい、ゴール後の温泉に必要なものや着替えを預けて(歩きやすいようにスニーカーも預けた)、参加賞にする写真を撮影。一緒に走るチームのメンバーを確認して……と、昨日、前日ランで一緒だったご夫婦が同じCグループだった。
参加者は去年の半分強と少なめだそうだ。安曇野センチュリーライドとかぶったせいらしい。あっちは1600人と大規模なので。
■参加者が清泉寮前に集合
開会式で「実行委員長の挨拶」って……くまぱぱじゃん。あとで聞いたら、「やつねっとの代表ってこともあるし、一応、実行委員長になってます」とのこと。
準備体操をしたあと、70kmのグループから出発する。A、Bが45kmなので、我々Cグループがトップということだ。グループごとの記念撮影をしていよいよ出発。清泉寮からはちまき道路まで短いながらちょっと急な坂道を上る。
坂を上るとどうしてもばらけるので、坂の頂上で全員が揃うのを待って、また、走りだす。そのあともそんな感じで、あちこちで小休止というか、立ち止まって後続を待つというのをくり返す。自転車のロングライドイベントは各自、自由に走る形式が多いらしいが(八ヶ岳高原サイクリング以外はまだ参加したことがないのでよくわからない^^;)、ここはグループ走行という珍しいパターンなので、こういう形になる。走っているときも、平坦なところで時速20km弱とゆっくり目。心拍なんてほとんど2桁のままである。
昨日、坂が上れないと言っていたO氏も、荷物を軽量化した結果、割と楽に上れるようになったらしい。よかった。
■はちまき道路を小淵沢に向けて走る
お天気はベストな感じ。このあたりは、上ったり下ったりだが全体に下り基調なので、ウインドブレーカーを着て走ってちょうどという感じだった。飛ばして走るなら、ウインドブレーカーなしでもいいのかもしれないけど。
途中、運営側写真スタッフとしてくまぱぱが写真を撮っていた。また、その近くでは、若い男性がもうひとり、カメラを据えていた。地元テレビではないかと誰かが言っていたがよくわからない。このふたりは、車で追い越しては写真を撮るらしく、その後も、あちこちで見かけた。
■第一休憩所
第一休憩所は森の駅小淵沢。補給としてクッキーひとつとバナナ半分をいただく。気温もちょうどだし、ゆっくり走っているので水の消費は少ない。ボトルは2本刺してきたけど、1本でよかったみたい。
第一休憩所には木製フレームの自転車が展示してあった。作った人も来ていて話を聞いたところ、フレームは接着直後にプレスをかけ、一晩で曲げるらしい。試乗可とのことで乗ってみたけど、意外なほど軽いし、乗り心地も悪くない。自転車を複数台持てるなら、こんなのが1台あると楽しいかもなぁ。
■木製自転車
第一休憩所のあと、小淵沢に向けて下る途中で富士見高原のほうへ曲がり、そこからあとはアップダウンとなる。なので、第一休憩所でウインドブレーカーを脱いで上も半袖となって走りだした。
富士見高原への道はハーレーでもよく走る気持ちのいい道。自転車だとゆっくりなので、風景がよく見える。車→自動二輪→自転車と、風景との距離が近くなる感じだ。
いつも曲がるエコーラインへの分岐を曲がらず直進し、原村へと入る。もう少しで美濃戸の赤岳登山口というあたりまで高度をあげるが、斜度はゆるく、長い距離を使って少しずつ高度を稼ぐ感じで楽に上れる。美濃戸直前で、第二休憩所の八ヶ岳中央農業実践大学校へとUターン気味に曲がる。このあたりは道が荒れ気味なので、段差部分はハンドルから体重を抜きつつ通過しないとパンクしそうだ。
■第二休憩所
第二休憩所あたりは標高1400mほどで、出発点の清泉寮とほぼ同じくらいになる。第二休憩所でも、クッキーひとつとバナナ半分をいただく。
野辺山の自転車ペンション、シーナック・キャビンのお子さんだと思われる子どもの自転車がパンクしたらしく、ホイール交換をしていた。路面、荒れてたからね。
去年は第二休憩所~第三休憩所(スパティオ小淵沢)のあいだで道に迷った人がいたとのことで、「気をつけてね~」との声に見送られて第二休憩所を出発。
第二休憩所からしばらく下り、八ヶ岳エコーラインに入る。ほぼ平坦で開けており、気持ちよく飛ばせる道。といっても、今回はグループ走行なので、ゆっくり走ったわけだが。
途中、ぐっと下った向こうの短い上りでふらついている人や足を付いている人が見えた。自分たちがさしかかると……勢いで超えられるくらい短いが、たしかに斜度はかなりある。仲間とぶつからないよう気をつけて右側に出たり、前から車が来たのであわてて左に寄ったりしていたもので、サイクルコンピューターの斜度表示はチェックできなかつたけれど。
それにしても……田舎は優しい人が多い。交差点で車1台が10人以上の自転車が通り過ぎるのを待ってくれたりとか。先に行っちゃえばいいというか、それが当然と思うタイミングだったりするのに。
■第三休憩所
第三休憩所のスパティオ小淵沢ではお昼休憩。
■第三休憩所で配られたお昼
お昼はジュースにサンドイッチ、それと蒸しパンがひとつ配られた。蒸しパンは食べてもポケットに入れてもお好きにどうぞとのことだったが、一緒にお昼を食べた人たちは、女性は持ち帰り(サンドイッチさえ残す人もいるくらいなので)、男性は食べてしまうというパターンだった。この蒸しパン、上品な甘さでなかなかにおいしかった。
■グループ写真を撮ってから出発
スパティオ小淵沢からは馬術場脇を通って線路をわたり、リゾナーレ脇からレインボーラインに入ったと思うとすぐ左に入り、あとは小海線の線路に沿って走る感じ。甲斐小泉駅前の平山郁夫シルクロード美術館を通り、甲斐大泉に向けて少しずつ高度を上げていく。
■甲斐小泉から甲斐大泉への上り
この道はパノラマの湯の前に出るので、そこから最終、第四休憩所となる甲斐大泉駅へ。
■第四休憩所では小梅の蜂蜜漬けが出ていた
1時間くらい前にちゃんとお昼を食べたというのに、ここでまた、クッキーひとつにバナナ半分、それから小梅を数個いただく。小梅がとってもおいしかった。
第四休憩所からあと、最後に一上りするとほぼおしまい。どうも、前日に続いて消費カロリーより摂取カロリーのほうが多いんじゃないかという疑惑が……。
第四休憩所のあとは、吐龍の滝に向けてが最後の上りとなる。昔のコースだと小淵沢からほぼ水平にレインボーラインで来たあと、清里に向けて一気に高度を上げるのでけっこうきつかったのだが、今回のコースだと甲斐大泉駅まで少しずつ高度を上げてきているので、残りはそれほど多くない。きつくなってくる前に上り終了。
旧清里有料道路をアンダーパスするところで後続を待つ。と、グループの誰だかがパンクしたとかで、リーダーとふたりだけ後から行く、ほかの人たちはお先にどうぞとの連絡が入る。
ここから清里駅方面はゆるい上り。上りきって、牧場通りとの交差点で、また、グループが揃うのを待つ。ここまでの上りはかなり緩いが、ここしばらくあまり自転車に乗れてなくてバテ気味の人などもいるため、けっこうばらけるのだ。
リーダー不在のため、牧場通りは、ベテランらしい人が先頭で下る(サブリーダーはしんがりだと思われる)。前からベテランらしい人、O氏、私の順番だったのだが、だんだんとスピードが上がって50キロ台まで。で、まあ、このメンツならいいかと、ちょっと踏んでO氏をパスした少しあと、丘の公園アクアリゾート清里への交差点に到着。
丘の公園アクアリゾート清里のゴール地点で温泉の入浴券をもらい、遅れているリーダーらふたりをのぞくグループでゴール写真を撮ってからいったん解散。
この時点で14時。お風呂に入って、15時には閉会式&バーベキュー&お楽しみ会が始まるのだけれど……1時間あるなら車を取りにいけそうな気がする。帰京の中央高速で渋滞が予想されていて少しでも早く出発したほうがいいとも思うし。昨日・今日とご一緒したご夫婦も、旦那さんが車を取りに清泉寮まで上るという。しばらく迷ったが、若干上り足りないこともあり(^^;)、私も上ることに決める。
14分ほどで清泉寮に到着。途中、先行していた旦那さんを追い越したほか、清里駅から清泉寮に向けての上りで自転車を押している高原サイクリング参加者をふたりほど見かけた。我々が牧場通りを下るころに上っていった人もいるし、私が駐車場に着いたとき自転車をしまっている人もいた。なんだかんだで参加者の1割近くが車を取りに上ったんじゃないだろうか。
最終的に、スタートから車に自転車を積むまで、走行距離は71.4km、累積獲得標高1100mあまり、所要時間5時間56分、消費カロリーは1520kcalだった。
自転車を積んで車でゴール地点まで下り、O氏の自転車を積んでから温泉へ。ちょうど同じグループの人たちと一緒になったのだが、同じ市内から来ている人や、職場が我が家から割と近いところにある人がいた。やはり、こちら方面に来やすい人が集まるということだろう。
■バーベキュー
バーベキューはグループごとに2テーブル。このあと運転しなければならない人が多いので飲料は基本的にノンアルコールばかりだが、お肉たっぷりの豪華版だった。この1日全体で見れば、消費より摂取が多いの、確定である。このお肉がまた、油多めでおいしいのだ。ついつい、おかわりをしてしまう(--;)
■実行委員長の挨拶
バーベキューの準備を進めつつ、実行委員長の挨拶など、閉会式の次第が進められていく。
温泉を出たあたりから雲行きがあやしいなぁとは思っていたが、景品の抽選会が始まってしばらくすると大雨になった。
■土砂降り
屋根があるので濡れないのだが、声が聞きとりにくいほど雨音が激しいため、抽選会は中断。といっても、雨がやみそうになく、結局は、大雨の中、再開になったけど。
私とO氏は、ふたりとも、最初のボトルが当たってしまった。景品は基本的に後ろのほうにいい物が出てくるわけで、早く当たるのはいいような悪いような、なのだ。
そして抽選会の最後、特別景品があるとのことで、司会の人とのじゃんけん大会となった。私は1回戦で敗退(T_T)。3回戦が終わったところで残ったのがCグループのふたり(昨日も一緒だったご夫婦の旦那さんとO氏)。このふたりが、特別景品のハートレートモニター(2.5万くらいするものらしい)と宿泊券をかけ、前でじゃんけん。
■O氏が勝った瞬間
O氏は「ロングライドに目覚めた。秋のグランフォンド八ヶ岳も走る」と言っていたので、実は、帰りの車中で「ハートレートモニターは買ったほうがいいかも」と言おうと思っていた。そういう話をする前にゲットしちゃったじゃん(^^)v
解散後は、一路、東京をめざす。中央高速の渋滞は小仏を先頭に35kmで、大月~相模湖の通過に90分との表示。渋滞にはまっているより走ったほうが気持ちいいので、高速道路はいったん降りることにする。
大月から富士山方面へ分岐し、最初の都留で高速を降りて35号線を走る。都留の町中で反対向きに曲がっちゃったり、記憶していた分岐カ所の交差点名が地図と違っていて大回りしたりはしたけれど……。新雛鶴トンネルから先は、先日来、自転車で走った道なので迷う心配は(ほとんど^^;)ない。都留を出てから相模湖まで、信号がほとんどなく、走りっぱなし。
- (O氏)
- 自転車で走ったら気持ちよさそうですね~
- (Buckeye)
- ガイドブックに出ていたのでこないだ走りましたけど、ここ、いいですよ~
- (O氏)
- あ、やっぱり
みたいな会話をしながら、気持ちよく走る。大月~相模湖は、結局、1時間ほどだった。
相模湖からは中央高速に戻る。小仏まで時速30kmくらいでは走れたので、高速としては渋滞だけど、渋滞という気があまりしなかった。そのあとは渋滞もなく、O氏宅に無事到着。
ロングライド後、そのまま運転して帰るのは大丈夫なのだろうかと思っていたが、ライドがのんびりペースだったこともあり、また、運転中に話し相手がいたこともありで、眠くなるなどもなく、安心して走ることができた。
八ヶ岳高原サイクリングの感想:おいしいサイクリングでした(^^;)
いや~、こんなサイクリングをしょっちゅうしていたら太りますね、絶対。でも楽しかった。いつもはひとりでぎんぎんに走ってしまうのだけれど、たまには、こんな感じでゆったりのんびり走るのもいいなぁ。
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コメント
同じグループで走った方のブログを発見。
http://charioyaji.exblog.jp/20567039/
投稿: Buckeye | 2013年5月29日 (水) 12時19分
コメントありがとうございます。
家は、たかねの湯の近くで標高700mくらいのところです。
まだ完成して半年なので、これからです。
いずれは、あちらに住むつもりです。
また、グランフォンドでお会いしましょう!
投稿: Cグループの夫婦 | 2013年5月29日 (水) 20時55分
おお、あのあたりですか。冬の寒さがあまり厳しくありませんし、お店も近くにたくさんありますし、永住するにはよさそうですね。
グランフォンドでお会いできるのを楽しみにしています。
投稿: Buckeye | 2013年5月30日 (木) 10時53分