鹿角探し（2日目）

昨日の生物部ツアーに続き、今日はこばっかいと私のふたりで鹿角を探しに行った。お世話係とにこばっかいは昨日の疲れなどもあり、不参加。お世話係からは、「今日はそのまま東京に戻るのだから、頭骨付きなど絶対に拾ってこないこと」と厳命される。というわけで、ナタは車に置いて入山。

だというのに……私がみつけた1本目というかなんというかは頭骨付きだった(--;)

■私が今年みつけた最初の鹿角

その少し後、こばっかいも古い頭骨付きを発見(--;)

■こばっかいがみつけた頭骨付き

今日もこばっかいはそれなりにみつけるのだが、私のほうはどうも調子が悪い。「まさか今日もぼうずか？」と心配になりはじめたところ、ようやく1本目を拾うことができた。

■1本目

今年の新物だ。このくらいきれいなものが拾えると満足度が高く、まあ、この1本でもいいかと思ったら、そのすぐ近くに2本目が落ちていた。しかも、こちらも新物。

■2本目

実は、この2本、同じ倒木の陰で、5mと離れていないところにあった。

お昼は、セブン―イレブンで買ったおにぎり。GWはセール中で、150円以下は100円、それ以上は150円となっていた。というわけで、ふだんなら買わないだろう高いおにぎりを買ってみた。「うなぎ蒲焼き」（240円）である。

■うなぎ蒲焼きおにぎり

おいしいのはとってもおいしかった。おにぎり1個に240円も出すかって言われると、まあ、そこまで出さなくてもとやっぱり思うけど。

今日はスタートが遅く、かつ、帰京するので午後は早めに下山しなければならない。というわけであまり奥には行けないと思っていたのだが、こばっかいと私のふたりだと歩くのがかなり速くなるらしく、いつも以上に奥まで到達していた。下りに入ったあたりは、気をつけないと滑ってコケそうなほど急斜面だ。

■高度が上がって斜面が急になっている

今日もいつもと違うところを歩いてしまい、いつもよりずっと北側に降りてきてしまった。北側に寄りすぎだったので、最後に南側へと斜面をトラバースしていく。と、3本目の鹿角を発見。

■3本目

根っこのところにコケがついていることからわかるように、少し古い。去年くらいだろうか。

そして、最後の最後になって、こばっかいが頭骨付きを発見。

「あー、頭骨付きかぁ。置いていかなきゃいけないじゃん……って、アレ？　おとーさん、ちょっとコレ見て！」

なにごとかと思ったら、めったにお目にかかれないゴボウ角の頭骨付き。300本あまりも角を拾っている我が家でさえ、ゴボウ角はにこばっかいが拾った1本しかない。臭いをかいでみると、ほとんど臭わないレベル（臭わないわけではない）。

「ゴボウ角なら小さいし、コンビニでビニール袋を買い、全体を包んでしまえば大丈夫なのでは？」ということで、持ち帰ることにする。

車に戻って登山靴から普通の靴に履き替え、ゴボウ角の頭骨付きを後部座席足元に放り込んでコンビニをめざす。しばらく走ったところで失敗に気づく。

(Buckeye)

しまった～。道をまちがえた。

(こばっかい)

え、なんで？

(Buckeye)

こっちだと清里駅前を通るから、お母さんたちと会っちゃう可能性があるじゃん。

(こばっかい)

……それまずい。後ろの席の足元に置いてあるんだから。

(Buckeye)

きづかないふりして通り過ぎるんだろうなぁ。

その少し後、清里駅前を通りかかると……

(こばっかい)

おとーさん、ホントにいた！

(Buckeye)

えぇ？（と思わずお世話係の姿を視野に入れてしまう）

(Buckeye)

まずい、目を合わすな！

(こばっかい)

目、合った気がする(T_T)

(Buckeye)

気づかなかった。な、そうだよな。

(こばっかい)

うん(^^;)

そんなバカな話をしながら国道沿いのセブン―イレブンまで行き、ゴミ袋を購入（ついでに高速で戻る車中のおやつも）。なるべく白いものにしたので、2重、3重にぐるぐる巻きにしたら中になにが入っているのか見えなくもなった。それを後部荷物室の隅に置き、お世話係だと待ち合わせのアン・グーテさんまで移動。車を降りたのは、ちょうど、お世話係とにこばっかいが到着したときだった。

アン・グーテさんでお茶をしたあと、東京へ。須玉で高速に乗るときは11キロの渋滞という表示が出ていたが、6日は夕方にかけて渋滞が解消していくという予報が的中し、結局、渋滞らしい渋滞にはひっかからずに戻ることができた。

夕食は、家の近くにあるお気に入りのラーメン屋さん……と思ったら、定休日だった(^^;)　しかたがないので、少し離れたところのラーメン屋さんまで車で移動。ラーメンを食べ終わったところで、実はゴボウ角の頭骨付きを持って帰って来てるって話を出す。お世話係の目が一瞬とがったが、ゴボウ角ということで許してもらう。